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低調な党首討論 菅首相はぐらかし思い出演説のドッチラケ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/290345
2021/06/10 日刊ゲンダイ
肝心の安心・安全の具体策は全く語らず(9日の党首討論、左から、菅首相と立憲民主の枝野代表)/(C)日刊ゲンダイ
結局、具体策は何も答えなかった。
9日、菅首相が初めて臨んだ党首討論。7月の東京都議選や秋までにある衆院選に向けたヤマ場になるはずで、開催自体が約2年ぶりということもあり注目を集めたが、ドッチラケに終わった。
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まず、立憲民主党の枝野代表から五輪開催について問われた菅首相は、「安心・安全のための対策を行う」とお決まりの文句を言った後、「私、オリンピックについて聞かれるわけですけども、57年前の東京オリンピック大会は高校生でした」と突然、1964年東京五輪の思い出を語り始めた。それが約5分間にわたって続いたのだ。
「たとえば東洋の魔女といわれたバレーの選手。回転レシーブちゅうのがありました」「底知れない人間の能力というものを感じました」「マラソンのアベベ選手も記憶に残っています」「オランダのヘーシンク選手(柔道)はずっと忘れることができません」――。
「そうしたことを子どもたちにも見てほしい」と言うのだが、それなら今夏でなくても、東京じゃなくてもいい。このコロナ禍で開催を強行する理由にならないし、どうやって安心・安全を担保するのかという答えにもなっていない。
9日の党首討論では日本維新の会の片山共同代表、国民民主党の玉木代表、共産党の志位委員長の持ち時間がそれぞれ5分だったから、同等の時間を思い出話に費やしたわけだ。国民が聞きたいのは菅首相の個人的な思い出ではない。党首同士の議論であり、具体的かつ科学的な対策だ。
「少数野党の持ち時間は短すぎるし、30分の持ち時間があった立憲の枝野代表も核心を突く質問ができず、最後は長々と演説を始めてしまって不発でした。東京五輪や新型コロナ対策を巡る激しい論戦を期待していた有権者は肩透かしでしょう。一対一でやり合う党首討論は意義のある制度ですが、2大政党を念頭に置いた導入時とは状況が変わっている。形だけやればいいというものではなく、工夫が必要です」(法大名誉教授の五十嵐仁氏=政治学)
「不信任案封じ」の日程も
野党側は「党首討論での首相の答弁次第で内閣不信任決議案の提出もある」と気勢を上げていたが、菅首相は10日からG7出席のため外遊。
「G7に向かう総理を足止めするわけにいかず不信任案は出せなかった。帰国したらすぐ会期末です」(野党国対関係者)
日程的にハナから不信任案が封じられ、演説と思い出話で時間を浪費する党首討論では盛り上がるはずがない。
菅首相 初の党首討論 「ワクチン接種11月までに・・・」【news23】
2021/06/10 TBS NEWS
2年ぶりの党首討論。菅総理は11月までに希望する全ての人にワクチン接種を実現したいと表明。一方、東京オリンピックについては思いがけない答弁が・・・(09日23:11)
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