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4.25投開票「3つの選挙」に注目 自民を全敗に追い込めるか 日本外交と政治の正体
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/287979
2021/04/16 日刊ゲンダイ ※後段文字起こし
参院広島選挙区再選挙でも、野党がリード(左から、新人・宮口治子候補と立憲民主の枝野幸男代表)/(C)日刊ゲンダイ
今月25日に衆院北海道2区と参院長野選挙区で補欠選挙が、同広島選挙区で再選挙がそれぞれ行われる。
衆院北海道2区は、鶏卵大手の元代表から大臣在任中に現金500万円を受理したとして起訴された吉川元農相の辞任で、参院長野選挙区は、昨年末に新型コロナウイルスで急逝した立憲民主党の羽田雄一郎氏の欠員に伴うものだ。また参院広島選挙区は、公職選挙法違反の有罪判決を受けた河井案里氏が当選無効になったために行われる。
この3つの選挙がなぜ、注目されているのかといえば、菅政権発足後、初の国政選挙であり、今秋の衆院任期満了を控え、衆院選の前哨戦とみられているからである。
政権に近いとみられている読売新聞は8日の告示を受けた翌日、<与党『最低1勝が至上命令』、首相の求心力を左右…参院2選挙告示>として、<仮に二つとも落とし、『3敗』となれば、選挙に不安を抱える若手らが動揺するのは必至で、衆院選に向けて『菅降ろし』を模索する動きが起きる可能性もある>などと報じた。
衆院北海道2区で自民党候補が敗れると首相の責任論が出る可能性もあるため、同党は候補者の擁立をやめた。事実上の不戦敗である。
一方、長野選挙区は羽田雄一郎氏の弟の次郎氏が立候補し、選挙戦を優位に戦っているといわれている。
焦点は参院広島選挙区である。2019年の選挙では、民主党推薦の森本氏が32%、ともに自民・公明推薦の河井氏が29%で、溝手氏が26%の得票率だった。つまり、自公候補の得票率は55%で、通常であれば自公推薦候補が勝利する。
読売新聞が<与党『最低1勝が至上命令』>と書いたのは、広島での1勝は堅いと踏んでのことであろう。実際、当初の世論調査では、自民候補が優勢であった。
ところが、その後、差が縮まり、4月6日付のAERAdot.は<西田氏がやや優勢も2ポイントほどの差しかない。まだ出馬表明して1カ月にも満たない宮口氏に追い上げられている>と報じている。
そして情勢はさらに変化した。同11日付の毎日新聞は<参院広島再選挙 野党推薦新人がリード、自民新人が追う>と報じたのだ。
3つの選挙のうち、2つは金の絡む腐敗が発端である。
それは偶然の現象ではない。長期政権の膿が出てきているのである。25日の選挙で、国民が腐敗政治にNOを突き付けることが出来れば、それは菅内閣への打撃となるのは間違いない。
孫崎享 外交評論家
1943年、旧満州生まれ。東大法学部在学中に外務公務員上級職甲種試験(外交官採用試験)に合格。66年外務省入省。英国や米国、ソ連、イラク勤務などを経て、国際情報局長、駐イラン大使、防衛大教授を歴任。93年、「日本外交 現場からの証言――握手と微笑とイエスでいいか」で山本七平賞を受賞。「日米同盟の正体」「戦後史の正体」「小説外務省―尖閣問題の正体」など著書多数。
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