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命の危険伴う「打て打て詐欺」
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2021年8月28日 植草一秀の『知られざる真実』
8月23日付ブログ記事 「万死に値する菅コロナ大失政」 https://bit.ly/3kA8Ioa に「日本の新型コロナ感染拡大が緩やかにピークアウトする可能性はある」と記述した通り、東京都の感染第5波新規陽性者数はピークアウトする可能性が強まっている。 ※拡大→http://img.asyura2.com/up/d13/6190.jpg 全国の新規陽性者数もピークアウトに向かう可能性がある。 こうなるとコロナ問題に関する風向きが変化する可能性もある。 しかし、菅コロナ大失政の責任が軽減されるわけではない。 何よりも重要である必要十分な医療体制確立を怠り、多くの人命を失ったことの責任は万死に値する。 7月以降に自宅療養、宿泊療養中に亡くなった方が13都府県で少なくとも45人もいると報じられた。 菅内閣の「国民の命と健康が最優先」という公約は守られなかった。 コロナ対応で何よりも重要なことは治療が必要な感染者に必要十分な治療を施すこと。 治療技術が発展し、適切な医療を施せば生命を守れることが分かってきた。 しかし、治療が必要な感染者に治療を提供できなければ、救える命を救えない。 救急搬送を求めても拒絶される事例が多発。 菅内閣が十分な医療提供体制を確立してこなかったために発生した人災だ。 菅首相はワクチンが切り札だとしているが、ワクチンは切り札でなく札付きだ。 安全性が十分に確認されていないワクチンを全世界の全人口を対象に接種する悪い冗談が現実化している。 世界規模で人体実験が展開されていると表現できる。 ワクチンリスクについて正確で十分な情報を提供するのは政府の責務だが、政府はワクチン推奨の情報しか流さない。 ワクチンリスクを指摘する情報をすべて「ワクチンデマ」だとする情報提供こそ悪質な「ワクチンデマ」である。 ワクチンに対するネガティブな情報のなかに信用性のない情報が含まれている。 ワクチン接種を推進する勢力が意図的にそのような情報を流布している可能性も考えられる。 反政府運動のなかに政府勢力が過激勢力を潜入させて過激なテロ活動を実行し、反政府勢力を悪者に仕立て上げることが散見される。 ワクチンに対するネガティブ情報に信用できない情報が含まれているのは事実だが、そのなかにすべての人が知っておくべき重要で重大な情報が含まれていることも事実。 新潟大学名誉教授の岡田正彦氏などは重要で正確な情報を提供されている貴重な存在だ。 ネットで公開されていた情報に医療ジャーナリストとの対談を併せて収録した著書が公刊されてベストセラーになっている。 『大丈夫か、新型ワクチン:見えてきたコロナワクチンの実態』 (花伝社、本体1200円) https://amzn.to/38hMWj9 アマゾン販売ラインキングでも最上位に位置していることから、多くの市民が優良情報を渇望していることが分かる。 ファイザー社製ワクチンの接種が推進されるきっかけになったのが、昨年12月31日に発表された「有効性95%」という検証結果。 有効率95%という情報が独り歩きして、このワクチンを打ちさえすれば、95%感染を防げると考えた人も多いのではないか。 ワクチン推進勢力は細かな説明を省いて有効率95%を表看板にワクチン接種を推進してきた。 岡田正彦氏はこの有効率95%という検証結果に大きな疑惑があると指摘している。 そもそも「95%の確率で感染しないで済む」という感想が的外れ。 これまでの実績で日本人の99%が感染していない。 何もしなくても、元々99%の人は感染していない。 検査が広く行われてこなかったから、全員に検査をすれば数値の変動の余地はあるが、少なくとも症状は出ていない人が99%以上だ。 NEJM(The New England Journal of medicine)に掲載された有効率95%という検証結果には多くの疑問点があると岡田氏が指摘する。 95%という数字は以下のデータから算出されたもの。 3万6523人を18198人(グループA)と18325人(グループB)の二つのグループに分けた。 グループAに本物ワクチン、グループBに偽物ワクチン(プラセボ)を打った。 グループA 感染者8人 うち重症化者1人 グループB 感染者162人 うち重症化者9人 の結果を得たが、感染した人の比率を グループA 0.040% a グループB 0.884% b としたとき、 (1−a/b)X100=有効率 として計算して有効率が95%が得られた。 しかしながら、同じ検証結果は、 感染した確率がグループBで0.844%高かったというだけに過ぎない。 検証結果の二通りの表現である 「有効率95%」 「感染確率が0.844%下がった」 を比べると印象がまったく違う。 前者が「相対リスク」を表現するもので、後者が「絶対リスク」を表現するもの。 そもそも新型コロナでは感染する確率が非常に低い。 このことを度外視することに問題がある。 検証結果の問題核心は「相対リスク」低下を強調していることではなく、検証方法に疑惑があること。 グループAのなかに多数の感染疑い事例があったが、PCR検査を行わなかったので「感染していない」取り扱いにされている。 この人々が感染していたとすると有効率は19%にまで低下する。 リスクが高く、本当の有効性も明らかでないワクチンに全世界の市民がワクチン狂騒曲に巻き込まれていることに疑問の目を向けることが必要だ。 |
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