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【政界地獄耳】共産次第で立憲民主すぐにひ弱な政党に逆戻り
https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202104220000116.html
2021年4月22日8時51分 日刊スポーツ
★今年の初めまでは立憲民主党に旧民進党が再結成して、国民民主が少数になったものの、実態は国民民主から合流した政調会長・泉健太や選対委員長・平野博文ら連合右派の意を受けた工作部隊が立憲内を凌駕(りょうが)。党内は党代表・枝野幸男と幹事長・福山哲郎が政治音痴なのを良いことに国対委員長・安住淳も55年体制と同様の国対政治を自民党と繰り広げ、立憲民主党は国民が期待するような政権をうかがう野党勢力の雄どころか、適当に政権批判するまあまあの野党でしかない。 ★25日投開票の3つの補選も当初は野党の3選挙勝利と言われたものの、今ではどの選挙区もどうなるかという状況だ。個々の議員はまじめに取り組んでいるものの、野党共闘で共産党と協力しながら野党の勢力を高めるという顔もあるが、一方で連合にいい顔をし、裏では自民党国対とがっちり握り合う全方位に顔色を見ながら進める党幹部の政治など国民が見向きをするはずがない。良いことをして頑張っているのならばなぜこれほどまでに支持率が上がらないのか。国民がその一挙手一投足を見ているからだ。まじめに取り組む議員たちには気の毒だが、立憲民主党の今の評価はその程度だ。 ★まして、その共産との野党共闘が立憲躍進の要にもかかわらず、国民民主や連合の巧妙な工作により、立憲は共産との共闘に極めて消極的だ。立憲関係者が言う。「立憲の議員たちは共産が候補者を取り下げたりしてくれたおかげで一本化して当選してきている。民主党時代から陰で協力してきてくれているのは共産だ。自民党もこの協力が怖いのだ。それを足蹴(あしげ)にして勘違いしている議員は思い知るだろう」。立憲幹部は政権という蜜に共産がしがみつき、立憲にどんな扱いをされてもついてくると過信している。それならば共産は選挙協力をやめたらいい。立憲など一瞬にしてひ弱な政党に逆戻りだ。(K)※敬称略 |
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