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菅首相を待ち受ける「本当のイバラの道」は衆議院選挙 お膝元に「後ろ盾」はもういない
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/294289
2021/09/04 日刊ゲンダイ
自民党総裁選の不出馬を表明し、首相官邸で取材に応じる菅首相=3日、午後(C)共同通信社
菅首相(自民党総裁)が3日、事実上の退陣を表明したのは、総裁選(17日告示、29日投開票)で再選が見通せなくなったためだ。
後手後手の新型コロナウイルス対策に国民の不満は爆発寸前。内閣支持率が「危険水域」を続けていることが退陣の主な要因だろうが、決定的となったのは二階幹事長の交代という「奇策」を打ち出したことだろう。
党内基盤を持たない菅首相が「後ろ盾」を失えば、総裁選では地方の党員票だけでなく、国会議員票すら十分な得票は見込めないのは明らか。「このままでは総裁選に必要な推薦人すら集められないのではないか」(自民党関係者)との話が流れていたのも当然だった。
人事権を盾に官僚を恫喝、冷徹な左遷を繰り返し、新型コロナ対策は失敗続き。それでいて、「自分の延命のためなら、なりふり構わない」という総裁選をめぐる姿勢は、国会議員はもちろん、多くの有権者の目にも「やり過ぎ」と映ったようだ。
菅首相の総裁選不出馬報道に対するネット上の声を見ても、<仲間の議員すら平気で切り捨てる人に国民の命を守れるのか>といった意見や、<コロナ対策に集中するため不出馬と言っているけれど、勝てないからでしょ。最後まで自分勝手>などの批判が少なくない。
“ハマのドン”こと、藤木幸夫・横浜港ハーバーリゾート協会会長(右)の後ろ盾も…(=8月の横浜市長選)/(C)日刊ゲンダイ
“ハマのドン”の予言が当たるのか
安倍前首相の辞任を受け、昨年9月16日に発足した菅政権はわずか1年余りで幕を閉じることになったわけだが、菅首相にとって本当のいばらの道はこれからだろう。ズバリ、総裁選後に行われる総選挙だ。
というのも、自民党神奈川県連の土井隆典幹事長は2日、総裁選に向けた会合後、記者団の取材に対して「県連としては特に、菅さんを頼むという応援をするつもりは一切ない」と断言したからだ。さらに菅首相は二階幹事長のほかに、もう一人、重要な「後ろ盾」を失っている。菅首相と長く「蜜月関係」にあったとされる“ハマのドン”こと、藤木幸夫・横浜港ハーバーリゾート協会会長のことだ。
8月下旬の横浜市長選では、藤木氏が推した山中竹春・元横浜市大学教授が当選を果たし、菅首相が支援した小此木八郎・前国家公安委員長が敗れた。選挙戦で、山中氏の総決起集会に出席した藤木氏は「菅はもうすぐ終わりじゃない(のか)」と断言していたが、藤木氏の“予言”は、総理総裁としての「終わり」ではなく、政治家として「終わり=引退」と言いたかったのかもしれない。
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