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コロナ重症センターフル稼働も 吉村知事は“言うだけ番長”
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/288172
2021/04/20 日刊ゲンダイ
コロナ重症センターが設置された大阪急性期・総合医療センター(C)日刊ゲンダイ
「メドが立った」
大阪府の吉村洋文知事は先週14日、30床のうち16床(同日時点)しか運用できなかった「大阪コロナ重症センター」(大阪市)の病床(19日時点で21床)をすべて稼働できる見通しを示した。
府の感染症対策支援課人的支援センター運用グループの担当者がこう説明する。
「来週ぐらいから全床稼働できそうです。国に動いてもらい、大学病院はじめ、国が管轄している全国の医療機関に声を掛け、複数の地域から派遣されます。現在、86人の看護師を120人まで増やします」
しかし十数床増えたところで、とてもじゃないが日々増える重症者の数に追いつきそうもない。
府の自宅療養者数は8149人で、調整中の感染者2569人を加えると1万人超が入院できない状態。重症者数も302人と重症病床254床を大きく上回り、54人が軽症・中等症患者受け入れ医療機関から転院できないまま、継続治療を余儀なくされている(数字は19日現在)。
府の担当者は「まったくメドが立っていません」
府は3月、国の制度と合わせ、1床あたり最大6500万円補助する制度を新設したが、大幅な増床にはつながっていない。吉村知事は「重症患者の病床は300床を目標に積み上げたい」と話すが、言うはやすし。現実的には厳しい。
府の保健医療企画課計画推進グループ病床確保班の担当者は「まったくメドが立っていません」とこう続ける。
「メールや電話で患者を受け入れてくれる病院がないか、要請文を出してお願いして回っているところです。マンパワーや看護体制の問題で、コロナの患者を受け入れるためには、通常使っている病床を半分程度休ませることになります。病床としての医療資源は残っていても、どこも人手不足です。通常は7人の患者に対し、1人の看護師が対応するのを急性期病床といいますが、どれくらいの人数で患者の治療にあたれるのか。24時間を3交代制で回しますから、かなりの人数が必要になります。しかも通常の疾患より手厚い看護体制が必要となり、重症者は高齢の方が多いので介護に近い作業もともないます。PPE(個人用防護服)の着脱などの負担も大きい。かなり厳しいですね」
第4波が全国に広がれば、他府県からの応援も困難になる。「言うだけ番長」の吉村知事は現場の苦悩を理解しているのか。
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