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カンニング竹山問題で東京都に抗議殺到!小池都知事の昨年度の広報費は11億円超と新たに判明
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2021.4.7 10:00 岩下明日香 AERA dot.
小池百合子東京都知事(C)朝日新聞社
タレントのカンニング竹山(50)がTBS系「アッコにおまかせ!」(3月28日放送)で東京都の広報動画制作費用について誤った認識で発言をした騒動が波紋を広げている。
「100件を超える苦情の電話が来ています。場合によっては1時間を超えて意見を言う人もおり、対応する職員も疲弊して業務がままならない」
こう嘆くのは東京都の政策企画局だ。
竹山は番組で東京都の広報動画製作費について「全部じゃないけど、そのうち1本制作するのに4.7億円の税金が使われている」などと発言。
しかし、3月28日の番組内で「制作費が4.7億円じゃなくて、広告費全部含めて4.7億円使ったということでした」と訂正して謝罪した。
さらに東京都の抗議もあり、ほとぼりは冷めず、4月4日には同番組の放送終了後、TBSアナウンサーが改めて謝罪文を読み上げた。
<出演者から1本当たりの製作費が4.7億円であるとの発言がありました。正しくは、去年5月から8月に作られた、知事とタレントとの対談形式などによる8本の動画の製作費が1800万円でした(略)>
ことの発端となった竹山の広報費を巡る発言は、3月27日に放送したAbemaTV「カンニング竹山の土曜The NIGHT」で取り上げたものだ。
竹山の同番組には舛添要一前東京都知事と上田令子都議会議員が出演し、小池都政の問題について議論した。
そのなかで上田都議が動画など広告関連にかかる費用が約半年間で4.7億円だったことを解説。竹山は約半年間の額と動画1本分の額とを誤認し、翌28日の「アッコにおまかせ!」で発言したとみられる。
AbemaTVに出演していた舛添要一元東京都知事はAERAdot.編集部の取材にこう答えた。
「AbemaTVで一緒に議論していた私や上田都議には都から抗議は来ていません。小池批判をした竹山さんをテレビから干すというのが都の魂胆ではないか。都はテレビ局に圧力をかけて謝罪をさせ、所属事務所も飯が食えなくなるのでタレントに発言を控えろと抑制をかけたことになるでしょう」
カンニング竹山
舛添元知事はさらにこう疑問を呈した。
「AbemaTVはインターネット上のテレビなので、放送法に引っ掛かりません。しかし、行政は放送法を盾にして、地上波で嘘を言ったとケチつけることが可能なのです。抗議するなら私や上田都議にもすればいいのに、タレントという立場の弱い竹山さんを狙ったんじゃないか」
上田都議もAERAdot.の取材に対してこう答えた。
「4.7億円は昨年の第一回目の緊急事態宣言から夏までの限られた期間における内訳です。緊急事態宣言が発出された時、小池都知事が『ステイホーム』と呼びかけるテレビCMやデジタルサイネージなど、頻繁に広告が制作され、流されていました。また、タレントと都がコラボした動画に対して、都民から『いくらかかっているのか』という問い合わせも寄せられました。そこで一定期間ではありますが、広報費の支出を調査しました。後の調査で昨年度は11.1億円だったことも明らかになっています」
東京都の政策企画局に上田都議が調査した約11億円もの広報費について確認すると、こう回答した。
「テレビCMの電波料など、広報費の約11億円については、生活文化局の広報がまとめて出した数字です。ただ、昨年度の数字ではなく、1月6日までに契約したものに限ります」
つまり、1月7日以降から3月末までに追加契約した分は含まれていない額だというのだ。11億円もの広報費は都にとって必要な経費だったと認識しているかを問うと、以下のように答えた。
「そうですね。動画に限ると、閉鎖した動画もありすべての再生回数は確認できませんが、いま視聴できる動画が20本程度あり、約2000万回の再生はありますので、それなりに見ていただいて、本来の目的であります、啓発には効果があったのかと考えています」(東京都政策企画局)
しかし、上田都議は大阪府との違いをこう語る。
「大阪府の吉村洋文知事はこうした広告費は払えないからと、ローカル番組に出演して感染症への注意喚起を府民に呼びかけていました。番組に出演すればタダですから。一方、小池都知事はテレビ番組には出ないけど、ステイホームでみんなが家にいる時間を見計らってテレビやインターネットに広告を打つやり方だった。この費用を調査したら11億円にも上るという驚くべき金額でした。効果のほどはいかほどだったのか、疑問に思います」
上田令子都議が入手した東京都財務局の資料
東京都はAERAdot.の取材に対し、「アッコにおまかせ!」で竹山が問題となる発言をした翌日の3月29日付で文書をTBSと竹山の所属事務所に送ったことを認めている。
「抗議文というか、注意文を送付させていただきました。謝罪を求める内容ではありません。事実に反する内容があったので、そこは都民に誤解を与えるので注意をして頂きたいという内容です。今後の対応としては報道内容についての訂正を行うとともに、事実にそくした適正な報道や発言を求めるという趣旨の文書を送付させていただいた」(東京都政策企画局)
都から文書を受け取ったTBSはAERAdot.の取材に対し、こう回答している。
「(3月)28日の放送で誤った情報をお伝えしたので、番組の判断で、翌週4日に、YouTube動画の制作費について正確な情報をお伝えするとともに、視聴者に対して、お詫びすることとしました。都の申し入れとは関係ありません」
一連の騒動を受け、竹山は4日のAbemaTV「カンニング竹山の土曜The NIGHT」で、事実誤認のあった発言については陳謝しつつも、「もっと違うお金の使い方があるんじゃないか」と都の公金の使い方に疑問を投げかけた。
さらに、「何がおかしいのか、オープンの場で検証することが必要だと思う」と言い、次回11日に放送する同番組で、広報費を調査した上田都議と小池百合子都知事が率いる「都民ファーストの会」の都議を招いて討論する予定だという。竹山が仕掛ける「第2ラウンド」に注目したい。
(AERA dot.編集部 岩下明日香)
作成 AERAdot.岩下明日香
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