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※2021年9月14日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大
※紙面抜粋
※2021年9月14日 日刊ゲンダイ2面
【なぜ彼が人気なのか、その謎解き】
— 笑い茸 (@gnXrZU3AtDTzsZo) September 14, 2021
いかがわしい河野太郎 この男は危険だ
日刊ゲンダイ pic.twitter.com/kkQelAYwOn
※文字起こし
彼の何が、一体どこが支持されているのか。自民党総裁選に立候補を表明、あるいは検討しているメンメンの中で、河野ワクチン担当相の人気がダントツだという。
事実上「次の首相」を選ぶ総裁選が17日に告示されるのを前に、この週末(11、12日)に朝日新聞が実施した全国世論調査で、新総裁にふさわしい人のトップは河野が33%と圧倒的だ。2位の石破元幹事長(16%)にダブルスコアである。3位は岸田前政調会長(14%)、4位が高市前総務相(8%)、5位が野田幹事長代行(3%)という結果だった。
これを支持政党別に見ると、自民支持層では河野が42%、岸田19%、石破13%の順。無党派層でも河野28%、石破17%、岸田11%と続いた。
日本テレビも11、12日に自民党員・党友を対象に緊急電話調査を行ったが、支持率1位は河野(25%)だった。2位の石破(21%)以下、3位岸田(19%)、4位高市(16%)と僅差ではあるが、党員・党友にも現状では人気が高い。
「そのため、河野氏を支援する動きが若手議員を中心に広がるという見方があり、総裁選でも党内人気は優勢と言われている。しかし、そんなものは間近に迫る衆院選で自分たちが生き残るための打算でしかなく、河野氏の政策が支持されているわけではないし、むしろこれまで党内では人望がないことで有名だったのです。そもそも『コロナ対策と総裁選の両立はできない』と言って首相が不出馬を決めたのに、その内閣のワクチン担当相が総裁選に出馬することは矛盾していませんか。ワクチン担当相だって機能していたのかどうか。他の人がやった方がずっとスムーズに進んだ可能性もあります。河野氏は安倍前首相と同じで“やってるフリ”の演出には長けているのかもしれませんが、何の実績があるかと考えると首をかしげざるを得ません」(政治ジャーナリスト・角谷浩一氏)
混乱のワクチン行政を自画自賛
それでも臆面もなく「実行力、突破力は誰にも引けを取らないと思っている」「調整力も優れている」「やはり河野太郎でなかったら、ワクチンはここまで来なかっただろう」などと自画自賛してしまうのは、河野のずぶとさなのか、自己評価が異様に高いのか。
「河野氏の手腕でワクチン接種が進んだとは到底思えません。ワクチン供給が減ることを知っていながら自治体に接種を急がせて、途中でワクチンが届かなくなるなど現場に負担を強いた。むしろ調整力がなくて混乱させただけのように感じます。第2次安倍政権下の外相時代には、河野氏は徴用工問題で駐日韓国大使を外務省に呼びつけ、『極めて無礼だ』と面罵したこともありました。それが安倍支持層の右派から喝采を浴びて満足そうにしていた。そうやって、政策実行よりパフォーマンスに走るきらいがある。国民目線で見れば、自己愛が強い目立ちたがり屋という点では安倍前首相と同類です。そして、権力を得るためには前言を翻す変節漢でもある。持論だった『脱原発』も入閣と同時に封印してしまいましたからね」(政治評論家・本澤二郎氏)
10日の総裁選出馬会見でも「脱原発」は覆い隠された。それを記者から指摘されると、「安全が確認された原発は再稼働させるのが現実的」と回答。女系天皇容認論も、「政府の有識者会議の議論を尊重」とトーンダウンだ。
賛同者だけに囲まれて悦に入る「ブロック太郎」 |
「出馬会見の冒頭、河野大臣が『日本の礎となっているのが、この長い伝統と歴史と文化に裏付けられた皇室と日本語』と言い出したのは耳を疑いました。アメリカかぶれで、防衛相の時も『英語くらい話せるようにならないとダメだ』『省内公用語は英語にしたらどうか』などと言っていた人の発言とは思えない。省内で会見中継を見ていた人からは失笑も漏れていました。安倍前総理ら保守層への配慮なのでしょうが、とんがってブチ壊す彼のイメージからは程遠い。良くも悪くも、河野大臣らしさがなくなってしまいましたね」(霞が関関係者)
2009年に初めて総裁選に出馬した当時の河野は、派閥や長老政治の弊害を堂々と説き、森喜朗元首相に対しても「過去の功績はあるものの、そろそろ出処進退をお考えになるべきだ」と引退勧告を突きつける威勢のよさだった。
それが今回は、出馬表明前に派閥トップの麻生財務相のもとに日参し、安倍前首相とも面会して「ご懸念には及びません」と恭順の意を示してみせる根回しのよさ。
麻生から「河野は変わった」とか言われ、安倍一派に褒められて尻尾を振っているのである。こういう人物のことを世間では「いかがわしい」と表する。
思い返せば、河野の政治家スゴロクは変節の歴史でもあった。
かつては舌鋒鋭く役所の問題点を指摘し、自民党の「無駄撲滅プロジェクトチーム」を率いていたのに、外相に就任するや「外相専用機」の導入を要求。軟弱地盤問題で莫大な工事費と工期がかかる上、地震で崩れるリスクも指摘されている辺野古基地建設にもメスを入れようとしなかった。安倍や麻生、菅という時の権力者におもねったのだ。
「改革派を気取ってきたものの、総裁選で支援を得るために安倍菅路線を引き継ぐ姿勢を見せている時点で馬脚を現した。しょせんは気の小さい世襲のボンボン3世議員だったということです。こうやって権力者に媚を売る人間は、得てして国民の声を無視するものです。会見などでの河野氏の居丈高な態度を見ていると、安倍菅を超える強権政治になりそうで心配です」(本澤二郎氏=前出)
党内では「和製トランプ」の声も
大臣会見でも、答えたくない質問は「次の質問どうぞ」「はい、次」と無視する姿勢が問題視されたが、他者の声に耳を貸さないことでは安倍・菅にひけをとらない。それは得意とするSNSでも同様だ。
ツイッターのフォロワーが241万人と、安倍を凌駕して政界随一の河野は、自民党内で「和製トランプ」とも呼ばれている。支援者と直接つながっていることを強みに、SNS政治を実践するという意味だ。一方で、ネット上では「ブロック太郎」の異名も取る。ツイッターで批判や苦言を呈すると、相手が一般人であろうがお構いなしに片っ端からブロックするからだ。もちろん、顔の見えないSNS上では嫌がらせやクレーマーまがいの言動も少なくない。ただ河野の場合、直接からんでいないのにエゴサーチ(自分の名前で投稿を検索)してまで批判的な意見をブロックしまくっているという。
自分を持ち上げてくれる、肯定的な意見にだけ囲まれて悦に入っている政治家は危うい。それは、ここ数年の自民党政権だけでなく、過去の歴史が証明している。大衆迎合のポピュリズムと、異なる意見を切り捨てて純化をはかる同調圧力はファシズムと隣り合わせだからだ。
総裁選での河野のキャッチコピー「自民党を変え、政治を変える」は、「自民党をブッ壊す」と叫んだ小泉純一郎元首相の焼き直しに見えるが、日本をどこに導こうとしているのか。ポンコツの後に出てくる「声が大きい」政治家は国民の期待を集めがちだが、それで国が良い方向に行くとはかぎらない。
ヒトラーの台頭にしてもそうだった。当時のドイツは、「人の上に立つ器ではない」と評されていたパーペンが操り人形の首相で、内閣は有力者3人の「三頭政治」が牛耳っていた。そういう閉塞感の中、若者を中心とした大衆からの支持を集めたヒトラーが、パーペンの協力もあって首相に就任。合法的に独裁権力を手中にしていった。
河野にヒトラーほどの才覚はないと言われるが、危険なことに変わりはないのだ。奇抜で派手なマスクを取っ換え引っ換えしていた河野が、総裁選出馬表明後は普通の白マスク姿に徹しているのもうさんくさい。安易に信用してはならない人物ということは確かだ。
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