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五輪入国2ヵ国目で早くも感染発覚
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2021年6月20日 植草一秀の『知られざる真実』
菅義偉氏が自分の利益のために開催を強行しようとする東京五輪。 東京五輪が災厄をもたらす。 コロナ感染は再拡大し、秋の総選挙で自民党は大敗する。 天網恢恢疎にして失わず 菅義偉氏は天の網に捕らえられることになる。 五輪開催強行はコロナ感染を再拡大させる。 さらに、世界中から変異株を日本に集結させる。 安全性を確認できていないワクチンを接種するのは情報不足の人々が中心。 高齢で基礎疾患を持つ人は、感染した場合に重篤化するリスクが高いからワクチン接種は一つの選択肢にはなる。 しかし、高齢で基礎疾患を持つ人はワクチンで急死するリスクも相対的に高いと考えられる。 危険で利権まみれのワクチンを思慮なく接種することがないよう、十分な注意が必要だ。 賢明な人の多くはワクチンを接種しない。 ワクチンを接種してもコロナ感染を防止できるか定かでない。 アストラゼネカ社製ワクチンの南アフリカ変異株への有効性は10.4%であったとの検証結果も報告されている。 https://bit.ly/3xvFGuD 東京五輪に出場するため、ウガンダ代表選手団が6月19日に来日した。 成田空港の検疫でPCR検査を受けて、1人が陽性であることが判明した。 9人の来日者のうち1人が陽性で、入国できなかった。 残りの8人はバスで移動し、6月20日、ホストタウンである大阪府泉佐野市で宿舎入りした。 東京五輪での外国選手団入国はオーストラリアに続いてウガンダが2ヵ国目。 2ヵ国目の段階で早くもコロナ陽性者が確認された。 ウガンダの選手は英アストラゼネカ製ワクチンを2回接種し、出国前72時間以内に受けた検査での陰性証明書を提出していた。 ところが、到着した9人のうちの1人が抗原検査で陰性にならず、PCR検査を受けて陽性が判明した。 橋下徹氏がこの事例を踏まえて見当違いのコメント発しているが、重要なことはまったく別の点にある。 橋下氏は何度も検査しないと判明しないケースがあることを挙げてPCR検査の必要性を主張してきた者を批判したが失当だ。 1回のPCR検査で感染を取りこぼすことがあるが、このことは検査の必要性を否定するものでない。 より徹底的な検査で感染者を特定することが感染拡大抑止に必要で有効であることは、コロナを封じ込めた国の実績が証明している。 橋下氏の、論理を捻じ曲げての我田引水は極めて筋が悪い。 ウガンダの事例は東京五輪が変異株流入をもたらす恐れを再確認させるもの。 出発72時間前の検査と到着時の検査で取り逃がす感染が必ず生じる。 その取り逃がしを防ぐには、全員に対する例外のない、入国後隔離措置が必要不可欠。 入国後2週間の隔離を例外なく、全員に実施するべきだ。 今回は、到着時の検査で感染を捉えることができたが、これを潜り抜けていたら、国内に流入していた。 入国者全員に対する毎日の検査も必要不可欠。 選手に対して「原則毎日検査」が謳われているが、「原則」が付いたら意味がない。 「原則」は「例外」を作るためのもの。 「例外」が作られるのは「例外」をスタンダードにするため。 入国後の隔離措置について組織委は例外を用意。 特例の理由を記載すればほぼすべての入国者が例外を適用できるようになる。 要するに、徹底的な検疫体制を敷く考えがないのだ。 菅義偉氏は五輪の観客規制について、他のスポーツイベントに準じるとしているが、他のスポーツイベントと五輪では規模がまったく違う。 五輪は同時に多数の会場で興行が行われる。 人流の規模がまったく違う。 菅流で東京五輪開催を強行すれば大惨事になる。 菅義偉氏は必ず天の裁きを受けることになる。 |
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