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※週刊ポスト 2021年4月16・23日号 各紙面クリック拡大
【東京五輪を花道に…=z
— 笑い茸 (@gnXrZU3AtDTzsZo) April 6, 2021
安倍が菅から「解散権」を取り上げた!
訪米前「50分会談」の核心
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「五輪までは菅首相支持」の安倍前首相 解散権を封じ後継総理選びへ
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2021.04.05 07:00 NEWSポストセブン 週刊ポスト2021年4月16・23日号
安倍晋三・前首相にはどんな思惑が?(時事通信フォト)
「内政、外交について意見交換した。非常に有意義だった」。菅義偉・首相は安倍晋三・前首相との会談(3月29日)の後、議員会館の安倍事務所の前で待ち受けていた30人近い記者たちに囲まれると珍しく機嫌良くそう語った。
菅・安倍会談は首相就任直後の昨年10月以来ほぼ半年ぶり。前回は約10分間だったが、今回は50分近く話し込んだ。
訪米を前に「外交が苦手」とされる首相が安倍氏に外交上のアドバイスを求めたのはわかる。だが、わざわざ「内政」についても話し合ったとリップサービスしたことで、永田町は、すわ解散総選挙かと浮き足立ち、「4月30日解散、5月23日投開票」といった選挙日程が流れている。
もっとも、2人には会談が注目されること自体が計算通りだ。菅首相にとって、退陣後も最大派閥・細田派の実質的なトップで党内に隠然たる勢力を持つ安倍氏の存在は潜在的な脅威だ。それだけに、首相就任以来「疎遠」とみられていた安倍氏と面談したことで、「安倍氏は菅政権を支持している」と党内に印象付けた。
一方、「桜を見る会」をめぐる捜査で政治活動を制限されてきた安倍氏も、首相との会談で「政権への影響力は健在」だとアピールすることができた。
だが、互いの本音は「一枚岩」にはほど遠い。「五輪までは菅ちゃんを支えなきゃな」。安倍氏が側近に漏らしているという言葉には、菅首相への複雑な感情が滲んでいる。側近議員がいう。
「安倍さんは日頃から、『五輪まで』と期限付きで菅さんを支えるという。菅総理は安倍さんの総裁任期の残りを引き継いだ救援投手。だから『オレには支える責任がある』とも語っているが、それは自分が誘致した東京五輪を成功させたいという思い。副総理の麻生(太郎)さんと会った時もよくそんな話をしているそうです」
裏を返せば、“五輪までは菅首相に解散させない”ということだ。
だが、東京五輪・パラリンピックが終われば、すぐ自民党総裁選に突入する。「五輪までの支持」とは、安倍氏が総裁選では「菅続投支持」ではなく、フリーハンドを持つつもりであるという意味まで読み取れる。
菅義偉・首相(時事通信フォト)
それがはっきりわかるのが次の証言だ。
「安倍さんは『麻生さんとも話しているんだが、衆院選を考えると後は誰がいいのかなあ。来年は参院選もあるから』とも語っている。麻生さんとは、菅総理が五輪を花道に退陣することを想定して後継総理の人選について話し合っている。もともと任期1年の救援投手の菅総理には本当の意味での解散権はないという考えでしょう」(同前)
9月5日に閉幕する東京パラリンピックを節目に菅首相は退陣するというのが安倍氏の“期待”しているシナリオなのだ。
菅首相も最近の安倍氏の動きにただならぬものを感じたからこそ、腹を探るために議員会館の事務所に出向いたのだ。
安倍晋三氏、五輪組織委会長固辞の思惑 総裁選見据え政治的復権へ
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2021.04.05 16:00 NEWSポストセブン 週刊ポスト2021年4月16・23日号
安倍晋三・前首相とほぼ半年ぶりに会談した菅義偉・首相(時事通信フォト)
菅義偉・首相と安倍晋三・前首相は3月29日に、ほぼ半年ぶりに会談し、菅首相は「内政、外交について意見交換した。非常に有意義だった」と語った。「桜を見る会」をめぐる捜査で政治活動を制限されてきた安倍氏だが、首相との会談を行ったことで、「政権への影響力は健在」とアピールすることとなった。
そんな安倍氏は、このところ国内、海外で存在感を増している。
国際的には、3月22日にホロコースト生存者で人権活動家のラビ・シュナイアー氏が設立した米国のユダヤ系財団「アピール・オブ・コンサイエンス財団」から「ワールド・ステーツマン賞(世界政治家賞)」を贈られた。
過去の受賞者は英国のサッチャー首相や旧ソ連のゴルバチョフ大統領、ドイツのメルケル首相など大物ばかりで、米国のバイデン大統領は安倍氏の受賞に直ちに祝辞を送ってきた。
国際的な知名度がほとんどない菅首相はバイデン大統領との首脳会談が外交デビューだ。その直前の安倍氏の受賞は、菅首相との「国際社会での格の違い」を見せつけることになった。
安倍氏は国内でも積極的に動き出した。受賞2日後の3月24日には、会長を務める自民党の「ポストコロナの経済政策を考える議員連盟」の会合に出席し、コロナ禍の経済対策について「まだ財政出動の余地はある」「増税という議論をするだけで萎える」と欧米のような積極財政を続けることを主張し、国民への「10万円給付金」の再支給に否定的な菅首相とのスタンスの違いを示した。
安全保障面でも、自民党新潟県連の会合(3月27日)で講演し、「今、中国が一方的な現状変更を行なう中で、日本を含むインド太平洋地域がフロントライン(最前線)になっているとの認識、覚悟で、外交安全保障政策に取り組む必要がある」と訴えた。
「安倍さんが一番心配しているのは菅政権の安全保障政策の弱さ。中国が尖閣諸島での領海侵犯を繰り返しているのに、親中派の二階俊博・幹事長に遠慮して中国に強い姿勢に出ることができないことに相当危機感を持っている」(側近議員)
さらにこの先も、安倍氏は4月22日に開催される夕刊フジ主催「日本国憲法のあり方を考えるシンポジウム3」に特別参加することが発表された。
安倍晋三・前首相にはどんな思惑が?(時事通信フォト)
安倍氏が露出を増やしているのは「政治的復権」をにらんだものだ。本誌・週刊ポストでは、森喜朗・元首相が地元の月刊誌のインタビューで、東京五輪組織委員会会長の後任を安倍氏に打診したが、「次の総選挙に向けて派閥の議員の応援に回りたい」という理由で固辞された経緯を明かしていることを報じた。
もし、安倍氏が会長を引き受けていれば、橋本聖子氏のように自民党を離党しなければならない。自民党最大派閥・細田派会長への就任も、9月の総裁選への関与もできなくなる。
それを断わったということは、「総裁交代」を見据えて五輪閉会の前、すなわち自民党総裁選前の政治的復権を優先させたということだ。
菅首相「4月自爆解散」なら超短命の麻生暫定政権へたらい回しか
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2021.04.06 07:00 NEWSポストセブン 週刊ポスト2021年4月16・23日号
4月解散ならどんなシナリオが待ち受ける?(時事通信フォト)
菅義偉・首相は安倍晋三・前首相との会談(3月29日)の後、議員会館の安倍事務所の前で待ち受けていた30人近い記者たちに囲まれると「内政、外交について意見交換した。非常に有意義だった」と語った。
訪米を前に「外交が苦手」とされる首相が安倍氏に外交上のアドバイスを求めたのはわかる。だが、わざわざ「内政」についても話し合ったとリップサービスしたことで、永田町は、すわ解散総選挙かと浮き足立ち、「4月30日解散、5月23日投開票」といった選挙日程が流れている。
しかし、安倍氏は「五輪まで」という期限付きで菅首相を支える意向であるとも言われている。裏を返せば、自分が誘致した東京五輪を成功さるまでは「菅続投支持」だが、その後はフリーハンドを持つという意味に捉えることもできる。この点については、麻生太郎・副総理とも合意しているようだ。
つまり、安倍氏は、菅首相が五輪を花道に退陣すること想定し、その後の総理人選について、麻生氏と話し合っているという状況にある。そして、その先にあるのは、自身の「政治的復権」だ。
では、もしも菅首相が本当に「4月解散」に踏み切った場合、安倍氏はどう出るのか。
当然、「五輪までは菅を支えるが、その後はフリーハンドで総裁選に臨む」という安倍・麻生合意は反故になるとみていい。政治ジャーナリスト・野上忠興氏が語る。
「総理が解散の決断をすれば、前総理も副総理にもそれを止めるのは難しい。安倍氏は、菅首相が“自爆解散”を選択するならそれもやむを得ないと考えて、復権に向けた動きを急いでいるのではないか」
だが、コロナの感染が再び拡大する中で五輪を開催するといっている当の菅首相が、ワクチン接種も進んでいないのに保身のために五輪直前に解散して政治空白をつくれば、有権者の強い批判を浴びるはずだ。
「自民党は大きく議席を減らす可能性が高い。仮に、自公で過半数を維持できて菅氏が首相に居座ろうとすれば、確実に党内から菅おろしが起きる。そのとき、背後で菅おろしの糸を引くのは安倍氏と麻生氏でしょう」(野上氏)
菅首相の“自爆解散”で、菅と安倍の戦いが始まるという指摘だ。そうなれば、党内基盤が弱い菅首相には圧倒的に不利だろう。
安倍晋三・前首相にはどんな思惑が?(時事通信フォト)
しかも、政治の混乱はさらに深まる。「4月解散、5月総選挙」で菅首相が退陣に追い込まれた場合、五輪の日程を考えるとすぐに後継総理・総裁を決めなければならない(自民党総裁選で党員投票を実施すれば1か月近い期間がかかる)。次の首相は五輪を開催するだけの9月までの超短期暫定政権になる可能性が高い。細田派幹部が語る。
「安倍さんは、そのときは麻生さんにワンポイントで登板してもらって、二階幹事長をはじめ、武田良太・総務相、田村憲久・厚労相などの問題閣僚を一掃するつもりでしょう。そうして安倍・麻生体制をつくった上で9月の総裁選でニューフェイスの総裁を選ぶことになる」
就任7か月で早くも政権末期になっている菅首相の次は、「超短命」の麻生暫定政権へのたらい回しなど国民は望んでいない。
だからといって、菅首相がここで解散を断念すれば、政権はいよいよ求心力を失う。菅首相が自爆解散を選んでも、解散断念でも、この政権には終わりが見えている。
倍晋三・前首相とほぼ半年ぶりに会談した菅義偉・首相(時事通信フォト)
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