どうも、、、デンデン、、、現実にはこんな感じのようです。 ご興味があればご確認を、、、いろいろありすぎるようでこれでは確かに騙す塵とか電波芸者や天麩羅医者が一杯という悪口も分かるような気がする。 テレビ出演の自称専門家???が肩書きや講習会を受けただけの天麩羅(医者の資格があれば望む分野参入はいつでもOK)では無くて本物の実務家がどれだけいるんでしょうね。 難しいですが冷静かつ沈着に行動しましょう、、、幸運を祈る、、、というか海外で大規模コロちゃん反対デモが起こるのはこんな状態では当たり前みたいですね。 PCR 検査の Ct 値についての誤解と非特異的な増幅 コメントする / PCR検査 / By PCRnow https://wp.pcrnow.jp/pcr/pcr-検査の-ct-値についての誤解と非特異的な増幅/?gclid=EAIaIQobChMImJ-B6c-y8AIVR7aWCh1JHA6uEAMYASAAEgJRrfD_BwE
「たぶん、研究者の常識からするとありえないことでも、現状からするとそれほど間違っていないのだと思うんですよ。たぶん、いま、精度管理のできていない怪しげな検査が大量に出回っていて、ロシアンルーレットみたいになっているんじゃないんですか。ただ、理屈のところは、ちょっと違う気がしますね。非特異的な増幅が見えるからですよね。」 「いま検査している人たちのバックグラウンドは、たぶん、分子生物学に詳しくないところがほとんどでしょう。そして、こんだけ大規模に PCR が行われたことはないですから。この PCR が難しくないのは確かですが、それでも、偽陽性を大量に出し続けている検査所がある可能性ありますよね。この間ニュースで見たんですが、陽性が数十人で全員が無症状って信じられますか。」 「うーん、精度を低くして大量にこなすほうが簡単で儲かりますからねえ。それをメディアに出て提言するのは、日本ではT大学医学部教授の仕事じゃありませんか。」 「いやあ、うーん、気が進まないですねえ。某名誉教授とかやらないかなあ。」 というわけで、仕方がないのでここに書くことにしました。 最近、いろいろなところで、Ct値という言葉が飛び交ってますが、どうも読んでいて違和感があります。そこで、どうして、Ct値を40にして実験しているのか、そして、感染研がなぜ、Ct値が高い場合は再実験するように言っているのか。最後に、現在、なんとなく精度の管理のなされていない検査がありそうだ、ということが分かるようにするために、基本的な知識を並べておきます。
誤解1 PCR 検査の特異度は低い。 誤解2 国ごとによって PCR 検査の Ct 値が違うようだから、Ct 値のしきい値が低いところほど、ウイルスが検出されなくなる。 答え Ct値は、どのようなプロトコルでやったかと合わせて初めてウイルスの濃度が計算できます。国によってプロトコルが違う以上、国をまたいで Ct 値を比較することは無意味です。 また、プロトコルをいじれば、Ct値は5くらい簡単に変わるでしょう。 誤解3 Ct 値のしきい値が高ければ高いほど、少量のウイルスが検出できる。 答え いいえ。どうあがいても、Ct値40くらいまでです。 PCR の基本的な原理はご存知だと思います。「特定の配列に挟まれた領域」がサイクルごとに「倍々で増える」のを(リアルタイムPCRなら)「蛍光」するということです。(ついでにいうと、蛍光をずっと追っていると曲線の描き方で倍々で増えてきたかが分かります。) そして、(リアルタイムPCRなら)蛍光がある強さを超えたところのサイクルの数を Ct値として検査の結果とします。 感染研の資料を見た限り、感染研のプロトコルだとこの値がだいたい38くらいになりそうです。そして、グラフの形を見るためには、少し多めに回したいです。感染研のプロトコルが40サイクルまで回して、Ct値が高い場合は再実験をしてください、といっているのはこういう理由です。 つまり、Ct値40以上で何かが検出されたとすると、それはウイルスの核酸ではないものです。 PCR では、DNA が「非常に増えやすい環境を作る」ので「倍々とまではいわないが増える」ものがあります。これを非特異的な増幅とか呼びます。これはプライマーの分解でより短いプライマーができるなどが原因なので避けられないのです。しかし、「倍々とまではいわないが増える」は、蛍光の上がり方を見ていれば、多くの場合「倍々では増えていない」ことが分かるし、増える速度が遅いので早くても30サイクル後半で立ち上がってきます。なので、分かっている人がやれば、ウイルスが検出されたのか、非特異的な増幅をなのかを区別することができます。 誤解4 日本では、Ct値のしきい値として40が使われる。 答え いいえ。日本の標準的なプロトコルである感染研プロトコルは、40サイクル回すことを推奨していますが、Ct値が高い場合は再検査を推奨しています。要するに分かっている人が考えて判断することが前提です。 誤解5 一般に、Ct値35くらいで結果がでたとしても対処する必要はない。 答え 唾液中のウイルスの濃さというのは、1 ml あたり1億コピーあるいはそれ以上から100コピー前後まで、とてもばらつきがとても大きいものです。そしておそらく濃ければ濃いほど感染力は高いでしょう。ただ、この濃さは簡単に変わるものです。感染初期には1日に100倍くらいにはなりえそうです。 つまり、40サイクルまで回すことは、感染力の有無というよりは、PCR の理屈上のしきい値がそのあたりだから、40サイクルまで回しています。そのうえで、何を陽性とするかは、また別の話です。場合によっては、再検査などもします。このあたり、きちんと分かっている人、研究者としての訓練を積んできた人でないとかなり怪しいことになります。 PCR 検査は、機械に検体をいれて、スイッチを押せばいいというものではありません。 もろもろの状況から判断するに、技術を理解せずに行われていると思われる民間検査が存在することは確かで、政府でも問題になっています。 技術的経済的な理由から検体の不活化(感染性をなくす処理)をしていないところも多いです。というのも不活化をすると核酸抽出過程が必要になりますが、技術的に難しい上にお金や手間もかかるからです。この結果、郵送で症状があったり接触があって陽性の可能性が高い検体を受け入れているのはどうやら我々だけのようです。 偽陽性を出さないようにするためには、お金と時間と優秀な人たちが必要です。不活化すらせず有症状を受け入れないような純粋なビジネス目的で行われている検査は傍から見ていて危ういものを感じます。 検体を安全のために不活化をし、しっかりプロトコル組み、研究者が結果をひとつひとつ解釈して、怪しかったら再検査、症状があったり接触があって陽性の可能性が高い検体を歓迎し、結果の意味を説明し、保健所とも連絡をとって協力する。それを標準的な PCR 検査にしていかなくてはいけないと考えております。そのため、現在、飛行場内にもラボを設置するなど、日本全国への技術提供を含めて準備しております。
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