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※2021年5月7日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大
※紙面抜粋
※2021年5月7日 日刊ゲンダイ2面
【この内閣には要らない大臣が多すぎる】
— 笑い茸 (@gnXrZU3AtDTzsZo) May 7, 2021
存在理由を問いたい 河野太郎ワクチン相
日刊ゲンダイ pic.twitter.com/zmswQGdjBV
※文字起こし
案の定「緊急事態宣言」が延長されることになった。大阪は医療崩壊、全国の重症者も過去最多を記録しているのだから当然のことだ。
この状況を打開できるのは、もはやワクチン接種しかない。世界を見渡しても、ワクチン接種が進む国は、目に見えて感染者が減っている。イスラエルしかり、イギリスしかり、アメリカしかりである。
ところが日本は、かけ声ばかりでちっとも進まない。いまだに接種率は1.97%である。イスラエルの62%、イギリスの51%、アメリカの44%に遠く及ばない。
どうして進まないのか。最悪なのは、ワクチン担当の河野太郎大臣が、まったく役割を果たそうとしないことだ。もともと、口先だけの男だが、さすがに「自衛隊次第発言」には、国民の多くが呆れ返ったのではないか。
高齢者のワクチン接種を進めるために、菅政権は、東京と大阪に「大規模接種センター」を設置することを決めた。目標の接種人数は1日1万人。接種は自衛隊が担う。
ところが、5日、テレビ朝日の番組に出演した河野は、「1日1万人になるかどうかは自衛隊の検討次第だ」と平然と言い放ったのだ。
これまでも河野は、「いつ全国民がワクチンを打ち終わるかは、自治体次第だ」と、他人事のような発言を繰り返してきた。
さすがに、ネット上には批判が殺到している。
<自衛隊次第? あなたの政治力、牽引力次第でしょ。責任転嫁を匂わせるのではなく、私の責任で><高齢者接種完了は“自治体次第” 感染抑制は“国民の自粛次第” 大規模接種は“軍次第”…全て他人次第>
責任を押しつけられた自治体も怒り心頭だ。兵庫県明石市の泉市長は、本紙のインタビューにこう答えている。
<ワクチンは全然、現場には届いていないわけですよ。「やったフリ」をしたいから、市に段ボール1箱だけ送ってきた。それで「あとは地方の問題です」って現場の責任にするわけですよ。1箱だけ送られてきたって、どないせえっていう話です>
自治体に丸投げとはいったい、ワクチン担当相の役割をどう考えているのか。
「ワクチン担当相に一番必要なことは、役所の垣根を越えた根回しと調整、政治力です。厚労相、総務相、外相、防衛相にも協力してもらわなければいけない。でも、根回しや調整は、河野さんが一番苦手なこと。恐らく、厚労省から満足に情報も上がっていないはずです。これではワクチン担当相が機能するはずがありません」(政界事情通)
しかし、すべて自治体に丸投げでは、ワクチン担当大臣は要らないのではないか。いったい、どこに存在理由があるのか。
イギリスの成功例とは真逆 |
ただでさえ、日本はワクチンの調達が遅れているのに、担当大臣が「いつ接種が終わるかは、自治体次第だ」と他人任せでは、どうしようもない。
ワクチン接種が進んでいる国は、どこも政治家が先頭に立ち、責任を負い、合理的、緻密に進めている。“行き当たりばったり”の“現場任せ”なのは、日本くらいだ。
とくにイギリスは、非常に戦略的である。イギリスも日本と同じようにコロナ対策が後手後手に回り、1月のピーク時、人口10万人あたりの新規感染者数は880人に達していたが、ワクチン接種を急ピッチで進めた結果、現在6人にまで激減している。
イギリスのワクチン接種の優先順位は、まず高齢者施設の入居者と職員。次は、80歳以上の高齢者と医療従事者。その後は、5歳刻みで年齢を引き下げていく。
3600万人もいる65歳以上の高齢者を十把ひとからげにして大混乱を引き起こしている日本とは大違いだ。
さらに、イギリスは、ロジスティクスの重要性を熟知し、データサイエンティストやロジの専門家を招集している。
また、規制を解除して接種場所も拡充。薬局、スポーツセンター、教会、オフィスでも打てるようにした。打ち手も、法律を改正し、訓練を受ければ医学生や看護学生などもボランティアとしてワクチンを打てるようにしている。
とにかく、国を挙げてワクチン接種を進めるという姿勢である。担当大臣が“他人任せ”の日本とは、熱意がまったく違うのだ。
政治ジャーナリストの山田恵資氏はこう言う。
「菅政権のワクチン政策は、いまや政治目的化しています。ワクチン日程も、政治日程そのままです。高齢者の接種を7月までに終了させるとブチ上げたのは、東京五輪を意識したからでしょう。また、9月末までに全対象者へのワクチン供給が可能になったと宣言したのも、秋の解散総選挙を睨んだものだと思う。しかし、スケジュール通りにいくのかは疑問です」
もはや河野は、ワクチン接種のスケジュールを発表する広報係でしかない。これではワクチン接種が進まないのも当然である。
コロナ担当が3人という異常 |
それにしても、この内閣には要らない大臣が多すぎる。河野は論外としても、20人いる閣僚のうち、はたして何人がちゃんと働いているのか。ほとんど不要なのではないか。
実際問題、丸川珠代五輪担当相や坂本哲志1億総活躍担当相がいなくても、国民は困らないのではないか。
そもそも、河野太郎がワクチン担当相をしていること自体、閣僚が無能ぞろいだと証明しているようなものだ。
「本来、ワクチン担当は厚労大臣の守備範囲です。なのに、厚労大臣を差し置いて西村康稔をコロナ担当に就け、西村大臣では力量不足だと、河野太郎をワクチン担当に就けた。あいつじゃ駄目だ、こいつも無理というわけです。よほど閣内に人材がいないということです」(政治評論家・本澤二郎氏)
ポンコツ大臣ばかりだからか、すでに菅内閣は機能不全に陥っているという。
「閣内は“空中分解”寸前です。もともと、一致協力できるメンバーではなかった。なにしろ、菅首相と麻生副総理が“天敵”だった。さらに、麻生副総理と武田総務相は、地元・福岡で対立関係にあり目も合わせない。まとめ役の加藤官房長官は、泥をかぶらない。これでは内閣が機能するはずがありません。でも、一番の問題は菅首相です。人気取りのために、突然、政策をブチ上げてしまう。『高齢者のワクチン接種を7月に完了させる』という表明も、勝手に口走った。実現不可能なミッションを押しつけられた河野大臣は、さすがに『できるわけがありません』と激高したといいます。自衛隊によるワクチン接種も、河野大臣のアイデアではなく、官邸から下りてきた。河野大臣はヘソを曲げているといいます」(自民党関係者)
最近は、菅首相が周囲に当たり散らすため、閣僚も距離を置きはじめているという。
「この内閣は、大臣がなにをやっているのか、ほとんど国民に伝わらない。実際、なにもやっていないのかも知れない。最悪なのは、気がついたら、経済も外交も手遅れになっていたということです。無能な役員に任せたために、会社が倒産するのと同じです。即刻、国民のために働く内閣に代えるべきです」(立正大名誉教授・金子勝氏=憲法)
国民は一日千秋の思いでワクチン接種を待ちわびている。しかし、この内閣ではいつまでかかるかわかりはしない。
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