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石破茂元幹事長に単独インタビュー 「“森友”の再調査は国民への責任」
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2021.9.9 17:53 野村昌二 AERA dot. AERAオンライン限定記事
記者団の取材に応じる石破茂元自民党幹事長/8月23日、国会内(c)朝日新聞社
自民党総裁選で動向が注目されるキーマンの一人、石破茂氏(64)。 5度目の出馬については「白紙」だと繰り返す、その胸中を聞いた。
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──これまでに4回、総裁選に出馬し、その都度、政策も主張してきました。4度敗れましたが、今回また立とうと考えているのはなぜですか。
もし立候補するとすれば、それは野党であった時の自民党、その時の思いをもう一回取り戻すためです。
──2009年の衆院選で、自民党は300あった議席を119にまで減らし惨敗、野党に転落しました。
野党時代の自民党総裁は、谷垣禎一さんでした。その時に我々は、何でこんなことになったんだと徹底的に議論をし、翌年、新しい綱領をつくりました。そこではわが党の在り方として、野党だろうと反対勢力だろうと、全ての人に真摯に向き合い、ごまかしでなく真実を語り決断しなければいけないと定めました。
もう一つ、政策をつくるに当たり、全ての人に公平・公正でなければいけないとしました。その新綱領の精神にもう一度、立ち戻らなければだめなんです。
──ということは、12年以降の「安倍・菅政権」の約9年間で、その精神が失われたままだということでしょうか。
安倍政治はここが良くなかった、菅政治のここが良くなかったと言ってみても始まらない。もう一度野党だった時の精神に立ち返ろうということです。
──しかし、安倍・菅政権では、森友学園や加計学園の問題、桜を見る会などが起きても自らで問題を解決する自浄作用が働かなくなった印象を受けます。
それはすごく感じています。おかしいことはおかしいといえない空気が出てきてしまったと。その空気ごと変えないといけない。
──つまり今回、誰が総理になっても「看板の掛け替えではいけない」ということでしょうか。
その通りです。そのためには、自民党が変わらなければいけないことははっきりしています。そうでないと、表紙の書き換えで終わってしまう。
──現在、岸田文雄氏、河野太郎氏、高市早苗氏、野田聖子氏らが立候補を表明、調整しています。各候補者に言いたいことは。
特に、誰に何をということはありません。
──そもそも、今回の菅義偉首相の突然の総裁選不出馬をどう見ましたか。世間からは、「政権の投げ出しだ」という批判の声もあります。
報道を通じて見ている国民には「嫌になったから投げ出した」と映ったかもしれません。しかし、私は菅さんが不誠実な政治をしてきたとは思っていません。不出馬表明で一番苦しい決断だったのはご本人ですよ。だけど、そういうご批判を受けるのも政治家の仕事だと思います。
──常々、ご自身は総裁になるのは、「目的」ではなく「手段」だと言ってきました。総裁に選ばれた場合、最重要課題は何でしょうか。
まずはコロナ対策です。しかし、21世紀は感染症の世紀。コロナが終息しても、次の感染症が出てくるでしょう。そのためにも、医療体制の抜本的な見直しと充実が不可欠です。
それ以外にも、人口の急激な減少を止める、地球温暖化に対して抜本的な対策を行う。その前提として、個人の所得を増やし格差を是正する。この三つも待ったなしです。
──森友・加計学園問題、桜を見る会の再調査をずっと明言してきました。総理になったら、実行しますか。
それが国民に対する責任を果たすということでしょう。
──今、国民が求めているのは、説明を尽くすリーダーです。菅政権における「説明なき政治」が国民の信頼を失わせたと思います。総理になった時、どういう姿勢で国民と向き合いますか。
私が常に言っているのは、「納得と共感」です。国会は説明する場だと思っていますし、それでも足りなければ街頭にも出ました。徹底して説明して、納得してもらう。これは、総理になっても変えることはありません。
(構成/編集部・野村昌二 9月6日に電話インタビュー)
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