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※2021年4月28日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大
※紙面抜粋
※2021年4月28日 日刊ゲンダイ2面
【これで五輪とは驚天動地】
— 笑い茸 (@gnXrZU3AtDTzsZo) April 28, 2021
灯火管制、禁酒法、隣組、野戦病院 こんな世の中にした菅人災
日刊ゲンダイ pic.twitter.com/LHjFGaH5WJ
※文字起こし
まったく終わりが見えない状況だ。変異株が猛威を振るう新型コロナの“第4波”は、第1波、第2波、第3波とは、ウイルスの威力がまるで違う。
この変異株は感染力が半端じゃない。県内のクラスター発生を発表した鳥取県の平井伸治知事は、「ウイルスがものすごく強くなっている。マスクを着けないで会話しただけで感染する」と驚いていた。
ヤバいのは重症化しやすいことだ。死者も急増している。重症者は26日連続で増加し、27日、全国の重症者は916人に達してしまった。この1カ月で3倍である。
コロナ死の増加も止まらない。変異株が蔓延している大阪の死者は、4月上旬まで1日あたり多くて5人だったのに、4月中旬以降、いきなり20人を突破。国立国際医療研究センターの忽那賢志医師は、「強毒化したウイルスと思ったほうがいい」と警告を発している。
変異株が8割を占める大阪は、すでに“医療崩壊”状態だ。いずれ東京も後を追う可能性が高い。西武学園医学技術専門学校東京校校長の中原英臣氏(感染症学)が言う。
「大阪では病床が逼迫し、助かる命を助けられなくなっています。分かっているだけでも、9人が感染確認後、医療を受けられないまま自宅で亡くなっている。現在、府内の自宅療養者は1万人を超えている。変異株は重症化するスピードが速いだけに心配です。緊急搬送されても受け入れ先がなく、病院が決まるまで24時間待ったケースが3件あり、47時間かかったこともあった。この状況では、重症者も死者も増え続けてしまいます」
コロナ治療の現場は、野戦病院のようになりつつある。
なぜ、ここまで感染が広がってしまったのか。
失敗を証明する死者数 |
とうとう、飲食店での酒類提供を禁じる「禁酒法」や、ネオンを一斉消灯する「灯火管制」、さらに路上飲みを排除する「見回り隊」まで発動せざるを得なくなってしまった。ほとんど戦争中である。世界中で「灯火管制」や「禁酒法」といった異様な政策を敷いている国は、ほかにないのではないか。さすがに、おとなしい国民からも不満が噴出している。
すべて、菅政権の無策による“人災”なのは明らかだ。もし、コロナ対策に正面から取り組んでいたら、ここまで感染が拡大することもなかったはずである。
そもそも、1月に発令した2回目の「緊急宣言」を、予定通り3月21日に解除したのが大間違いだった。
「2回目の緊急宣言の解除が早過ぎたのは明らかです。しかも、大阪への緊急宣言は2月28日に前倒しして解除してしまった。東京もスケジュール通り3月21日に解除しています。すでにあの時、大阪や兵庫は、変異株による感染が3割に達していた。解除したらどうなるか、わかっていたはずです。恐らく3月25日からはじまる聖火リレーを予定通りスタートさせるためだったのでしょう。緊急宣言中では聖火リレーを開始できないと危惧したのだと思う。しかし、どうして五輪を優先してしまったのか。本当に悔やまれます」(中原英臣氏=前出)
いかに菅政権のコロナ対策が失敗に終わっているか、他国と比較すれば一目瞭然である。
WHOによると、日本の人口10万人あたりの死者数は7・9人である。ニュージーランドは0・5人。シンガポールも0・5人。中国0・3人、タイは0・2人である。共通するのは、徹底した“PCR検査”と厳しい“水際対策”である。どちらも菅政権が拒んできた政策だ。感染が拡大するのは当然である。
五輪開催なら8月に感染爆発 |
日本はワクチンも行き渡っていない。どう考えても、この夏、東京でオリンピックを開催するのは無理がある。まして、国民に「家にいろ」「酒を飲むな」と、「灯火管制」や「禁酒法」まで強いている状況である。
もし、五輪開催を強行したら“平和の祭典”は“ウイルスの災典”になってしまうだろう。
東京五輪が開催されたら、選手を含めて6万人が来日する予定だ。これだけの人数が世界中から1カ所に集まったら、新たな変異ウイルスが東京で発生しかねない。
新型コロナは、冬と夏に流行をくり返す“季節性”があるとも指摘されている。変異株が主流になれば、5〜6月に感染者が一気に増え、五輪が開かれる7月にピークになる恐れがある。五輪が終わった8月、日本列島は地獄絵と化しているのではないか。
しかも、五輪を開催する場合、1万人もの医療従事者を差し出さなければならない。ただでさえ医療現場は人員が足りないのに、1万人も現場から引きはがすのは狂気の沙汰だ。ワクチン接種も進まなくなる。それでも、五輪開催を強行しようとは、一体どういうつもりなのか。ある自民党関係者がこう言う。
「菅首相にとって政権浮揚策は、もはや五輪開催しか残っていない。たとえ無観客でも五輪を開き、盛り上がった勢いのまま解散総選挙で勝利し、総裁選を無投票再選に持ち込むのが菅首相のシナリオです。もし、五輪が中止となったらシナリオが狂い、退陣となりかねない。だから、絶対に五輪を開く。3回目の緊急宣言が5月11日までの17日間と短いのも、IOCのバッハ会長が来日する5月17日までに緊急宣言を終わらせたいからです」
国民は置き去りにされている。
周囲は尻ぬぐいに奔走 |
このまま、この男に国民の運命を委ねていたら、取り返しのつかないことになる。即刻、交代させないとダメだ。
最近は、無能ゆえに何もかもうまくいかず、周囲に当たり散らし、その結果、誰も近寄らなくなっているという。
人気取りのために、突然、政策をブチ上げ、そのたびに周囲が尻ぬぐいに走ることも頻発している。
「7月末に高齢者のワクチン接種を完了させる」と唐突に表明したが、あれも勝手に口走ったのだという。実現不可能なミッションを押しつけられた河野大臣は、直接「できるわけがありません」と激高したと報じられている。
バイデン大統領との初会談の時も、「とにかく見せ場をつくれ」と、周囲に無理難題を要求したという。4月25日配信の「現代ビジネス」が、初訪米の舞台裏を詳細にリポートしている。
感染防止を重視するホワイトハウスは、「関連行事は最小限に絞る」という方針だった。なのに、菅首相は「大統領と食事会をしたい」「大統領と並んで桜を観賞したい」と、絵になる場面をいくつも要求したという。さすがに、首相と関係が良好な秋葉剛男外務事務次官も、周囲に「今回ばかりはほとほと疲れた。余計なロジの調整でこんなに手間取ったのは初めてだ」とぼやいたという。
さらに、アメリカでファイザー製のワクチンを大量に入手し、帰国時、政府専用機で一緒に日本に運んでくる演出まで画策していたというのだ。
要するに、頭にあるのは、政権延命だけということだ。
立正大名誉教授の金子勝氏(憲法)がこう言う。
「もし、本気で国民の命と健康と生活を守ろうとしていたら、ここまでコロナ対策が後手後手に回ることはなかったはずです。やるべきことは、PCR検査の徹底、病床の確保、水際対策、ワクチン接種だと分かっているのに、やろうとしなかった。この政権は限界だと思います」
これ以上、犠牲者を増やしてはいけない。
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