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自民「世襲候補」は2勝3敗か…選挙で断然有利なはずが大逆風が吹くワケ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/296084
2021/10/15 日刊ゲンダイ
長男が比例、本人は引退(河村元官房長官)(C)日刊ゲンダイ
衆院山口3区の自民党公認を林芳正元文科相(60)と争っていた河村建夫元官房長官(78)は結局、政界を引退することになった。その代わりに長男・建一氏(45)が比例代表で出馬する予定だ。
河村氏は選挙地盤を長男に譲ることはできなかったが、引退する議員の多くは、しっかりと親族に地盤を渡している。判明しているだけでも、山口泰明氏、川崎二郎氏、塩崎恭久氏、加藤寛治氏の4人が長男や次男を後継にし、竹本直一氏は娘婿を後継指名している。野党では荒井聡氏が長男に譲っている。
「地盤」「看板」「カバン」を生かせる世襲議員は、選挙では断然有利だ。自民党は2009年、衆院選の政権公約に「3親等以内の公認はしない」と世襲制限を明記しているが、まったく守られていない。
世襲候補は2勝3敗か
世襲候補(C)日刊ゲンダイ
果たして自民党の「世襲候補」5人は勝ち残るのか。意外なことに当選確実なのは塩崎氏、加藤氏の2人だけ。残り3人は野党候補にリードされている。
「埼玉10区の山口晋氏は、最初から特別扱いされています。公認決定後、二階幹事長や世耕参院幹事長、小野寺組織運動本部長など党幹部が総裁室にズラリと顔を揃え、激励している。でも、リードを奪えず野党候補と横一線。公示日(19日)には菅前首相が応援演説に駆けつける予定です。三重2区の川崎秀人氏も、野党候補にリードを許している。大阪15区から立つ竹本の娘婿・加納陽之助氏は、もともと大阪は維新が強いうえ、義父とは名字が違うために苦しい戦いを強いられている。10ポイント近くリードされています」(政界関係者)
かつてと違って、有権者が世襲を嫌っているということもある。政治評論家の有馬晴海氏が言う。
「たしかに世襲議員は、選挙に有利です。長年、選挙区を培養してきた議員からすれば、親族に譲りたいという気持ちも強いでしょう。でも、3回、4回と選挙を重ねると、ふるい落とされる世襲議員も結構います」
橋本龍太郎元首相の息子も落選経験がある。有権者はどう判断するのか。
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