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五輪開会式「極秘演出」がまさかのダダ漏れ! 臆面もなく再びゲーム頼みか
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/291344
2021/07/02 日刊ゲンダイ
安倍マリオに続き…(2016年リオ五輪)/(C)日刊ゲンダイ
またゲーム頼みか。東京五輪の主会場、国立競技場は開催リハーサルの最中。音響は午前0時、照明・映像は朝午前5時までチェックするというからムチャクチャだが、会場に屋根はない。おかげで周辺に音や光がダダ漏れ。さぞや迷惑であろう近隣住民から気になる情報が寄せられた。
国立競技場から聞こえるおなじみのメロディー
「去る日曜の夜8時すぎ。競技場から聞き覚えのある2曲が連続して流れてきました。クラシック調の荘厳なアレンジでしたが、50代以下なら誰もが知るフレーズです」
その正体はゲームミュージック。本番前に具体名を出すのはヤボなので伏せておくが、今なお続編が待ち望まれる国民的人気ゲーム2タイトルを象徴するメロディーだ。
五輪の開閉会式は国立競技場で行う。ただ、演出総合統括だったクリエーティブディレクターの佐々木宏氏が今年3月、辞任。タレントの容姿侮蔑演出案を週刊文春に暴かれたのは記憶に新しい。その後も大会組織委員会は後任を置かずじまい。既に演出プランが9割方完成し、IOC(国際オリンピック委員会)の了解を得ていたというのが、その理由だ。
つまり“BOSS”は去ってもアイデアは生きているのだろう。佐々木氏は5年前のリオ大会閉会式で五輪旗を東京に引き継ぐ「ハンドオーバーセレモニー」を企画・演出。スーパーマリオに扮した安倍首相(当時)が現れるサプライズで、いい意味でも悪い意味でも世界の度肝を抜いた。
リオでは他にも、ドラえもんやハローキティ、キャプテン翼などを「歓迎ビデオ」に登場させたが、東京に舞台を移しても日本のポップカルチャーの有名キャラを臆面もなく開閉会式に起用するのだろうか。
組織委に聞くと「演出に関しては開会式当日まで楽しみにお待ちください」(戦略広報課)。そこまで極秘のプランを類推可能な音響ダダ漏れへの考えも尋ねたが、明確な回答はなかった。
開閉会式の演出はドタバタ続き。18年発足の狂言師・野村萬斎氏をトップとするチームは昨年末、意思疎通の不足を理由に解散。佐々木氏に権限を一本化させた途端、「ブタ扱い」が発覚だ。
すったもんだの末、安倍マリオに続き、まさか“菅ルイージ”を登場させれば大ヒンシュクだ。30日の都内の新規感染者は5月26日以来となる700人超え。まん延防止措置の五輪をまたぐ延長も検討され、無観客論も再浮上。その上、世界の視聴者ドッチラケの演出となれば最悪だ。やはり五輪中止が賢明である。
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