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五輪ありきの重点措置“乱発”の姑息…関西5府県は壊滅状態
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/287797
2021/04/12 日刊ゲンダイ
緊急事態宣言は不可避なのに(まん延防止等重点措置適用のなか、多くの人で賑わう大阪ミナミ・道頓堀周辺)/(C)日刊ゲンダイ
12日から「まん延防止等重点措置」が東京、京都、沖縄の3都府県に拡大。菅首相は重点措置の意義について「緊急事態宣言に至らないように」と強調するが、すでに重点措置を講じている大阪と兵庫は“壊滅”状態。3度目の宣言は不可避だ。
聖火リレーは和歌山に続き、11日奈良でスタート。13日には大阪に入るが、府内の感染状況は「緊急事態宣言の要請も考えたい」(吉村知事)ほど深刻だ。大阪に限らず、ランナーがのんきに走り抜ける関西の感染拡大は悲惨な状況である。
厚労省の「都道府県の医療提供体制等の状況」(9日公表)に基づき、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山の5府県の感染状況をまとめた(別表)。
大阪、兵庫は共に、5指標がステージ4(爆発的な感染拡大)に相当。奈良も4指標がステージ4に達し、医療体制の逼迫がうかがえる。
京都と和歌山は3指標がステージ3(感染者の急増)、1指標がステージ4だ。大阪や兵庫の感染爆発が収まらない限り、京都も和歌山もステージ4に向かう恐れがある。
アベコベな適用基準
表は8日までの数字で、直近の感染状況はさらに悪化の一途。9日には奈良と和歌山で、10日には大阪と兵庫で1日の新規感染者数が最多を更新。兵庫は2回目の宣言発令の前日以来、3カ月ぶりに全指標がステージ4に達した。
「再々宣言」は避けられない状況なのに、政権は及び腰。今夏の東京五輪を見据え、宣言を発令したくないのがホンネだ。政府内からは「重点措置なら五輪への影響はない」との声すら漏れる。感染が拡大しても重点措置を“乱発”、宣言発令は何としても避ける気だろう。
菅首相おは重点措置について「宣言並みに強い」と胸を張るが、適用基準はアベコベだ。現在の大阪と兵庫の状況は、2回目の宣言対象となる直前に匹敵する。当時に比べ、いまの大阪は感染者の増加が著しく、兵庫は療養者数と重症病床の使用率が一段と悪化。どう考えても、「再々宣言」は不可避だ。
菅首相は「国民の命を守る」と繰り返すが、やっているのは「五輪ありき」の姑息な対策。こんな調子では、「コロナに打ち勝った証し」なんて到底得られない。
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