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夢の治療薬「ソトロビマブ」は新型コロナを克服する? 変異株も撃退、気になる価格は…
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/295063
2021/09/22 日刊ゲンダイ
9月末にも特例承認する方針へ(英グラクソ・スミスクライン本社)/(C)ロイター
どんな変異株も撃退する――。こんな新型コロナの治療薬が登場して注目を浴びている。英製薬大手のグラクソ・スミスクラインが開発した「ソトロビマブ」だ。重症化する前の軽症・中等症の患者に投与するもので、厚労省は今月末にも特例承認する方針を固めた。
「凄腕のスナイパー」みたいなもの |
現在の新型コロナ治療法には2種類の中和抗体を組み合わせた「抗体カクテル療法」があるが、このソトロビマブはたった1種類、1回の点滴で済む。海外で1057人が参加した臨床試験では入院や死亡を79%減らす効果が確認されたという。日本医科大学特任教授の北村義浩氏は21日の「ひるおび!」(TBS系)で「アルファ株でもデルタ株でも全部やっつけますよという『凄腕のスナイパー』みたいなもの」と称賛していた。
どんな原理なのか。
「抗体カクテルが大きく進化した画期的な治療薬です」とはハーバード大学院卒で近著に「元WHO専門委員の感染症予防BOOK」(三笠書房)がある医学博士の左門新氏だ。
「従来の中和抗体療法と違って、ソトロビマブはウイルス表面のスパイクタンパクの『保存性の高い領域』と結合して重症化を防ぐ仕組みです。保存性の高い領域とはスパイクのほとんど変異しない部分のこと。いわばスパイクの大本です。スパイクの他の部分が変異しても、大本に作用するため変異の影響を受けず、抗体の効果を維持できます。試験管内の細胞実験ではデルタ株やラムダ株をはじめ『懸念される変異株』『注目される変異株』への効果が確認されました。このことから、今後、新たな変異株が出現しても重症化を予防できる可能性が高い。かなり明るいニュースです」
1本10万円の抗体カクテルと同程度の価格か
左門氏によれば、点滴の時間は数十分程度。現行の抗体カクテルと同じように、一般家庭で投与できる可能性もあるという。
ただし問題もある。
「グラクソはかなりの開発費をかけているはずだから1本10万円ともいわれる抗体カクテルと同程度の価格になるとも考えられます。そうであれば誰もが点滴を受けられるわけでもないはず。まずは基礎疾患のある人や重症化の懸念のある高齢者が優先されるでしょう。医師が優先順位で悩むことも考えられます」(左門新氏)
とはいえソトロビマブは変異株への恐怖を払拭する強い味方。新型コロナが発生して以来、一番の朗報かもしれない。
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