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大阪府100万人あたりのコロナ死者数「インド超え」の衝撃
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/288909
2021/05/10 日刊ゲンダイ
十分な効果は得られていない(大阪の吉村府知事、左は、連休明け7日の大阪の人出=共同)/(C)日刊ゲンダイ
衝撃のインド超えだ。世界保健機関(WHO)の調査を基に「札幌医大フロンティア研ゲノム医科学」が公開したデータによると、大阪府の直近7日間の新型コロナウイルスの死者数は人口100万人あたり22.6人。日本全体だと同4.1人だから、全国でもダントツで、インドの同16.5人を上回っている(8日時点)。
大阪の死者数に歯止めがかからないのは、医療体制が逼迫しているからに他ならない。府感染症対策企画課の担当者がこう言う。
「5日、重症者向けの確保病床と、すぐに使える実運用病床の使用率が初めて100%を超えました。これまで中等症者病床で治療を行っていた重症患者とは別に、本来、コロナの重症病床として届け出がない病床でも重症患者を受け入れなければならなくなった」
基礎疾患のない若年層も自宅で死亡
府内の集中治療病床は約600床程度。うち450床をコロナの重症者が占め、他の緊急手術や交通事故に対応できない状況だ。宿泊・自宅療養、入院調整中の患者は1万9382人(9日時点)となり、すでに自宅で亡くなった感染者は17人に上る。20、30代の基礎疾患のない若年層が亡くなったり、重症化するケースもある。
府の専門家会議副座長を務める大阪市立大の掛屋弘教授は、7日の対策本部会議で「大阪府下では連休中にもかかわらず、1000人を超える新規患者数が記録された。その中から一定数の患者が重症化するため、1〜2週間遅れて重症患者は増加する」と述べた。
データを作成した札幌医大フロンティア研ゲノム医科学部門准教授の井戸川雅史氏がこう分析する。
「死者数も感染者数の増加から、だいたい1カ月程度遅れて増加します。大阪の感染者数が何とか横ばいになりだしたのが先月19日くらいですので、まだ増えていく可能性は十分にあると思われます。このままでは本来、治療を受ければ助かる命を救えない事態となりかねません。感染者数を減らし、医療負荷を下げることが急務です」
大阪で「まん延防止等重点措置」が適用されたのは先月5日。「緊急事態宣言」に切り替えても十分な効果は得られていない。適用時に732人だった新規感染者は右肩上がりで、4月だけでも1000人超の日が17日もあった。
スマホの位置情報をまとめたデータによると、8日の大阪・梅田駅周辺の人出は1週間前と比較して14%増。夜間は19%増だった。「強い措置」から1カ月以上経つというのに状況は何も変わっていない。このまま新たな対策を講じず、緊急事態宣言を「延長」するだけでは、インド超えの惨状は止められない。
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