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新型コロナ禍の下、ワクチンの使用認可に続き世界的に接種が行き渡りつつある。日本でも高齢者等への接種は順次進み、供給面で多少渋滞しているものの主戦場は職域接種へ移りつつある。
◆河野大臣の主張◆
そんな中、ワクチン接種の陣頭指揮を執る河野太郎担当大臣が24日、自身の公式サイトのブログ「ごまめの歯ぎしり」において「ワクチンデマについて」という下記文章を公開した。
https://twitter.com/konotarogomame/status/1407882131204837381
ワクチンデマについて | 衆議院議員 河野太郎公式サイト (taro.org)
この中で河野大臣は、ファイザー社とモデルナ社のmRNAワクチンについてSNSを通じて流布されている各種の懸念(河野氏言う所のデマ)について、次の様に払拭を図っている。(以下抜粋)
@ 「卵巣にコロナワクチンの成分が大量に蓄積する」
⇒ 単にごく微量が卵巣に一時的に分布したということであり、蓄積というのは明らかな誤りです。
A 「ワクチン接種で遺伝子が組み換えられる」
⇒ mRNAワクチンが遺伝子に組み込まれる可能性はありません。
B 「治験が終わっていないので安全性が確認されていない」
⇒ mRNAワクチンは、基礎研究、動物実験、治験が省略されることなく実施され、リスクを上回る臨床的に意味のある有効性が確認されています。
⇒ その上で、いつまで効果が持続するかという長期の有効性を確認するための治験が継続して行われています。
C 「長期的な安全性がわからない」
⇒ mRNAは半日から数日で分解され、ワクチンにより作られるスパイク蛋白も約2週間以内でほとんどがなくなります。
⇒(中略)以上のことから、コロナワクチンの長期的な安全性について特段の不安があるということはありません。
D 「ADE(抗体依存性増強現象)が起きる」
⇒ ワクチンや過去の感染により作られる抗体が、ウイルスの感染を増強してしまうことをADEといいます。
⇒ 動物実験でもADEは観察されず、大規模な治験においてもADEの報告はないことから、新型コロナワクチンに関して、ADEの可能性は考えにくいとされています。
⇒ この項は「こびナビ」( covnavi.jp , @covnavi)の監修をいただいております。(以上抜粋)
◆2つの疑問◆
河野大臣の主張は、筆者には全体としては概ね得心出来るものと映ったが、次の点には多少の疑問を抱いた。
上記Bの「いつまで効果が持続するかという長期の有効性を確認するための治験が継続して行われています。」という記述については、筆者は長期の安全性についての検査もある程度は行われているという認識であったが、筆者の認識違いか或は大臣の文章の綾かは今後探って参りたい。
また、上記Cの「ワクチンにより作られるスパイク蛋白も約2週間以内でほとんどがなくなります。」については、「ほとんど」がどの程度なのか、それが長期的に副作用を起こす事は無いのかという疑問が生じる。
これについて、認知科学者の苫米地氏は、下記YouTube動画を配信している。
「Dr.苫米地 ヒトに初めて実用化接種されるmRNAワクチンとは」
https://youtu.be/KZTVjlUMuUc
この中で苫米地氏は、次のようなリスクがあると述べる。
●mRNAにより細胞内発現したSpikeタンパクが、自己細胞由来であるためホメオスタシスで免疫寛容される可能性
Spikeタンパク断片が表面発現した細胞も、キラーT細胞に除去されず全身に残る可能性
●J&Jのウイルスベクター式も、前述と同様
●その後、変異種や別のコロナウイルス(SARSや普通の風邪)に感染した場合にキラーT細胞が先進の健康なスパイク発現細胞を一斉攻撃するリスク
特に高年齢層が高リスクとされる
●ワクチンは、発症は防ぐが感染そのものを防ぐわけではない
ワクチン接種により感染しても発症せず自覚なしに他社に感染させるリスクがある
苫米地氏は、正に人類にとって未知の領域のリスクだとしているものの、動画のラストでこれらのリスクは非常に小さいという。一方で本人はワクチンを打つつもりはないとも言っており解釈に迷う所だが、結局現時点で決定的な事は述べようがなく、後は各自が判断するしかないという事だろう。「信じるか信じないかはあなた次第」と言ったところか。(なお念のため、苫米地氏は、幅広い知見を持ってはいるが、あくまでも認知科学者であって感染症の専門家でも医師でもない)
◆個人と社会の選択◆
さて、これらを受けどうして行くべきか。
筆者は個人的には、単純ながら食生活、生活習慣の改善により自然免疫を増進する事等でコロナの感染や発症を避け、ワクチンの接種は今暫く様子を見たいと考えている。
つまり、新型コロナワクチンは、打つも博打、打たぬも博打という考えで躊躇している所だ。mRNAやウイルスベクターワクチンでなければ前述の懸念の大半は生じないが、現存の不活化ワクチンは中国製等で効果と信頼性が薄く、生ワクチンの実用化は先々になりそうである。
社会全体、国全体、進んでは世界全体としてはどうか。
ワクチンにより何とか日常を回復して経済活動、社会活動を回したいと考えるのは、全世界の人々の願いである。
だが、いやそれ故にワクチンを信じたいバイアス、つまりメリットを大きく、リスクを小さく捉えたいというバイアスが働いているのではないか。
譬えが飛躍するが、かつて力道山とも好試合を繰り広げた必殺技バックドロップが代名詞だった往年のプロレス王、故ルー・テーズは、試合中に相手に絶対に腕も脚も胴も首も取らせなかったそうだ。そして相手が焦れた所を見極めて背後からスーっと首を差し出すと相手は必ずヘッドロックを掛けて来る。テーズは空かさず相手の腰に手を廻し、バックドロップで後方に投げフォールを取るのが勝利の方程式だったと本人が述懐している。
つまり何を言いたいかというと、手も足も出ない新型コロナという相手に対して、一縷の望みがあればどうしてもバイアスが働いてしまう事は避けられないだろうという事だ。(にんげんだもの)
あるいは、人は短期のメリットを大きく、長期のリスクを小さく考えがちである。いわば「長短測定バイアス」とでも言えようか。
新型コロナワクチンを打つか打たぬかは、個人だけでなく、社会全体、世界全体にとっても博打である。博打と言う言葉が悪ければ、社会実験である。
ワクチンの接種は、予防接種法第9条の規定が適用され「努力義務」とされているが、職域接種が広まれば強力な同調圧力によって実質強制となって行くのは容易に想像できる。
ワクチン接種は、特にコロナ重症化リスクが大きい高齢者や基礎疾患を持っている人にとっては、メリットの方が大きいのかも知れない。(加えて高齢者については、超長期の副作用リスクの考慮の優先順位は高くはないだろう)
変異株が出現する頻度と速度及び、変異の強度と感染力と毒性によっては、幾らワクチンの接種率が上がっても、イタチごっこで永遠に期待通りに集団免疫が出来ない可能性がある。すると、ワクチンのバージョンアップとその接種の速度を速める必要が生じるだろう。もし副作用のリスクが有るなら、より可能性は高まるかも知れない。
イベルメクチン(経験則レベルながら発症・重症化抑制効果が高く、一説には感染予防効果もあると言われる)等の副作用リスクが少なくウイルス変異に左右されにくい治療薬の早期正式承認と広範な投入、変異株の早期察知と囲い込みの国際的仕組み作り、日本で言えば立ち遅れている水際対策の厳格化、医療キャパの拡大で、前述の個人の食生活と生活習慣の改善の合わせ技でコロナの飼い慣らしは不可能なのだろうか。
特に飲食業を始め、自粛生活で大打撃を受けている業界からは、とんでもないワクチン接種は待ったなしだ、の声が聞こえてきそうだが、社会全体でも今暫くは慎重に進む方がよいと筆者には思われる。
佐藤総研 http://blog.livedoor.jp/ksato123/
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