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安倍前首相の東京五輪開会式欠席は無責任の極み 日本外交と政治の正体
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/292600
2021/07/30 日刊ゲンダイ ※後段文字起こし
出席すべき責任があったはず(2016年リオ五輪での安倍”マリオ”勇姿)/(C)日刊ゲンダイ
1962年に大ヒットした歌謡曲がある。俳優、コメディアンだった植木等(享年80)が歌った「無責任一代男」だ。
「おれは この世で一番 無責任と言われた男 ガキの頃から調子よく」で始まり、「人生で大事な事は タイミングにC調に無責任 とかくこの世は無責任」と歌った。
安倍前首相は東京五輪組織委員会の名誉最高顧問である。東京五輪を招致するのに最も活躍した。2013年のIOC(国際オリンピック委員会)総会では、東日本大震災で起きた原発事故の放射能汚染水の状況を「アンダーコントロール」と強調する演説を行った。
前回(16年)のリオデジャネイロ五輪の閉会式では、東京五輪を宣伝するため、安倍首相(当時)はマリオに扮して登場した。
「2020年東京五輪」の1年延長を提言したのも安倍首相(同)である。
確かに今、国民は今夏の五輪開催に対して厳しい姿勢を示し、国民の6割以上は中止や延期を望んでいる。さらに開催地の東京は緊急事態宣言の発令中で、東京五輪は原則、無観客。多くのスポンサー企業のトップは開会式への不参加を決めた。とはいえ、そんな中でも東京五輪の開会式は開かれたのだ。
五輪関係者や外国要人が出席したのであれば、当然、安倍前首相は出席すべき道義的責任がある。しかし、彼は欠席した。
安倍政権に厳しい目を向けてきた東京新聞記者の望月衣塑子さんは、<五輪に反対する人を「反日的」と勇ましく批判したのに、ここで名誉最高顧問様が逃亡?いや、まさかね!欠席と思わせて、マリオでサプライズ出席かな>とつぶやいていた。
長い間、安倍政権を擁護してきたネットの投稿でも、次のような書き込みが見られた。
<勇ましいのは口先。恥概念欠如。一人で出ろよってポジションだろ。安倍マリオ。一年延期は安倍案。式典は出ろよ。一番招致に関わっといて、反五輪は反日!反五輪は反日!あれ?>
安倍前首相の無責任な姿勢が露呈するのは今回が初めてではない。彼は「特異な能力」があり、その時々の視聴者が好むと思う言動をする。自分の過去の発言や行動は全く関係がない。さらに将来の行動も関係がない。
無責任男の代表的存在ともいえる人物が日本政治の中核におり、その無責任体質が日本政治を支配している。
孫崎享 外交評論家
1943年、旧満州生まれ。東大法学部在学中に外務公務員上級職甲種試験(外交官採用試験)に合格。66年外務省入省。英国や米国、ソ連、イラク勤務などを経て、国際情報局長、駐イラン大使、防衛大教授を歴任。93年、「日本外交 現場からの証言――握手と微笑とイエスでいいか」で山本七平賞を受賞。「日米同盟の正体」「戦後史の正体」「小説外務省―尖閣問題の正体」など著書多数。
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