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ワクチン接種では新型コロナウイルス感染爆発を防げない:イソジン吉村・大阪府知事は間違っていなかったかもしれない!(新ベンチャー革命)
http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/401.html
投稿者 赤かぶ 日時 2021 年 10 月 01 日 04:50:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

ワクチン接種では新型コロナウイルス感染爆発を防げない:イソジン吉村・大阪府知事は間違っていなかったかもしれない!
http://blog.livedoor.jp/hisa_yamamot/archives/11552836.html
新ベンチャー革命2021年9月29日 No.2793


1.最近、新型コロナの新規感染者が全国規模で急減しているのはなぜ?

 東京オリパラが終わった今、日本における新型コロナウイルスの新規感染者が急減しています。この傾向は、東京のみならず、全国規模で起きている現象です。

 なぜ、第5波が収束したのか、専門家も国民に納得できる説明ができていません。

 そんな中で、注目されるのが、“エラーカタストロフ”仮説です(注1)。

 この現象は、最近、東大の児玉先生が唱えているものです。

 要するに、新型コロナウイルスは変異が早い反面、自壊も起きやすいようです。

 いずれにしても、新型コロナウイルスにおけるエラーカタストロフ現象の存在は、十分、納得できます。

2.ワクチンの普及度にかかわらず、新型コロナの感染爆発は繰り返されるのではないか

 これまで、危険を承知で、国民の多くは、ワクチン接種を積極的に行ってきて、菅総理が自慢するとおり、日本の接種率は、米国を追い抜きそうです。

 にもかかわらず、世間では、第6波の襲来が懸念されています。

 本件、本ブログでもすでに取り上げています(注2)。

 新型コロナワクチン接種でもっとも進んでいるのは、イスラエルですが、ワクチン普及度と無関係に、イスラエルでは最近、何度目かの、感染爆発が起きています(注3)。そして、この9月に起きている直近の波は、ワクチン接種率の高さをあざ笑うかのように、過去最大規模です。

 ワクチン先行国・イスラエルにおけるこの現象は、いくらワクチン接種を行っても、感染爆発を完全阻止することはできない現実を証明しています。

3.新型コロナ予防には、ワクチン接種でなく、市販の鼻スプレイや喉スプレイでも効果的かもしれない

 今、日本で打たれているコロナワクチンは、先進的技術でつくられているのは確かですが、年単位の長期的に観て、被接種者の健康にどのような影響があるのか、世界の誰にもわかりません。

 筆者個人の勘では、先進的コロナワクチンは、ターゲットとなる特定のコロナウイルスには効きそうですが、変異株への効きは弱そうです。さらに言えば、人間のもつ自然免疫力に何らかの悪影響を及ぼしそうと観ています。

 最悪の場合、ワクチン接種者は、新型コロナウイルスには感染しなくても、他の感染症には、逆に罹りやすくなりそうな気がします。さらに新型コロナワクチンは、抗体依存性感染増強(ADE)が起きるリスクがあるとも言われています。

 ところで、上記、児玉先生は、新型コロナウイルスは自壊しやすいと言われていますが、もしそうなら、市販の鼻スプレイや喉スプレイを頻繁に使用すれば、案外、ウイルスを簡単に自壊させられるのではないでしょうか。

 そう言えば、以前、大阪府知事の吉村氏はイソジンうがい薬がコロナ予防に効くと発表して大顰蹙を買いましたが(注4)、この説はあながち否定できないかもしれません。


注1:薬事日報“「エラーカタストロフ」仮説”2021年9月29日
https://www.yakuji.co.jp/entry89668.html

注2:本ブログNo.2791『今年の暮れ、日本に新型コロナウイルス感染の第6波が来るかどうかは、ワクチン接種で先行するイスラエルの現在を観ればわかる』2021年9月20日
http://blog.livedoor.jp/hisa_yamamot/archives/11445735.html

注3:“イスラエル コロナ状況”でグーグル検索

注4:ユーチューブ““うがい薬”が重症化抑える? 大阪・吉村知事が発表【ポビドンヨード】”2020年8月4日
https://www.youtube.com/watch?v=Bvf1NiwNahc


 

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コメント
1. 赤かぶ[150823] kNSCqYLU 2021年10月01日 04:52:19 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[49582] 報告

「エラーカタストロフ」仮説
https://www.yakuji.co.jp/entry89668.html
2021年09月29日 薬事日報

◆東京などでは、新型ウイルスの変異デルタ株の新規感染者数が急速に減少してきている。一時期、5000人以上だったものが、2週間くらい後には500人程度、少ないときは300人を切るまでになった

◆どうして急速に感染者が減少してきたのか。いろいろな説がある。2回のワクチン接種者が60%程度となり、感染が落ち着いてきたという説。集団免疫ができあがってきたという説。もう一つ面白いのは「エラーカタストロフ」仮説というのがある

◆ウイルス学者には常識だろうが、一般の人たちには聞き慣れない言葉である。ある報道番組で、東大の児玉達彦名誉教授が唱えていた。新型コロナウイルスは一本鎖のRNAウイルス。RNAウイルスは複製が早いと、複製エラーが多数発生し、ウイルスが生存できなくなり、自壊が開始されるというもの

◆ただ、幹ウイルスなるものが残っており、これが新たな変異株を出現させ、パンデミックが起こる可能性があるという。これから冬に向かう。新たな変異株に備えなければならない。

2. 赤かぶ[150824] kNSCqYLU 2021年10月01日 04:56:43 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[49583] 報告

3. 赤かぶ[150825] kNSCqYLU 2021年10月01日 05:16:22 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[49584] 報告

「エラーカタストロフの限界」を超えるコロナウィルス変異への対応
https://www.ric.u-tokyo.ac.jp/topics/2020/ig-20210824.pdf

東京大学先端科学技術研究センター
がん・代謝プロジェクトリーダー 児玉龍彦!
キーワード "#$%&限界 新型コロナウィルス 抗体カクテル薬 '()ワクチン!
要約!
進化生物学では過剰な変異はゲノムの安定性を自壊させ、"#$%&の提唱した「エラーカタストロ
フ」の限界があることが理論化されている。これまでの一本鎖'()の3倍の大きさを持つコロナ
ウィルスには校正機能があり、変異は一定数以下と推定され、新型コロナウィルスの制圧にワクチ
ンによる集団免疫が期待されてきた。だが免疫不全の感染者では、複数の変異と変異前のウィル
スが共存する形で、一人の中で変異が多数蓄積される。その結果、ワクチンや治療薬に抵抗性の
増したウィルスが変異の波を生み出している。変異で生み出されるタンパク質の3次元構造には
限界があるが、まだより強力な変異株の生まれる可能性もある。日本の政策を最新の科学に基づ
く診断、治療、予防に急速に切り替えていくことが求められる。

1) 当初は変異が少ないと考えられ、ワクチン、抗体医薬が期待された

新型コロナウィルスは当初、一本鎖のRNAウィルスとしては遺伝子の変異のスピードが遅く、こ
れまで知られるインフルエンザやAIDSの原因となるHIVよりも少ない、毎月2-3カ所くらい、1年
で20カ所をやや上まわると考えられた。そのため、ワクチンや抗体医薬品の効果が期待された。
一本鎖のRNAウィルスは複製してコピーを作るときにエラーが多いが、コロナウィルスは、
nsp14というタンパク質があり、これが複製のチェックをするエキソヌクレアーゼ活性を持つ。そ
のため複製ミスはチェックされ変異は少なくなる。コロナウィルスは遺伝子のサイズが約3万塩基
とインフルエンザやHIVより3倍大きいので、nsp14が欠損すると変異率は15倍に上がり、その
ウィルスは増殖が困難になり自壊する考えられてきた。ノーベル賞受賞者のEigenが1971年に予言
した進化生物学の基本の「エラー・カタストロフ(ミスによる破局)」の限界として知られる。
さらに、校正機能を持つコロナウィルスは、インフルエンザなどに効くポリメレースを阻害する核
酸アナログの複製阻害薬が効きにくいことが知られている。2020年の感染拡大の当初は、変異に
よる感染性の増大はあまり心配ないのではという議論が、ロンドン大学の学者などから出され
た。これが「集団免疫論」の根拠ともされた。

文献1 Robson F., Khan K.S., Le T.K., Paris C., Demirbag S., Barfuss P., Rocchi P., Ng W.L.
Coronavirus RNA Proofreading: Molecular Basis and Therapeutic Targeting. Mol.
Cell. 2020;80:1136–1138.

文献2 Eigen M. Selforganization of matter and the evolution of biological
macromolecules. Naturwissenschaften. 1971;58:465–523.

文献3 van Dorp L., Richard D., Tan C.C.S., Shaw L.P., Acman M., Balloux F. No evidence for
increased transmissibility from recurrent mutations in SARS-CoV-2. Nat. Commun. 2020;11:5986.

2)速やかに置き換わり始めた新型コロナウィルス

ところが、中国から中東を経てヨーロッパに広がった新型コロナウィルスで、スパイクタンパク
質の614番目のアミノ酸がアスパラギン酸(D)からグリシン(G)に変化するG614D変異株
は、感染し増殖するスピードが早く、PCR検査でも鼻咽頭のウィルス量がより多い。20年4月にア
メリカの西海岸から東海岸にあっという間に広がり、日本にも2020年の5月には最初の感染の波を
もたらした。このウィルスは、スパイクタンパク質の変異とともに、ポリメレースの変異(ポリメ
レースの323番目のプロリンがロイシンになる:スパイクタンパク質ではないことに注意)も伴
う。残念ながら、なぜ増殖のスピードが早いか分子機構は正確には分かっていない。このウィルス
がその後の変異株の「幹ウィルス」ともいうべき多くの変異の根源となっている場合が多い。

文献4 Korber B., et al. Tracking Changes in SARS-CoV-2 Spike: Evidence that D614G
Increases Infectivity of the COVID-19 Virus. Cell. 2020;182:812–827

単純に多くの人々の間で感染が広がって変異が起こっただけでなく、アルファ株と呼ばれる変
異は英国のケントで発見され、2020年12月から6週間で英国において最も広がった株になった。
アルファ株の遺伝子の変異は、ユニークなアミノ酸変異が17カ所、アミノ酸は同じだが核酸の配
列の違いは23カ所もあり、変異の数が明らかに多い。今のところ次世代シークエンサーでゲノム
配列は簡単に読めるが、それが感染性や増殖率にどう響くか予測することは難しい。

そこで簡略化のために、代表的な変異である501番目のアスパラギンがタイロシンに変わっ
てヒトの細胞のACE2受容体にくっつきやすいN501変異を持つウィルスを「アルファ株」と総称す
ることもある。だが、実際には当初の英国型では、スパイクタンパク質だけでも6カ所のアミノ酸
変異があり、後に述べるように、デルタ株とされるL452R変異を持つものも多い。

文献5 Kai Kupferschmidt Fast-spreading U.K. virus variant raises alarms
Science. 2021 Jan 1;371(6524):9-10.

3) 一人の人体内で急速に変異する

多くの人が感染した中でこのように多くの変異が急速に固定化されて広がったことは考えにく
い。そこに一人の免疫不全の人の中で急速に変異が起こること、特に治療薬に抵抗性の変異が起
こることがCell誌にアメリカのNIHから報告された。

この論文では、慢性骨髄性白血病で制がん剤を投与中の患者さんで起こった変異の集積を報告
している。この患者さんではコロナウィルスは症状なく増殖し続け、ポリメレース阻害剤のレムデ
シビルも効果なかった。それに対して回復期患者血漿が投与され、2回目の投与で肺などのウィ
ルス量は減少した。だが、鼻咽頭の粘膜には治療をエスケープする欠失変異を持つウィルスが残っ
ていた。この論文の著者らは、変異の加速化よりはむしろ、免疫不全でコロナの症状がないた
め、気づかれないウィルス増殖への警戒を呼びかけている。

図1 免疫不全患者では治療中の変異の増加が顕著である



New England Journal of Medicineには、自己免疫疾患の患者についてボストンのブリガム病院
からの同様の報告が出ている(上の図を参照)。新型コロナウイルスに感染後、コロナの症状は
ないがもともとの自己免疫疾患の症状が続き、そのための免疫抑制剤の治療は増量されている。
レムデシビルなどでも再燃は防げず、抗体医薬品が投与されたが、原病のため153日目に死亡され
ている。この患者さんではゲノム全体に変異の蓄積がどんどんみられ、特にスパイクタンパク質に
たくさんの変異が生まれている。

さらにAIDS患者の多い、南アフリカでもワクチン抵抗性のスパイクタンパク質の484番目の
グルタミン酸がリジンに変化するE484K変異が発見されている。同じくAIDS患者の多いアンゴラ
でも新たな変異が懸念されている。

文献6 Avanzato V.A., et al. Case Study: Prolonged Infectious SARS-CoV-2 Shedding from an
Asymptomatic Immunocompromised Individual with Cancer. Cell. 2020;183:1901–1912.e9.

文献7 Choi B., Choudhary M.C., Regan J., Sparks J.A., Padera R.F., Qiu X., Solomon I.H., Kuo
H.H., Boucau J., Bowman K., et al. Persistence and Evolution of SARS-CoV-2 in an
immunocompromised host. N. Engl. J. Med. 2020;3

4) デルタ株は複数ありワクチンを突破する

現在、最も深刻な広がりを見せているのは、インドで発見されたデルタ株である。ワクチンを
ブレークスルーする率も高く、感染の広がりも早く広範であり、非常に懸念されている。デルタ
株は、スパイクタンパク質の452番目のロイシンがアルギニンに変異するL452Rが特徴とされ
る。しかし、L452R変異は、カリフォルニアの変異株でも、南アフリカの株でも、ブラジルのガ
ンマ株でも見つかっている。ヒト培養細胞で見ると、ワクチンを打っても感染する率は、L452R
を持っている株の中で、アルファ株では4倍、ガンマ株では2倍なのに対し、デルタ株6.7倍と高
い。ゲノム解析ができない場合は、一般的にはPCR検査で、スパイクタンパク質の部分配列をみ
て、N501Y変異をアルファ型、L452変異をデルタ型としているが、一つの変異だけではなく、変
異が組み合わさって増殖のスピードが決まる。注意しなくてはいけないのは、L452R変異を持っ
ていて、デルタ株とされる中に、さまざまな亜株があることである。

イギリスやアメリカなどワクチン接種率が5割を超えて、一時は、感染者や死亡者が急に減少し
た国で、デルタ株が広がると感染者が急増し、重症者、死亡者も再び増加している。特にワクチン
接種で先行したイスラエルでは、ワクチン接種から半年経つと、急速に防御できなくなり、ブ
レークスルー感染が増えている。そこで、がん患者などで3回目のワクチン接種が開始されてい
る。

その場合に、RNAワクチンに使うスパイクタンパク質の配列は最初の武漢で解読された配列で
なく、今のデルタ株の配列をベースにしたワクチンが求められるかもしれない。

文献8 Transmission, infectivity, and neutralization of a spike L452R SARS-CoV-2 variant.
Deng X, et al.
Cell. 2021 Jun 24;184(13):3426-3437.e8.

5) RNAワクチンは細胞性免疫を誘導し変異に強い

新型コロナウィルスが変異を想定以上のスピードで起こすため、当初の楽観論は消えた。ワクチ
ンは変異したウィルスの感染を防ぐことが求められるようになる。

ワクチンは4種類のものがあった。従来からある2種類のタイプでは、ウィルスを増やして不活
化したもの、または、遺伝子工学で作られた組み替えタンパク質を注射して液性免疫を誘導する
タイプである。しかし、これら従来型は、新型コロナウィルスが変異すると予防効果が少なくな
る。

そして、今回新たに試みられたのは、核酸を投与して筋肉の細胞にタンパク質を発現させ、液
性免疫に加えて細胞性免疫を誘導するワクチンである。この新たなワクチンにも2種類あり、オッ
クスフォード大学や、ロシアの研究所で開発されたアデノウィルスを使うベクターワクチンと、ビ
オンテックやモデルナで開発されたRNA ワクチンである。

それではワクチンで誘導される液性免疫と細胞性免疫はどう違うのであろうか?

スパイクタンパク質を中和する抗体を作る液性免疫を誘導する場合は、抗体が細胞の受容体で
あるACE2タンパク質より強い親和性を持つことが重要になる。タンパク質の構造は、1個のアミ
ノ酸が変わるだけでも全体が大きく変化する。ウィルスに多数の変異が起これば、ACE2につきな
がら、抗体がつきにくい変異を選んでいくことができるのだ。

一方、核酸を注射するワクチンでは、まず筋肉の細胞にスパイクタンパク質を発現させ、分解さ
せる。小さな分解されたペプチドが表面に出てくる細胞を、感染した細胞と間違えてリンパ球が攻
撃する。1,300アミノ酸のスパイクタンパク質を10数アミノ酸のペプチドまで分解して細胞表面に
出てくる。変異していないペプチドの方が圧倒的に多いので、細胞性免疫の記憶は変異したウィル
スにも防御的に働く。

特に、RNAワクチンは、筋肉の細胞に大量のスパイクタンパク質を発現できる。そのため、細
胞性免疫を速やかに、強力に誘導することが証明された。そこで液性免疫による防御を回避でき
る変異ウィルスに対して、鼻咽頭で感染が起こることは防御できなくても、肺のたくさんの細胞
に多量のウィルスが感染して呼吸不全になることは防げるようになる。重症化を抑える効果が強
く、死亡率を下げる効果が大きい。

文献9 Rapid and stable mobilization of CD8+ T cells by SARS-CoV-2 mRNA vaccine.
Oberhardt V, et al.
Nature. 2021 Jul 28. doi: 10.1038/s41586-021-03841-4. Online ahead of print

6) 複数の抗体のカクテルは変異ウィルスに強い

変異していくウィルスに当初は中和抗体を持つと推定される回復期血清で、強い治療効果が期
待された。だが、変異が進んでくるとすでに述べたように、中途半端な治療では治療抵抗性の
ウィルスを育てるだけになる。しかし、ウィルスが変異するとしても一度に2つの変異が起こるこ
とは確率的に少ない。そこで2種類のことなる部分を認識する抗体を組み合わせれば、大半の変異
ウィルスは中和して除去することができる。抗体カクテル医薬品はこうした目的で開発された。

新型コロナウィルスでは、発症した後7日から14日目で、ウィルスが消失し始め、抗体が血液中
に出てくるようになって急激に重症化する感染者が多い。ウィルス自体が増えて呼吸不全が起こる
というよりもサイトカインストームと呼ばれる免疫暴走が深く関わっていると考えられている。そ
こで重症化を防ぐには、ステロイドなどの免疫抑制剤が有効である。

不思議なことに、高齢者や、基礎疾患があって免疫力が弱い人ではウィルスが体内で増え、そ
の後で抗体が出てきて、免疫暴走が起こると、重症化しやすい。ウィルスに多くの細胞が感染し
て、それから細胞性免疫が働くと、肺炎や呼吸不全はひどいことになる。

RNAワクチンの接種後の副反応でも、高齢者やがんの患者さんでは副反応が弱い。特に2回目の
副反応は、若い免疫力の活発な人では1回目より強く出るが、高齢者などは2回目の方が副反応が
弱い。

つまりこのウィルスでは、免疫力が弱いとウィルスが増えて多くの細胞が感染してしまう。一
方、免疫が働き出すと、感染している細胞が多い人が重症化することになる。そのことは若い医
療従事者などでも多量のウィルスに暴露されると重症化する人がいることでわかる。

New England Journal of Medicineではカクテル抗体療法の作用はウィルス量の多い人には有効だ
が、少ない人には、効果がないことが報告されている。抗体カクテルでの投与基準について症状
や、発症してからの日数が指摘されるが本質的には組織中に感染細胞が多い人に有効であるのが
特徴である。特に制がん剤や、免疫抑制剤を使用中の人が感染した場合には、免疫抑制剤は使用
し続けながら抗体カクテル薬でウィルスを退治することは重症化を防ぐのに非常に有効である。

我々は全国の7つの大学などの参加で現在、血液中の抗原であるヌクレオキャプシド(N)タン
パク質レベルと、スパイクタンパク質への(S)抗体レベルを化学発光法で定量的に見る検討を進
めている。

無症状の感染者では抗原量が一般に少ないのが特徴である。一方、無症状の人には、抗体量は
低い人から高い人までいる。

軽い症状が現れ出す時期には抗原量が増えている。

重症化すると、抗原が多く抗体が少ない人と、抗原が少なく抗体が多い免疫暴走のパターンの
感染者が混ざっている。

Nタンパク質はウィルスの内部にありウィルスが崩壊しないと測定できない。感染して壊れた細
胞から出ていると思われ、組織障害の程度を予測するのにN抗原の量を測るのが重要である。
重症化を防ぐ2つの治療薬の、免疫抑制剤と抗体カクテル薬をどう使うか、今、大事になって
いる。免疫不全の人では両方を使うことが重要であり、判断に基礎として血液中の抗原と抗体の
定量測定が有効である。

文献10 REGN-COV2, a Neutralizing Antibody Cocktail, in Outpatients with Covid-19.
Weinreich DM, et al.
N Engl J Med. 2021 Jan 21;384(3):238-251.

(終わりに) 科学に基づく政策決定ができるようにすることが重要である。

新型コロナウィルスは、史上初めて、遺伝子解析とPCR診断の進歩によって、次々と新しい変
異ウィルスが出ている様子を観察することが可能になった。そこではこれまでのEigenの「エラー
カタストロフの限界」を超えて変異した株が次々と新しい感染症の特徴を持って生まれている。
変異したタンパク質の取りうる3次元構造にも限界があり、Eigen限界を超えた変異であるとして
も新しい変異がとりうる範囲には限界がある。

現在、ワクチンをブレークスルーし、デルタ株が蔓延している。そうした中では、日本におけ
る感染の状況をPCR検査や、抗原・抗体検査を徹底的に行い、陽性者についてシークエンスされ
たゲノム変異を正確に把握した上での対応が求められる。

100年前のスペイン風邪の頃と同じマスクや密を避ける人流抑制といった対応だけが唱えられ、一
方では、昨年11月の五輪のための入国検疫緩和から変異株を次々流入させている。Go To!トラベ
ルやGo Toイートのようなマダラ状の地域の感染を全国に広げる政策が同じウィルスを2回繰り返
し増大させている。五輪開催で変異ウィルスが一気に全国化している。

まず現在のデルタ株の拡大への検査と、全ての感染者に、正確な診断に基づく免疫抑制剤と抗
体カクテル薬での重症化を可能な限り抑える緊急対策がいる。
国民皆保険をしっかり守りワクチンの普及を急ぎ、変異したウィルスへのワクチンの開発を進
め、治療薬の開発を最新に遺伝子工学と免疫学を基礎に急ぎ、最悪の変異への備えを進める必要
がある。

4. 赤かぶ[150826] kNSCqYLU 2021年10月01日 05:22:37 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[49585] 報告




コロナの波をつくるもの 変異と科学的対応 【新型コロナと闘う その先の世界へ】


2021/09/17 • 児玉龍彦さん(東大先端研)と金子勝さん(立教大)のお二人にうかがう「新型コロナと闘う」シリーズ。人流制限で感染は制御できません。日本のだけではなく世界を見て、コロナウイルスのゲノム解析、遺伝子工学的な分析を含め科学的知見をもとに、必要な対策を講じなければ、コロナの波に翻弄され続けて経済活動も再生できないことは明らかです。今回は、なぜコロナの感染者数が急激に増加しさらに急激に減少するのか、谷の深さは毎回徐々に浅くなり、次の変異が生じて新たな波をつくるメカニズムはどうなっているのかという基本から始めて、今だからこそ採るべき対策を提案します。

児玉先生の解説
「エラーカタストロフの限界」を超えるコロナウィルス変異への対応
https://www.ric.u-tokyo.ac.jp/topics/2020/ig-20210824.pdf

コロナ対策、科学で先手を(毎日新聞9月16日夕刊)
https://mainichi.jp/articles/20210916/dde/012/040/011000c

収録は、2021年9月14日


5. 赤かぶ[150827] kNSCqYLU 2021年10月01日 05:24:44 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[49586] 報告

6. 赤かぶ[150828] kNSCqYLU 2021年10月01日 05:25:49 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[49587] 報告

7. 赤かぶ[150829] kNSCqYLU 2021年10月01日 05:27:25 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[49588] 報告

8. 2021年10月01日 05:38:42 : R4D0vEsTBc : bElWTFVlbHcvODI=[105] 報告
また児玉センセイかい
この人の言っていることくるくる変わるんだよね
ただそーさい選が終わり
そー選挙が近ずくとなんだか収まって来たwwwwww
みえみえヤラセ馬鹿丸出しwwwww
世界的に見てもおかしいことだらけ
ようつべはもうオワコンだな
9. 2021年10月01日 07:32:05 : rYUOvuhSGg : LnNqMkJWNjZYU0E=[246] 報告
鼻だしマスクで
市議会全会一致で辞職勧告だって
なんか共産党を始め
戦時ヒステリーだな
鼻だしで鼻から感染することはあっても
鼻が感染源になることはない
おならのほうがよっぽど
感染させるリスクが高い
民主国家である以上
他者にコロナを感染させる権利はない
しかし
コロナになるリスクを
自己判断できる自由はあるはずだ
なんかおかしい
そんなことより
政府の無策を決議するべきだろ
いつから
弱いものいじめの国なったのか
あのバカのせいか
10. 2021年10月01日 08:09:02 : bC7BzPnf9Y : dXo0ZklwcHhyQTI=[389] 報告

ウイルスの自壊よりも

遺伝子接種による

自己免疫(自然免疫・獲得免疫)の自壊。

その可能性がゼロなのか?

遺伝子接種に何ら疑問を抱かない

児玉・金子両氏。

11. 2021年10月01日 08:28:03 : NNHQF4oi2I : WXhzeVFYNXV5aGc=[690] 報告
自民党の総裁選 で メデイアがコロナ調整してるのでは

衆議院選までは コロナ無かった様に報道 その後又 だい6波で馬鹿騒ぎが

 日本のメデイア  自民党の選挙対策に加担

 コロナは その程度のもの

 野党は 選挙対策行動を 行うべきだが

 所詮政治家は ホラ吹きと詐欺と 泥棒の集団 人身の入れ替えが大事だ

12. 2021年10月01日 09:24:34 : fPAGedqalU : S0tQb1pzMi91OVU=[1717] 報告
 難解な文章は、ほとんど理解できないものの、自衛隊員の装備防毒
 マスク姿で感染者と対応すれば感染しない事は理解できる。

 日夜過酷な対応を強いられている医師、看護師も防毒に近い息苦しい
 マスクで一日中呼吸をして患者対応しているから発病しないのも、わかる。

 不織布マスクだけの一般国民は、手洗いうがい洗面だけでは鼻腔の防御が
 足りず発病するのは当然と言えば当然のこと。

 開発が進む、殺ウイルス剤を一般国民が手に出来るまでもう少しのようだ。
 マスクと併せて呼吸器系の患者にも吸入治療薬は2重防御として朗報だ。

 しかし後遺症とmRNAワクチン副作用に重複症状が有るが、疑問だけが残る。

13. 2021年10月01日 09:26:09 : 4rgKoC4pYw : S2xRRmpNR3hObHc=[39] 報告

嘘で固めた世界人口削減スパイクタンパク毒注射3回目。

自分は生理食塩水だろう。

選挙不正で国家反逆確定の●死刑囚バイデンは、ホワイトハウスに入れず、

チンケな、セット撮影。

世界中を馬鹿にしやがって。
https://mobile.twitter.com/McA.../status/1443005572169834502

14. 2021年10月01日 09:28:34 : 4rgKoC4pYw : S2xRRmpNR3hObHc=[40] 報告

https://mobile.twitter.com/McAdooGordon/status/1443005572169834502?fbclid=IwAR2C7zkySPgLj7TIvEgJvkU-EKQ2plH5kYfyDYLib3Vogo3zVsDInmHUlXY

15. 2021年10月01日 11:26:58 : ckj1mQrSYM : Slp0WmcuR3BZcHc=[4] 報告
このようなものをしみじみ”世迷い言”というのである。結局、こじつけで何の役にも立たない。このようなことを云っている間に、死者は増え続けている。

それでは、イスラエルの現況をどの様に説明するのだ。第三回のブースター接種が始まって、感染者のグラフは下降線を辿り出したが、ワクチンが効かないことがハッキリしている現在、2ヶ月位の沈静期間の後、恐らく再度強烈な四度目のパンデミックが襲って来るに違い無い。百歩譲って、この人の、このような話のようであれば、イスラエルは、三回目のパンデミックを向かえなくて済んだはずである。説明出来無いであろう。

恐らく、世界の実情をキチンと精査もせずに、日本の現況のみを、自身の論理の展開に当て嵌めてるだけでは無いか。すでにイベルメクチンの使用、投下のよってパンデミックを起こさなかっアフリカの諸国やインド、東南アジア、ラテン・アメリカ、南アメリカの現況をどの様に説明出来るのか。思いつきだけで述べないで、シッカリした検証の上に、立場上発言したらよいと思う。いい年をして滑稽極まり無い。
下のグラフを見て欲しい。ラテン・アメリカの実情は載せなかったが、概ねインドと同様の曲線を示している。

https://d.kuku.lu/14de372cb
【ファイルをダウンロードする 】をクリックし【ファイルを開く】をクリックして拡大して見て下さい。

16. 佐助[8941] jbKPlQ 2021年10月01日 11:27:53 : vqoy02ulHE : VFZJUDRBSURJZmc=[312] 報告

日米適用の「FCC真実法」という優秀な法律が日米のメディアを良い方向に変えてくれそうです。

『米連邦通信委員会真実法』です。

真実を伝えないテレビ、メディアは,違反行為と見なし、処刑、免許を失い停止となる法。

これは日米適用されるので、東京の全テレビ局が対象??そして東京だけでなく、東京の放送を流した地方局も対象です。

このFCC真実法が発動されると、嘘つきメディアが制裁を受け免許取り消し、倒産する→残されたメディア(地方局や地方新聞)は真実を報道し始める→コロナが嘘(ただの風邪)だということも伝え始める→ワクチンがDSの兵器だった(ただの毒だった)ということに気づく→この流れになると思います。

FCC真実法が発動される??とうとう日本政府、メディアが終焉へ??ですから、日本のメディアは、もう終了決定なんです!!
https://ameblo.jp/salon-ym/entry-12699080126.html


コロナデタラメ虚偽放送はこれ以上出来なくなりました。間もなく逮捕粛清開始されます。


17. 2021年10月01日 11:46:09 : XaFySlahgc : REFOY1pZTXNmRTY=[1] 報告
「鼻うがい」をすすめても、ほとんどの人はしません。

苦しいと思っているのでしょうが、慣れれば簡単で、
しかも気持ちいいです。
身体温度と濃度と同じ食塩水を使います。
やりかたは、鼻から吸って口から出すだけ。
数回します。
口腔・鼻腔粘膜は乾燥すると抵抗力が弱まります。

まあ、粘膜に付着したウイルスや細菌は30分もしたら、
細胞のなかに入り込みますから、マスクは欠かせませんが。
それでも、帰宅時にすれば、残った敵はおとせます。

鼻呼吸は吐き出す空気は少ないでしょうが、
その人がウイルスを持っていたら、狭い範囲のエアロゾルは発生します。
鼻だしマスクはいただけません。

しかし、鼻うがいがなぜ推奨されないのかが不思議です。


18. 2021年10月01日 17:08:37 : XaFySlahgc : REFOY1pZTXNmRTY=[2] 報告
ウイルスの自壊!

変異しやすいRNAウイルスですから、
変異に変異を重ねていくうちに、自ら壊れていくという説は、
ありそうなメカニズムです。
だったら、いいのですが、
しかし、緊急宣言が解かれて、人は動きますから、
かならず6派は来る。

用心して、マスクに鼻うがい!

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