五輪は首相の勇み足で開くものではない／政界地獄耳（日刊スポーツ）赤かぶ

五輪は首相の勇み足で開くものではない／政界地獄耳（日刊スポーツ）
http://www.asyura2.com/21/senkyo279/msg/849.html
投稿者赤かぶ日時 2021 年 3 月 29 日 21:10:05: igsppGRN/E9PQ　kNSCqYLU

五輪は首相の勇み足で開くものではない／政界地獄耳
https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202103290000093.html
2021年3月29日7時38分　日刊スポーツ

★ブラジルでは26日、新型コロナウイルスの変異種が猛威を振るい、新規感染者数が24時間で10万158人に達し、累積感染者は1240万4414人。同日発表の死者数は3650人。1日の平均死者数は2400人を超える。累計の死者数は24日に30万人を突破し、米国に次ぐ多さとなっている。その米国の新型コロナウイルス感染者数は24日、累計で3000万人を超えた。死者数は55万人弱。インド政府は27日、前日からの24時間の新規感染者が6万2000人を超えたと発表した。今年は2月末までは連日1万人台で推移してきたが、今月11日に2万人を上回るなど拡大が続く。米国、ブラジル、インド、フランスの順で感染者が多い。

★そのフランスもパリなどで20日から4週間の外出制限がスタート。3度目のロックダウンとなる。変異ウイルスが広がるドイツでは23日、ロックダウンを延長した。イタリアも15日から国の半分でロックダウンが始まり、学校も閉鎖された。新たな変異ウイルスはPCR検査で検知されず欧州は苦しんでいる。本来ならワクチンで先行する欧州や米国に落ち着きが出始めてもいいはずだが、米国の新規感染者が横ばいになった程度で効果は見えていない。

★一方、日本政府は聖火リレーを世界の反発を買いながらも推し進め、首相・菅義偉は26日の参院予算委員会でオリンピック（五輪）の開会式に米バイデン大統領を招待する考えを述べたものの、同日、間髪を入れず米ホワイトハウスのサキ大統領報道官は「まだ（菅からの招待を）受けていない。大統領の今夏の外遊がどうなるかは予測できない」と困惑の表情を見せた。また首相は同委員会で北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長の妹・金与正（キム・ヨジョン）労働党副部長が東京五輪開会式に出席した場合「拉致問題の解決に資することであれば、私の仕事だと思っている。あらゆる可能性を考えて対応したい」と応じた。首相は絶えず「仮定の話にはお答えしない」としているが、この仮定の話にはすらすらと答えた。五輪は首相の勇み足で開くものではない。（K）※敬称略

1. 赤かぶ[124737] kNSCqYLU 2021年3月29日 21:11:35 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[23514] 報告

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ブラジル、死者30万人　終わらぬコロナとの戦い　サンパウロルポ
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN17E6L0X10C21A3000000/
2021年3月27日 0:15 (2021年3月29日 14:47更新)　日経新聞

※動画→https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN17E6L0X10C21A3000000/

感染者数1232万人、死者数30万人――。新型コロナウイルスの感染拡大が続くブラジルが世界の震源地となりつつある。感染爆発と呼ばれた昨年の2倍のペースで死者数が増加する一方、1年間にわたる経済活動の制限に市民の疲弊は限界に近づきつつある。出口の見えない長いトンネルが続く、サンパウロを歩いた。

「父さん･･･」。泣き叫ぶ娘の肩を抱き寄せる母親。防護服に身を包んだ職員が地面に置かれたひつぎに黙々と土をかけていた。中南米最大の墓地と呼ばれるビラ・フォルモサ。真新しい花束が載せられた墓が並ぶ脇の側道にはひつぎを載せた車が並び、最後の別れを惜しむ家族たちとともに埋葬の順番待ちをしていた。

順番待ちの遺体を埋葬するため、墓地には無数の墓穴が掘られている（15日、サンパウロ）

「手袋の支給すらない。政治家は口先だけで、何も手伝ってくれない」。市の職員、ジョアン・バチスタ（55）はこう吐き捨てる。直射日光が照りつけ、気温は30度を超える過酷な環境だが、次々と新たなひつぎが到着するため、休む間もない。絶え間なく遺族の泣き声が聞こえる戦時中のような状況に「精神を病んで、アルコールや薬物に依存する仲間も多い」とつぶやく。

数多くの犠牲者を出した第1波を乗り越えたかのように見えたブラジルだが、昨年12月から第2波が本格化。足元の1日の死者数は3000人を超え、第1波のピークの2倍のペースだ。

市北部の中規模病院であるジェラウ・ビラ・ペンテアド病院には救急車が次々と乗り付け、患者を搬送していた。サンパウロ州では病床数が足りずに自宅で死亡する感染者が相次いでおり、同病院は新型コロナ専門病院として稼働することが決まったばかり。もっとも、病床は既に満床近くなっており、自家用車で乗り付け、受け入れを断られた感染者らしき市民の姿もあった。

病院に搬送される患者（23日、サンパウロ）

ウイルスと同様に深刻なのが経済への影響だ。サンパウロ州は3月に入り、商業施設や飲食店の営業を規制し、夜間の外出も制限した。第1波に続き2回目となる都市封鎖（ロックダウン）だが、先進国と違い補助金はほとんどなく、街にはシャッターを閉じたまま閉鎖した店舗が並ぶ。

路上には失業者があふれる。旧市街（セントロ）では、至る所にテントが張られ、夜にはたき火で暖を取る人々の姿があった。この1年間で、路上生活者がゴミをあさって食べ物を探す光景はサンパウロの日常の風景となりつつある。多くは有色人種だ。ブラジル地理統計院（IBGE）の統計では、白人の失業率が11.5%なのに対し、黒人は17.2%となっている。コロナ以前から引きずる、人種間の格差がさらに広がっている構図だ。

長引く経済活動の制限で、シャッターを閉じた店が並ぶ（26日、サンパウロ）

事態収束のための切り札として期待がかかるワクチンの接種も遅々として進まない。25日時点で、ブラジルの100人あたりの接種回数は7.8回にとどまる。ドライブスルー方式のワクチン接種会場に足を運んだが、自動車の数は数えるほどだった。接種を終えたヘジナ・エステル（75）は「できるだけ早く打ちたかった」と満足そうに話すが、こうした意見が多数派とはいえない。ある医者は「職場から求められたから接種したが、個人的には避けたかった」と明かす。

ワクチンに否定的な機運をつくり出しているのが、大統領のジャイル・ボルソナロ（66）だ。中国警戒論を公然と唱えるボルソナロは現在同国で主流の中国製のワクチンについて「（有効率）50%が良いものか？」と述べるなど、効果に懐疑的な発言を繰り返す。接種会場で働く職員は「接種されるのが中国製ワクチンだと知って、拒否して帰った人もいる」と明かす。

中国製ワクチンを接種する職員（17日、サンパウロ）

終わりが見えないコロナとの戦いに市民は疲弊しており、弛緩（しかん）した空気すら漂う。連日のように感染者や死者数が過去最多を超えたと報じられる中でも、低所得者層が多く暮らす地域では夜間の外出制限を無視してマスクを着けずに談笑する人々の姿が見られ、週末の夜になれば富裕層が住むマンションではパーティーの音が漏れ聞こえる。遺体が続々と運ばれる墓場には「秩序と進歩」という、国の標語が記されたブラジル国旗がむなしくはためいていた。

=敬称略

（サンパウロで、外山尚之）

2. 赤かぶ[124738] kNSCqYLU 2021年3月29日 21:12:46 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[23515] 報告

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ブラジルの新型コロナ感染爆発開始から1年。ウイルスの勢いは止まることなく、墓地では埋葬待ちの遺族が列を作り、病院では患者の受け入れ拒否が発生する。累計感染者数1232万169人、死者数30万3462人という無機質な数字の裏にある、サンパウロの現状を取材してルポで書いた。https://t.co/mCEEBG4dO8
— 外山尚之（日本経済新聞） (@NaoyukiToyama) March 26, 2021

3. 赤かぶ[124739] kNSCqYLU 2021年3月29日 21:13:38 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[23516] 報告

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こんな恐ろしい変異株
無策無能な日本政府と知事では対応できないよーhttps://t.co/78LXqRFq6E
— こけっぴーP (@totokiki56777) March 27, 2021

4. 赤かぶ[124740] kNSCqYLU 2021年3月29日 21:14:28 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[23517] 報告

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②毎日休む間もなく遺体を埋め続ける職員の疲労は深刻で、取材では精神を病む同僚も多いとこぼされた。感染リスクが高い職場ながら、財政難の折、手袋やマスクすら支給されなくなったという。アルコールや薬物依存という、ブラジルが抱える社会問題の一端が垣間見えた。https://t.co/mCEEBG4dO8 pic.twitter.com/5i8LXU3iVX
— 外山尚之（日本経済新聞） (@NaoyukiToyama) March 27, 2021

5. 赤かぶ[124741] kNSCqYLU 2021年3月29日 21:14:59 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[23518] 報告

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④これだけ深刻な事態にも関わらず、街中の雰囲気は意外なほど明るい。広場ではマスクなしでサッカーを楽しみ、街角ではビール缶片手に談笑する人々の姿も。リテラシーの問題もあるが、長期にわたるコロナとの戦いに疲れ、現実を直視しなくなってる人も少なくない。https://t.co/mCEEBG4dO8 pic.twitter.com/ENVDF7nNI8
— 外山尚之（日本経済新聞） (@NaoyukiToyama) March 27, 2021

6. 赤かぶ[124742] kNSCqYLU 2021年3月29日 21:15:31 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[23519] 報告

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⑥夜間は外出自粛令が出ているが、厳密には守られているとは言い難い。路上生活者も多い旧市街（セントロ）では、制限時間ギリギリになっても人通りがあり、政治の思惑と市民のギャップを目の当たりにした。https://t.co/mCEEBG4dO8 pic.twitter.com/AmnWvuK1a4
— 外山尚之（日本経済新聞） (@NaoyukiToyama) March 27, 2021

7. 赤かぶ[124743] kNSCqYLU 2021年3月29日 21:15:59 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[23520] 報告

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⑧頼みの綱のワクチンも歩みは遅い。ボルソナロ大統領が率先してネガティブキャンペーンを張っていることもあり、市民の中国製ワクチンに対する拒否感は強い。ワクチンの接種会場でも、暇そうにしている職員の姿が印象的だった。https://t.co/mCEEBG4dO8 pic.twitter.com/OP6iyiQB7X
— 外山尚之（日本経済新聞） (@NaoyukiToyama) March 27, 2021

8. 赤かぶ[124744] kNSCqYLU 2021年3月29日 21:16:56 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[23521] 報告

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⑨サンパウロ州は27日、緊急事態宣言を4月11日まで延長すると発表した。医療崩壊の危機に対応したものだが、一方で市民の経済的な厳しさは更に増すことになる。戦時中のような状況に、市民がいつまで耐えることができるのかは分からない（終）https://t.co/mCEEBG4dO8 pic.twitter.com/PQRlv0cPK5
— 外山尚之（日本経済新聞） (@NaoyukiToyama) March 27, 2021