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河野・石破タッグに安倍・麻生連合が戦々恐々…自民党総裁選“勝利の方程式”崩れ9年支配に終止符
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/294462
2021/09/08 日刊ゲンダイ
9年間に及ぶ”安倍・麻生支配”に党内は不満鬱積(C)日刊ゲンダイ
安倍前首相の周辺では、「あの2人が連携すれば一気に流れができかねない」と警戒する声が高まっているという。世論調査で常に人気トップを争う河野ワクチン担当相と石破元幹事長が手を組んで自民党総裁選に臨めば、9年間に及ぶ“安倍・麻生支配”が崩壊するというのだ。
◇ ◇ ◇
17日に告示される総裁選は、すでに出馬の意思を表明している河野氏に加え、石破氏の動向に注目が集まっている。7日開かれた石破派の会合でも総裁選への対応を協議。意見が分かれて結論は出なかったが、「出馬を見送って河野支援に回るべきだ」との意見も出たという。
この展開に戦々恐々としているのが“安倍・麻生連合”だ。
「安倍さんは高市前総務相を支援すると言っているけれど、本気で勝てるとは思っていないだろう。決選投票では細田派と麻生派の票を岸田前政調会長に集中して勝たせる2段階作戦を考えていたはず。でも、河野と石破にタッグを組まれたらシナリオが狂ってしまう」(麻生派関係者)
安倍前首相の出身派閥で党内最大の細田派(96人)と第2派閥の麻生派(53人)が協力すれば、自民党議員の約4割を押さえることができる。この数の力こそが安倍・麻生の力の源泉であり、党内を牛耳ってきた。
ところが、今回の総裁選は派閥の締め付けが利きそうにない。間近に衆院選を控え、選挙基盤の弱い若手議員は「新総裁が誰なら自分の選挙に有利か」を最優先に考えるからだ。
「いくら安倍さんの頼みでも、派閥を出ていった高市さんでまとまることは難しい状況です。細田派の約3分の1を占める当選3回以下の若手の一部は、“選挙の顔”になる河野さんに流れる。麻生派も、河野さんを推す若手グループと岸田さん支援のベテラン組に割れてグチャグチャです。ドン2人が無理やり号令に従わせようとすれば反乱が起きるだけ。多くの派閥が自主投票になりそうです」(細田派議員)
河野・石破連合にとっては、またとないチャンスだ。共同通信の世論調査(4〜5日実施)で、「次期総裁にふさわしい政治家」は河野氏がトップで31.9%、2位が石破氏の26.6%だった。国民人気が高い2人が組めば、まず党員票で6〜7割を獲得して他を圧倒する可能性が高い。
2人がタッグを組めば…(C)日刊ゲンダイ
衆院選が間近で“勝ち馬”に雪崩 |
さらには、知名度が高く選挙応援に引っ張りだこの小泉進次郎環境相も河野・石破連合に付くとみられている。河野―石破―進次郎の3枚看板は、衆院選に向けて大きなアピールになる。
「石破氏は総裁選への対応は『白紙』と言っていて、週内は情勢を見極めるつもりでしょうが、同じ改革派の河野氏と組むことは有力な選択肢です。河野・石破連合が実現すれば、“勝ち馬”に乗ろうと党内は一気に雪崩を打つ可能性がある。1回目の投票で過半数を超え、決選投票まで行かずに決着がつくことも考えられます」(政治ジャーナリスト・鈴木哲夫氏)
河野氏と石破氏のタッグは、安倍前首相にとっては大きな誤算だ。党内には、後継に据えた菅首相を無残にポイ捨てした安倍前首相に対する非難の声もある。岸田氏を使って駆逐しようとした二階幹事長も、安倍・麻生には恨み骨髄だろう。この9年間で積もりに積もった不満が、河野・石破への投票に向かうことも考えられる。
数の力で党内を掌握する「勝利の方程式」が崩れ、安倍・麻生支配にようやく終止符が打たれるのか。
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