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聖火中継では音声停止 政策の綻び“夢の裂け目”が至る所に ラサール石井 東憤西笑
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2021/04/15 日刊ゲンダイ
聖火リレーをひと目見ようと多くの人々が集まった…(C)日刊ゲンダイ
「本当にやるんですかオリンピック」その4。
松山英樹選手のマスターズ優勝は素晴らしかった。毎年毎年、寝不足の目をこすりながら見続けてきた甲斐あって、ついに日本人がグリーンジャケットに袖を通す瞬間を目撃できたのだ。
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いや、それだけではない。過去の日本人には到底届かなかった世界の壁を、楽々越えていける選手たちが今輝いている。
大谷翔平選手の奇跡の二刀流。大坂なおみ選手のメジャー制覇。NBAの八村塁選手。体格も技量も、チビで貧弱だった日本人のイメージを覆し、時代は変わったことをまざまざと見せてくれる彼ら。
なんというタイミングか。五輪が1年延期されたことで彼らの活躍がベストな時期となった。今彼らがオリンピックに出場すれば盛り上がることこの上ない。一部では開会式に出演させるとか、入場行進の旗手にするとかの案もあるらしい。
これでもう世論はオリンピック開催期待一辺倒になるかと思いきや、中止を主張する声は意外に各所で聞かれるようになった。それは、とにかくオリンピックはやるのだという政府や東京都の、そのためにねじ曲げられた無理筋の政策の綻び、いやすでに大きな裂け目が、随所に現れてきたからに相違ない。それは井上ひさし戯曲の名を借りれば、大きな「夢の裂け目」である。
世界中でも極端に少ないPCR検査の数。医療崩壊が起きるというプロパガンダの下に厚労省が「検査を抑えろ」という内部文書が出てきた。なぜか。オリンピックがやりたいからだ。
すでに第4波に突入し変異株の猛威で感染者は急増しているのに、まん延防止等重点措置のみで緊急事態宣言を出さない政府。なぜか。感染爆発を認めたことになり、オリンピックができなくなるからだ。
聖火ランナーの中継で「オリンピックやめろ」と沿道から聞こえたら、NHKが音声を30秒停止した。五輪反対のプラカードを後ろの人の邪魔にならないように掲げていたら、「五輪憲章に反する」と聞いたことのない理屈で排除された。どうして沿道の一般見学者に五輪憲章が関係あるのだ。
すべてはオリンピックのためだ。あえて言う。たかだか国際スポーツ大会ではないか。そのために犠牲にするものが大きすぎる。
これもあえて言う。すでに何人もの人が五輪のために命を落としている。比喩ではない。助かるべきはずの命が失われている。
ある閣僚はこう言ったという。「まん防をやって、やめての繰り返しでいい。それで五輪ができる」と。
悪魔の囁きだ。
本当にやるんですかオリンピック。
ラサール石井 タレント
1955年、大阪市出身。本名・石井章雄(いしい・あきお)。鹿児島ラ・サール高校から早大に進学。在学中に劇団テアトル・エコー養成所で一期下だった渡辺正行、小宮孝泰と共にコント赤信号を結成し、数多くのバラエティー番組に出演。またアニメの声優や舞台・演劇活動にも力を入れ、俳優としての出演に留まらず、脚本・演出も数多く手がけている。石井光三オフィス所属。
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