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厚労省の大宴会に抗議殺到!発案“更迭”課長の華麗なる経歴
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/287270
2021/03/31 日刊ゲンダイ
深夜会食問題に関し、陳謝する田村憲久厚労相(C)日刊ゲンダイ
厚労省老健局の職員計23人が3月24日に東京・銀座の居酒屋で深夜まで送別会を開いていた問題。言い出しっぺは公衆衛生が専門のエリート技官、老人保健課の真鍋馨課長だった。職員23人が深夜まで送別会を開いていたことが明らかになると、厚労省の電話は30日の朝から鳴りっぱなし。抗議が殺到したという。
送別会を開いたのは東京都の営業時短要請が続いていた24日。田村厚労相が「非常に多い人数で常識では考えられません。許されない」と語気を強めれば、参院厚労委員会の小川克巳委員長も「極めて軽率な行動で一瞬にして信頼を失った」とバッサリ。政府も事態を重く受け止め、発案者の真鍋課長を大臣官房付に異動させた。事実上の更迭だ。
「送別会に参加したのは、老健局老人保健課に所属する三十数人のうち23人です。省内では大人数での会合や会食、飲み会などは避けるよう通達がありました。課の職員が飲食店のホームページで23時まで営業している店を探し、予約したそうです。新型コロナ対策の最前線に立ち、範を示すべき厚労省職員としては、あるまじき行為だったと認識しております」(同省総務課企画法令係担当者)
宴会は4時間以上におよび、終了予定の23時になっても十数人が店に残ったまま。全員が店を後にしたのは日付が変わる0時前だったという。多くの企業が歓送迎会を自粛する中、誰も開催に疑問を抱かなかったのか。
「どのように意思決定が行われたのか、調査中です。送別会が開かれることは局内の他の職員は知らず、課内で『やらない方がよかったのではないか』という意見が出たかどうかも分かりません」(前出の担当者)
HPのメッセージには「責任の大きさが待つ」
老人保健課は介護報酬や介護保健制度などを担当していて、責任者の真鍋課長は公衆衛生学が専門の医系技官だ。
真鍋課長は東北大医学部卒後、1995年に旧厚生省に入省。エイズ疫病対策課などを経て、ロンドン大学大学院に留学した。帰国後は環境省、長野県、文科省などに出向し、2018年から現職。厚労省のHPにこんなメッセージを寄せていた。
「行政官としてのキャリアパスは、時として心身ともに厳しい環境に置かれることもありますが、総じて刺激の多い学びの日々であるということです。経験を積み、役職が上がってもそれに応じた困難さ、責任の大きさが待っています」
国民に感染拡大防止を呼びかける立場にありながら、コソコソと送別会を主催する特権意識。これだけのキャリアを積み重ねても、「責任の大きさ」が分からなかったのだろうか。
時短破りの銀座大宴会…厚労省は世間の常識が通じないのか
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/287277
2021/03/31 日刊ゲンダイ
銀座(右)の居酒屋で深夜まで…(C)日刊ゲンダイ
「上の評価を気にして顔色をうかがうのが官僚の習性なのに……歯止めが利かなかったのが、むしろ不思議ですね」と話すのは、霞が関関係者。
厚労省老健局の職員計23人が3月24日に東京・銀座の居酒屋で深夜まで送別会を開いていた問題。
送別会は午後7時15分にスタート。仕事が終わった職員から次々と店舗に集まり、全員が居酒屋を出たのは深夜11時50分だったという。
政府は新型コロナの感染リスクが高まる「5つの場面」として、@飲酒を伴う懇親会等A大人数や長時間におよぶ飲食Bマスクなしでの会話C狭い空間での共同生活D居場所の切り替わり、を挙げている。
老健局は高齢者医療や福祉などを所掌。そもそもコロナ対策と無関係とは言い切れない部局なのだが、送別会では@〜Bに反していたというから目も当てられない。
「官僚の世界ですからね。部下が『送別会をやりましょう』と言ったところで、上司がひと言『まずいよ』と止めれば開かれなかったはず。課長のOKは論外で、周囲の目も気にせず、よく認めたなと思いますよ」(前出の霞が関関係者)
リサーチ&マーケティング支援の「ネオマーケティング」が全国の20〜69歳の男女1000人に聞いた「第2回緊急事態宣言に関する生活者実態調査」によると、約83%が飲酒を伴う外食をしないように気を付けていると回答している。
調査は1月27日に発表されたもので、すでに政府の緊急事態宣言も解除されているとはいえ、メガバンクに勤める哲也さん(49=仮名)は、「さすがに部下の送別会も、Zoomでやりましたけどね」とこう続ける。
職場の飲み会は絶対に外でやらない
「皆、世間の評判や社内の評価に響くのを恐れています。コロナ禍が収束するまで、職場の飲み会は絶対に外でやらない。この1年、プライベートで1人で飲みに行くのさえ避けているぐらいですから」と哲也さん。
IT関連企業に勤める誠さん(46=仮名)も、「仲のいい同僚のために15人ぐらい入れるバーを貸し切って、4人で離れて座って送別会をやったぐらい」と明かす。
厚労省の常識は世間の常識と違う、とでも言うのだろうか。田村厚労相は30日の会見で「国民の信頼を裏切って申し訳ない」などと謝罪していたが、経済ジャーナリストの荻原博子氏はこう言う。
「自粛を強いる側より、強いられている国民の方がよほど徹底していますよ。律義に時短を守ってきた飲食店だって怒り心頭でしょう。これで国民のことなんて何も考えていなかったことがはっきりした。謝って済む問題じゃありません」
まったくだ。
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