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コロナを笑う者はコロナに泣く(植草一秀の『知られざる真実』)
http://www.asyura2.com/21/senkyo279/msg/822.html
投稿者 赤かぶ 日時 2021 年 3 月 28 日 15:15:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

コロナを笑う者はコロナに泣く
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2021/03/post-ba921a.html
2021年3月28日 植草一秀の『知られざる真実』


菅義偉首相は起死回生大逆転を狙う最後のギャンブルにも負ける可能性が高い。

原因は菅義偉氏の反知性主義にある。

菅義偉首相は緊急事態宣言を、3月21日をもって解除した。

解除に際して国会質疑で

「本当に大丈夫か」

との質問に遭った。

菅首相は

「大丈夫だと思う」

と答えたが、科学的根拠を示さなかった。

菅首相が述べたのは

「新規感染者数が減った、医療のひっ迫度が低下した」

ということだけで、感染が今後も減少する根拠を示さなかった。

新規陽性者数は3月10日ごろから再拡大に転じている。

感染の増減と強い因果関係を有するのが人流の増減。

人の移動は12月11日ごろから明確に減少し、12月31日にボトムを記録した。

1月末までは低水準を維持したが、2月中旬から増加に転じた。

この人流拡大から3週間のタイムラグを伴って3月10日ごろから新規陽性者数が再拡大に転じた。

              東京都新規陽性者数推移

※拡大→http://img.asyura2.com/up/d12/10781.jpg

3月21日以降、人流が季節的に拡大する時期にさしかかる。

卒業式、卒業旅行、歓送迎会、花見、学校の春休み、春の旅行シーズンが重なる。

自粛で蓄積された外出欲求が一気に爆発する可能性も高い。

この状況下で緊急事態宣言が解除されれば、人流が爆発的に拡大する可能性が高い。

さらに、変異株の影響も懸念される。

12月中旬に英国で変異株が確認された。

直ちに強固な水際対策が必要だったが、菅義偉氏が強く反対して入国規制の強化が実現しなかった。

ビジネストラック、レジデンストラックの入国が停止されたのは1月13日になってから。

変異株が感染拡大の中心になり始めている。

菅義偉首相は感染拡大防止策として五つの柱を示したが、これらは感染拡大を防止する施策ではない。

五つの柱とは

「飲食を通じた感染防止対策」
「変異株の監視体制の強化」
「感染拡大の予兆をつかむための戦略的な検査の実施」
「安全・迅速なワクチン接種」
「次の感染拡大に備えた医療体制の強化」

である。

飲食を通じた感染防止対策はもっとも重要な施策だが、3月21日以降は、この対策が緩和された。

感染拡大防止ではなく、感染拡大推進になっている。

ワクチン接種は遅々として進まない。

7月までに実施されるワクチン接種は限定的規模にとどまる。

監視体制の強化、検査の実施、医療体制の強化、は感染拡大を抑止する施策ではない。

このなかで、菅内閣は緊急事態宣言を解除した。

新規陽性者数は明確に再拡大を示している。

季節的要因も加わり、大都市圏から全国各地への旅行者が急増している。

感染が拡大している地域からウイルスが日本全国に拡散されている。

五輪「聖火リレー」は多くの密集を生み出している。

菅内閣が感染拡大推進策を実行しているわけだ。

4月から5月にかけて感染爆発が生じれば、東京五輪は中止に追い込まれる可能性がある。

菅首相は六度目のギャンブルに出て完全に討ち死にする。

この場合は、首相辞任しか道はない。

反自公陣営にとっては菅首相続投が選挙戦術上有利だが、菅首相は引責辞任せざるを得ない状況に追い込まれる。

ものごとが論理的整合性をもって進むなら、菅首相がギャンブルに負けて辞任に追い込まれる可能性は高いと考えられる。


「UIチャンネル」第380回放送、鳩山元首相との対談がアップされております。

https://bit.ly/37cW7Bs

ぜひご高覧賜りたい。


 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
1. 赤かぶ[124515] kNSCqYLU 2021年3月28日 15:15:38 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[23292] 報告

2. 赤かぶ[124516] kNSCqYLU 2021年3月28日 15:17:42 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[23293] 報告

3. 赤かぶ[124517] kNSCqYLU 2021年3月28日 15:18:26 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[23294] 報告

4. 赤かぶ[124518] kNSCqYLU 2021年3月28日 15:21:02 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[23295] 報告

5. しんのすけ99[940] grWC8YLMgreCr4JYglg 2021年3月28日 16:07:10 : A4AvZivHZs : WU95VlVYQVVmdmM=[1837] 報告
コロナを笑う のではなくて、強がり言っているだけなんですよ コロナなんて恐ろしくないんだと
自分に言い聞かせたい心理が 掲示板にそう書きこませるんです だから 怖くないと言い張る人に限って
自分のコメへの反応が 気になってしょうがない筈です アンテナ立てているのが見え見えです

コロナなんぞ怖くない 俺はワクチンなんて打たないぞ なんて言ってる御人に限って自分の番になると
あっさりワクチン投与を受けるでしょうな 「俺は投与の案内来たけど断ったぜ」 なんていう人
ネット掲示板に限れば いまだに見かけませんからねぇ ま 高齢者しか案内来ませんけどね今のところは。

6. AN[1844] gmCCbQ 2021年3月28日 17:01:18 : 7TkzMLzxKM : cGh5emt2eldjV2M=[351] 報告
>>5. しんのすけさん

 小生は新コロよりもワクチンのほうが怖いので、案内が来ても接種しません。
 といっても、BBSでそれを証明するのは不可能ですが(もし「未接種証明書」が登場したとしても、ネットに実名で公開するのはワクチンよりも怖いですから(笑))。 信じてくれる人が信じてくれたら、それで結構。

 一応”判断材料の一つ”を貼っておきます。
 図は厚労省「新型コロナウイルス感染症の国内発生動向(速報値)令和3年1月6日18時時点」https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/000716059.pdf
の新コロ国内陽性者数と死亡者数(積算値)を年齢別に見たものです。
 「致死率」(死亡÷感染者数)が非常に小さいことが読み取れます。



[スレ主【赤かぶ】による初期非表示理由]:その他(アラシや工作員コメントはスレ主が処理可能)アラシ。

7. 2021年3月28日 17:06:29 : nfoGTNZeTs : QkxqMHJTTGRjWkU=[136] 報告
>>6
ランサーズアルバイトしんのすけをまともに相手にするだけ時間の無駄
こいつの正体はかの有名な「真相の道」だからwww
8. 2021年3月28日 17:44:46 : KwnyF4pJIk : dC9ZSlNyUG9wNkU=[1] 報告
コロナを笑ったりなめたりしているわけでは無い。リスクの程度で考えるべき?
今現在コロナに罹患する確率は200人に一人、亡くなる人は1万人に一人以下のリスク。(政府発表のデータが正しいとして)
それに対して出来たてワクチンの安全性がいまいち不明。
高齢者で持病を持っている人で、ワクチンの安全性を信じて打った方が良いかも。ただし、若い人は罹患する確率は変わらないが亡くなる確率は高齢者より遙かに低く十万人に一人とか数十万人に一人かも。
その程度のリスクに対し、安全性不明のワクチンを打つ必要があるのだろうか?
9. 2021年3月28日 18:20:37 : 4D3OjxhHhg : TEswdkdERG1YZ0E=[461] 報告
ころな、コロナと言うけれど、認定したコロナ患者のカルテを患者の名を付してコピー撮れよ。
認定基準は通常のインフレとどう違うの、うえちゃん
10. 2021年3月28日 18:36:30 : jVLSU731Cc : UE1neUtvTjNORTI=[24] 報告
安倍のころからそうだが今の政権、コロナ舐めすぎ。

北朝鮮問題に対するのとまったく真逆でこれはJアラートで煽りに煽って頭を抱えてうずくまるだのおよそ現実離れした避難訓練させたくせにだ、こちらコロナは国家の安全に関わらないのだろうか。

せっかく内閣危機管理室なんて御大層なものを作り上げてもまあ張りぼてなんだろうな。

どちらかといえば国民監視のほうに主眼がある組織だろう。

むしろ政権にたいして批判的メディアの監視こそが役割なんじゃないか。

11. 佐助[8622] jbKPlQ 2021年3月28日 19:06:46 : QasWuHePjw : ZzdyNUtFQkZmbU0=[16] 報告
茶番劇
厚生労働省2月13日にナロコ感染症健発0203第2号発令

新型インフルエンザ感染症に変更の逃げ道作る国家

新型コロナウイルス感染症の感染症法における法的位置付けについては、「指定感染症」から「新型インフルエンザ等感染症」に変更されることとなる。

コロナワクチンのインチキについて
https://blog.goo.ne.jp/beingtt/e/1c751ac08dcdf3e0f4d5046a9b3d0d87

もともとコロナワクチンは,遺伝子治療薬ですから、「ワクチン」と誤魔化しRNAウイルスカゼに遺伝子治療するトリック。mRNAがDNAを変えることになる。

すなわちワクチン接種は免疫機能ぶち壊してることになる。それは五年かかるのか10年かかるのかわからない。

そしてコロナワクチンを接種すると、生まれ持った免疫システムが破壊される可能性あり。

新型コロナのワクチン接種、2回目で副反応が大幅増加!35.6%から発熱症状 26歳で死亡した事例も アナフィラキシー症状は計181件

他にも倦怠感が67.3%、頭痛が49.0%などと高い数字が並び、過去の事例だとワクチン接種直後に脳出血とくも膜下出血で死亡した女性(26歳)の報告も掲載されていました。

ワクチン接種は免疫機能を破壊させることになる。

PCRもインチキ,コロナワクチンも遺伝子治療薬ですから,将来何がおきても知らない。好きにしたら。

12. 2021年3月28日 19:22:10 : jVLSU731Cc : UE1neUtvTjNORTI=[25] 報告
辛坊やら橋下徹、三浦瑠璃などはコロナ初期のころには季節性インフルぐらいことで不安を煽るなみたいなことを言っていた。


今になってワクチンの国産開発だの言って日本は戦時意識が足らないとか、また憲法改正に結び付けたい思惑が見え見えの議論をする。


初期のころにはスウェーデン方式などと言って集団免疫をつけることが大事、PCR検査は意味がないみたいなことを言い続けてきた。

いつの間にやらスウェーデン方式は引っ込めてPCR検査も以前から賛成みたいなことを言い始める悪質さ。

結局彼らはコロナと戦うではなく、政権に批判的なメディアと戦っていたわけだ。

批判つぶしにはある程度の成果は上げているものの肝心のコロナは彼らの詭弁を受けいれてくれそうにはない。

戦前と同じで国内的には無敵だが、対外的には夜郎自大を露わにして海外の非難を浴び満身創痍で自壊していくのだろう。

13. 2021年3月28日 20:01:16 : Fw8i08SSaA : b1gwelZ6aHlob2M=[15] 報告
コロナは嘘です‼私マスクつけないで出歩いています‼全ん全んだいじょぶです‼
14. 2021年3月28日 20:13:22 : 8ZOfzsUjXw : SmpsVDRtem00WS4=[598] 報告
嘘に逃げ 追い詰められて 大博打
15. HIMAZIN[1838] SElNQVpJTg 2021年3月28日 20:27:19 : kQ8LPsZjUk : LkhZYlA1U2hBQnM=[681] 報告
・PCR検査が不正確極まりない。
・検査数がバラバラなんで陽性者数の増減で一喜一憂しても意味がない。
・PCR陽性者=感染者ではない。
・飲食店に時短強制するだけの緊急事態宣言なんざ、なんの役にもたたない。
・コロナ重症者・死者はコロナそのものどころか既往症・老衰も含む水増し。
・事象的にPCRやらなければインフル拗らせた肺炎で片付けられるもの。
・そもそも肺炎死のほうが1桁多い。

これだけツッコミどころ満載なのにまだタイヘンダータイヘンダーと大騒ぎしますか。

※さて、ANさん含めていつ赤かぶ氏が非表示にしてくるかな(笑)

[スレ主【赤かぶ】による初期非表示理由]:その他(アラシや工作員コメントはスレ主が処理可能)アラシ。

16. HIMAZIN[1839] SElNQVpJTg 2021年3月28日 20:29:28 : kQ8LPsZjUk : LkhZYlA1U2hBQnM=[682] 報告
何故かホームレスはコロナに感染しないみたいなので、コロナが未だに怖い人は公園でテント生活してみるのも一つの手ではないですかね。

[スレ主【赤かぶ】による初期非表示理由]:その他(アラシや工作員コメントはスレ主が処理可能)アラシ。
17. AN[1845] gmCCbQ 2021年3月28日 21:54:03 : 7TkzMLzxKM : cGh5emt2eldjV2M=[352] 報告
>>16. HIMAZINさん

 コロナウイルスは元々不衛生な環境には蔓延しているものなので、長期間不衛生な生活をしている人には免疫が出来上がっているんじゃないかと思います。
 でも付け刃でテント生活するのはかえって危険じゃないかなー。

 というか、「コロナが未だに怖い人」って、新コロに罹ることそのものが怖いのではなく、”罹って後ろ指を指されることが怖い”みたいですから、テント生活で後ろ指指されるなんぞ真っ平ごめんなんじゃないかな^^;
 しかし、病気に罹った人や、それを治療・看護する人を排撃する人達って、、、風邪引いて死んじまえ、ですね。


 ところで、>>6.で書きましたように、厚労省はいつの間にか「感染者数」を「陽性者数」に変えてきましたね。 全く小狡いヤツラだ。


[スレ主【赤かぶ】による初期非表示理由]:その他(アラシや工作員コメントはスレ主が処理可能)アラシ。

18. HIMAZIN[1841] SElNQVpJTg 2021年3月29日 00:19:52 : kQ8LPsZjUk : LkhZYlA1U2hBQnM=[684] 報告
>>17

世間体>コロナ てことですよね。
心身を害してまで気にしなきゃならん世間体なんぞ糞っ喰らえですね。日本社会の陰湿さ、後進性が見事顕になりました。

またぞろこんな悲劇をおこさんためにも、とっととコロナ騒動は終わらせるべきです。

「自分のせいで周りに迷惑」 コロナ感染 自宅療養の女性が自殺(NHKニュース)
http://www.asyura2.com/20/iryo6/msg/497.html

[スレ主【赤かぶ】による初期非表示理由]:その他(アラシや工作員コメントはスレ主が処理可能)アラシ。

19. 斜め中道 (-_-メ)[3885] js6C35KGk7kgKC1fLdIp 2021年3月29日 12:32:24 : 460ZVzz1ys : SDZ2LjR6cm1sVk0=[6960] 報告
>>17 ANさま
ホームレスの人の多くは結構清潔ですよ♪(☚経験的に)
少なくとも3密にはなりにくいし。

その他については、
>>18 HIMAZIN のご意見も含めて絶賛賛同♪
(風邪引いて死んじまえ・・・は、ブチりてぇ・・・ですが♪)

20. 2021年3月29日 13:42:34 : F4gjeaU2DI : VTZyL2RQa09kdjI=[535] 報告
もうコロナワクチンなんて、ラウンドアップをワクチンの代わりに打つと言った方が分かりやすいな。

そして、ラウンドアップをワクチン代わりに打たせるため、煽られたものが痴漢の信じてやまないコロナだ。

21. 2021年3月29日 14:55:17 : K5usCtGymI : R2J6NnhiRlJqbVU=[1] 報告
メディアは本年5月13日、米国カリフォルニア州の陪審員による裁判所が、「除草剤ラウンドアップを約30年間使用したことが原因でがんを発症した」という訴訟で、ドイツのバイエル(モンサントを買収)に20億ドル(約2180億円)余りの賠償金を支払う義務があると認定した」と報じている。バイエル側は、米環境保護庁(EPA)が先月、除草剤の使用に関する暫定的なレビューでも、グリホサートには発がん性がないとしており、また世界の主要な保健当局もグリホサートの発がん性を否定していることを主張したが、陪審の判断はまったくそれとは矛盾する判決となった。バイエルは控訴すると表明している。 この裁判でのバイエル(モンサント)の敗訴の理由はグリホサートの発がん性そのものというより「ラウンドアップの潜在的な危険性について十分な警告をしなかった」という理由である。とはいえ、同州でのラウンドアップの発がん性に関する裁判では3件目の敗訴であり、これでラウンドアップ批判派(遺伝子組換え反対派)の活動はますます活発になるだろう。しかし、幅広く科学的根拠を確認しながら判断を下している我が国の食品安全委員会をはじめ米環境保護庁、EUの欧州食品安全機関(EFSA)などがグリホサートの発がん性を否定していることを忘れないでほしい。
読者諸氏は自信をもってラウンドアップを使用基準に従って利用すべきだし、その根拠をこの特集を通してご理解いただきたい。

ラウンドアップはなぜ風評被害に遭っているのか?

公益財団法人食の安全・安心財団理事長東京大学名誉教授
唐木英明

農学博士、獣医師。1964年、東京大学農学部獣医学科卒業。同大学助手、助教授、テキサス大学ダラス医学研究所研究員を経て、87年に東京大学教授、2003年に名誉教授。その後、倉敷芸術科学大学学長、日本学術会議副会長、内閣府食品安全委員会専門委員などを歴任。

安全性が高く、有用な除草剤として古くから世界中で使用されているラウンドアップが危険な農薬であるかのような風評被害に遭っている。不正確な論文や恐怖をあおる映画が作られ、非科学的な風評が拡散し、それが裁判にまで影響し、ラウンドアップを必要としている農業者に不安が広がっている。このような事態になった原因は、ラウンドアップが遺伝子組換え(GM)反対の道具に使われたことである。その顛末と対策について考える。

(1)ラウンドアップ

ラウンドアップは米国モンサント社(※1)が1974年に発売した除草剤であり、有効成分はグリホサートという化学物質である。ほとんどの種類の雑草を除草することができるのだが、散布すると短時間で土壌に吸着され、微生物により分解されて消失するので、環境汚染の可能性は小さい。また、後で述べるように安全性が高く、適切に使用する限り人の健康被害はない。このような優れた性質を持つため、世界の160カ国以上で広く使用され、日本や米国では最も多く使用されている。
発売されてから約20年間、ラウンドアップは広く使われ、その安全性について特段の議論はなかった。しかしその後、ラウンドアップの運命は大きく変わり、一部の人たちから毛嫌いされるようになった。そのきっかけは1996年に始まった遺伝子組換え(GM)作物の商業栽培だった。

(2)ラウンドアップレディー

最初に栽培されたGM作物はモンサント社が開発した「ラウンドアップレディー」(ラウンドアップ耐性)と呼ばれるもので、ラウンドアップを散布しても枯れない性質を持った大豆やトウモロコシだった。このGM作物が育つ畑にラウンドアップを散布するとすべての雑草は枯れてしまい、GM作物だけが生き残る。そんな夢のような新技術だ。農業労働の大きな部分を占める除草が簡単になるというメリットのため、ラウンドアップレディーは世界中に広がり、GM作物の大きな部分を占めるようになった。日本でもその安全性の審査が行なわれ、ラウンドアップレディーのトウモロコシ、大豆、菜種、綿などの安全性が確認されている。ラウンドアップもラウンドアップレディーと一体になって売り上げを伸ばした。

ところが、GM技術には当初から反対運動があった。そもそも「遺伝子は神の領域であり、人間がこれに手を付けることは許されない」という神学的な反対や、「自然ではない遺伝子が入っているものなんか食べたくない」という感情的な反対である。これが世界的な運動に広がったきっかけは、企業の間違いにより起こったスターリンク事件だった。

(3)スターリンク事件

1998年に除草剤耐性だけでなく害虫抵抗性も持つGMトウモロコシ「スターリンク」がフランスのアベンティス社により開発された。すべてのGM作物は発売前に安全性と環境への影響について国の審査を受け、とくにアレルギーについては厳しく審査される。スターリンクはアレルギーに関するデータが不足していたため食用には許可にならず、飼料用として栽培が始まった。
ところが2000年に米国で、メキシコ料理のタコスの材料であるトウモロコシにスターリンクが混入していることを反GM団体が見つけた。輸送や貯蔵の過程で混入してしまったのだ。米国では何か問題があればすぐに訴訟になる。このニュースを聞いた消費者から、スターリンクを食べたため体調を崩したという訴えが続出し、中にはアレルギーを起こした人もいた。アレルギーとスターリンクの関連は医学的に否定されたが、2002年にアベンティス社はアレルギーを起こしたと訴えた3人に900万ドル(約10億円)を支払うことで和解した。こうしてGM作物はアレルギーを起こすという間違った情報が広がり、スターリンクは栽培停止と回収に追い込まれ、米国トウモロコシ関連業界は大混乱に陥った。そして、この問題をきっかけにしてGM作物に対する反対運動が世界的に大きく広がった。
日本ではスターリンクを承認していなかったが、輸入した飼料用トウモロコシにスターリンクが混入していることを反GM団体が見つけた。これについての政府の発表が遅れたため、「遺伝子組換えはアレルギーの原因」、「未承認遺伝子組換えが食品に混入」、「政府の情報隠し」などのセンセーショナルな新聞、テレビ報道が相次ぎ、恐怖が広がり、GM作物への反対が増えていった。

(4)ラウンドアップ潰し

スターリンクが消えた後に反GM団体のターゲットになったのがラウンドアップレディーだが、これは厳しい審査を経て承認されたもので、安全性に疑問を持たせる材料に乏しかった。そこで目をつけられたのがラウンドアップだった。これを潰せばラウンドアップレディーも潰せるだろうという目論見だ。そして、「ラウンドアップには発がん性がある」、「ラウンドアップレディーは危険」といった映画が次々作られた。主なものだけでも『ザ・フューチャー・オブ・フード』(2004)、『モンサントの不自然な食べもの』(2008)、『遺伝子組み換えルーレット−私たちの生命のギャンブル』(2012)、『パパ、遺伝子組換えってなぁに?』(2013)、『たねと私の旅』(2017)などがある。

同様の内容の単行本も多数が出版され、それがSNSなどを通じて拡散し、多くの人の「常識」になってしまった。それらが流す内容は、「モンサント社はベトナム戦争で使われた枯葉剤を作った最悪の企業」、「ラウンドアップにも遺伝子組換え作物にも発がん性があるにもかかわらず、モンサント社と政治の癒着の中でその事実が隠されている」、「科学的データを出そうとするとセラリーニ教授のように弾圧され排除される」、「こうしてモンサント社のような世界的大企業が政治を動かし、作物の種子を独占し、世界の農業を支配しようとしている」などの陰謀論である。米国の調査では国民の半分以上がこのような途方もない陰謀論を信じているという。
それではラウンドアップの安全性に問題はあるのだろうか。

(5)ラウンドアップの安全性

「ラウンドアップは危険」という話が時々出てきて話題になった。その一つが、遺伝子組換えに反対しているフランスのセラリーニ教授が2012年に発表した、ラウンドアップがラットの乳がんを増やすという論文である。多くのメディアがこれを報道して不安が広がった。しかし、それまでの多くの研究でラウンドアップには発がん性がないことが確認されている。それなのにこの論文だけが発がん性があると主張している理由について多くの研究者が検証した結果、論文に科学的な誤りがあることが分かった。この実験に使われたラットは自然の状態でも加齢とともに多くのがんができる種類であり、実験に使われたラットの数が少なかったので、自然にできるがんとそれ以外のがんを区別することが難しく、自然にできたがんをラウンドアップの影響にしてしまったのだ。多くの批判の結果、この論文は取り消された。これはモンサント社の陰謀だとセラリーニ教授は主張したが、まともな研究者が信じる話ではない。ところが、別の科学雑誌がこれをそのまま掲載し、現在も読むことができる。このことは一部の研究者と科学雑誌には問題があることと、これまでの定説と違う論文が出たと言って大騒ぎをすると間違えることを示している。
大きな誤解を招いたのが国際がん研究機関(IARC)の発表である。IARCの仕事は化学物質などに発がん性があることを示す「根拠の強さ」を評価することで、その物質の発がん性の強さや、実際にがんを起こすリスクがあるのかは評価していない。といっても分かりにくいので、IARCの評価結果(表)で説明する。グループ1は「発がん性を示す十分な証拠があるもの」だが、ここに加工肉(ハム、ソーセージ、ベーコンなど)、たばこ、酒、エックス線などが含まれる。ここまでがIARCの仕事である。そこから先はリスク評価機関が行なう仕事で、その評価結果によれば、たばこは発がん性が強く、実際にがんを引き起こすが、ハムやベーコンは発がん性が弱く、がんを引き起こす可能性は小さい。グループ2Aは「ヒトに対しておそらく発がん性がある」ものだが、ここにはコーヒーに含まれるカフェ酸が入っている。これを見て「コーヒーは危険」と思うのは間違いで、カフェ酸の発がん性は弱いのでIARCもコーヒーをグループ2Aには入れていない。

IARCは2015年にラウンドアップをグループ2Aに分類した。主な根拠はラウンドアップが非ホジキンリンパ腫というがんを引き起こすかもしれないという論文だが、これはラウンドアップに発がん性はないというこれまでの多くの研究結果とは違う結論であり、世界の多くの研究機関が間違いを指摘した。たとえば、日本の食品安全委員会は2016年にラウンドアップに発がん性はないと判断し、IARCは科学的に価値が低い問題がある論文まで取り上げて結論を出しているが、食品安全委員会は国際的に合意された試験法に従って行なわれた信頼できる試験結果をもとにしたと述べている(※2)。ごく最近、米国環境保護庁もラウンドアップは健康に悪影響がないことを報告し(※3)、各国の専門機関も同様の評価をしている。その一覧はモンサント社のホームページに掲載されている(※4)。
IARCの評価結果を報道したメディアにも誤解があった。評価は発がん性の「根拠の強さ」に過ぎないことを十分に理解せず、実際に「がんを引き起こす強さ」と誤解した記事も見られ、その影響は大きかった。たとえば、IARCが本拠を置くフランスは2019年に果樹園等で用いるラウンドアッププロ360という製品を禁止した。さらに誤解は米国にも及んだ。

(6)カリフォルニア州の裁判

2018年にカリフォルニア州でラウンドアップを使用したため、非ホジキンリンパ腫になったという訴えがあった。裁判の争点はラウンドアップが発がん性を持つのかではなく、モンサント社がラウンドアップの危険性を使用者に十分伝えていたのかという点だった。モンサント社がIARCの分類を否定したこともあり、陪審員はモンサント社の責任を認め、懲罰的損害賠償を含む3億ドル(310億円)近い賠償を命じ、後に7800万ドル(約86億円)に減額した。
2019年にもカリフォルニア州で2件の裁判が行なわれ、ここではラウンドアップががんの原因であることを認めてモンサント社に1件は8000万ドル(約88億円)、もう1件は懲罰的損害賠償を含む約20億ドル(約2200億円)の賠償を命じた。評決は一般から選任された陪審員によるもので、原告の訴えやIARCの評価を見てラウンドアップに発がん性があると誤解をした結果と考えられる。モンサント社が上告したので判決は確定していない。
このような経緯を見ると、反GM団体の作戦が着々と成果を上げているように見える。モンサント社が「ラウンドアップは安全」という科学的に正しい主張をすればするほど反対派の反発は強くなる。人間の判断の背景には先入観があり、「ラウンドアップは危険」と信じている人にとってはモンサントの反論は虚偽に聞こえる。「科学的事実を見てほしい」と言われると「確証バイアス」という心理が働き、自分が信じていることを裏付ける情報ばかり探し、自分の考えとは違う情報はフェイクニュースと考えて無視する。こうして一度でき上がった先入観はますます強固になり、これを変えることは極めて難しい。すべての陪審員に正しい科学の知識を持ってもらうことは難しく、といって誤解を広げている風評を止めることも難しい。ラウンドアップをめぐる訴訟が1万件以上控えているといわれ、その行方は予断を許さない。

(7)どう対処したらいいのか?

日本はGM作物を輸入しているが、国内で栽培はしていない。これは食料の安定供給を輸入に頼らざるを得ない事情と、反GM団体の活動を無視できない事情の接点かもしれないが、海外から見ると「おかしな日本」ということになる。ところが、反GM団体はGM作物の輸入を認めているわけでもない。セラリーニ教授の論文やIARCの評価などを口実にしてGM作物もラウンドアップも危険と主張している。このような状況に農業者はどのように対処したらいいのだろうか。それは以下の3点と考える。
第1に、何が正しいのかを見極め、確信を持つことである。食品安全委員会などの日本の政府機関も国際機関も、そして多くの研究者も、ラウンドアップとGM作物は「安全」と断言している。IARCやセラリーニ教授のように、ほんの一部の人が「危険」というとメディア的には面白く、大きく報道する。すると、それを信じる人がニュースを拡散する。しかし、元をたどればそれはフェイクニュースに過ぎない。食品安全委員会やリスク管理を担当する行政の情報を信じてほしい。
第2は、正しい情報を周囲に伝えて仲間を作り、増やすことである。ラウンドアップのメリットを実感する農業者は多い。しかし、「危険」という風評に惑わされている人もいる。「安全」と確信して使い続ける仲間が増えることは周囲を元気づけるとともに、風評の影響を受けている人たちに別の影響を及ぼすことができるようになる。
情報源が新聞やテレビからインターネットに代わり、情報を受け取るだけの時代から自由に発信できる時代になった。新聞・テレビ時代には情報の内容を編集長がチェックしていたが、ネット時代の情報発信をチェックする人はいないため、ネット情報のほとんどがフェイクニュースになった。そんな時代にはフェイクニュースを見極める「情報リテラシー」が求められる。さらに、フェイクニュースに対抗するためにはそれらに対抗できる量の情報発信が必要であり、そのためにも仲間の力を結集することも必要である。そして、これは次に述べる消費者対応にも役に立つ。
第3は、消費者を味方につけることである。消費者は悪い評判があるものは避けるのだが、これに対抗する手段は丁寧な説明により消費者の信頼を得ることと、そして何よりも農作物に魅力があることである。ラウンドアップに神経質な消費者や小売業者がそれほど多いとは考えられないが、質問などがあれば科学的でわかりやすい説明が重要であり、そのために十分な準備が必要である。そして、あらゆる手段を使った情報発信の継続も重要である。
注】
※1 2018年にモンサント社はドイツのバイエル社に買収された。
※2 https://www.fsc.go.jp/iken-bosyu/iken-kekka/kekka.data/no_glyphosate_280406.pdf
※3 https://www.epa.gov/newsreleases/epa-takes-next-step-review-process-herbicide-glyphosate-reaffirms-no-risk-public-health
※4
http://www.monsantoglobal.com/global/jp/products/pages/does-glyphosate-cause-cancer.aspx

グリホサートの安全性に関する所感

一般財団法人残留農薬研究所理事長
原田孝則

1972年、鳥取大学大学院修士課程修了(農学修士)。86年、農学博士取得(東京大学)。
72年、財団法人残留農薬研究所に入所し、以来毒性部に所属して47年間にわたり実験動物を用いた農薬・医薬等の化学物質の毒性試験に携わってきた。その間、カナダオンタリオ州立獣医科大学(76-78年)で喫煙の毒性・発がん性について、87-89年に米国国立健康科学研究所(NIEHS)にて肝発がん過程における前がん病変について研究を進め、現在は一般財団法人残留農薬研究所の理事長として勤務する。また、2013〜16年の3年間、国際毒性病理学会連合(IFSTP)の会長を務めた。専門は「化学による発がん研究」で、国内外の学術雑誌(農薬学会、米国毒性病理学会、欧州毒性病理学会)の編集委員を務めるとともに、国際毒性病理用語・診断基準の統一化計画(INHAND)事業の推進委員会(GESC)委員も現在務めている。

グリホサート(商標名:ラウンドアップ)は、1970年に米国のバイオ化学企業モンサント社によって開発された農薬(アミノ酸系除草剤)で、1974年に米国にて登録され、安全で有効な除草剤として世界的に普及し、現在も各国にて幅広く使用されている。ところが、2015年3月にIARCが、グリホサートを「ヒトに対しおそらく発がん性がある」とするGroup 2Aに分類したことを発表(※1)したため、その波紋が各国に波及し、農薬業界関係者のみならず農業作業者や一般消費者にまでグリホサートの安全性に対する不安を煽る結果となった。このIARCのグリホサートをGroup 2Aに分類した根拠(※1、2)は、以下の如くである。

1.限定的ではあるが、ヒトの疫学的調査結果からグリホサートの農業上暴露と非ホジキンリンパ腫(Non-Hodgkin lymphoma)の発生との間に相関性がみられた。
2.動物実験において発がん性を示唆する所見がみられた。
3.農場に隣接する住民の血液検査において、グリホサート製剤散布後に染色体損傷を示唆する小核の増加がみられた。また、ヒト細胞を用いたinvitro試験においてDNA・染色体の損傷が観察された。
4.ヒト細胞を用いたinvitro試験及び動物実験において、グリホサートの原体、製剤及び代謝物に酸化ストレスを誘導する所見が観察された。

このIARCの発表(※1、2)を受けて米国EPA(US Environmental Protection Agency)をはじめ、関係各国の規制当局が再度今までに提出されたグリホサートの安全性試験データ及び関連文献を見直し、その安全性について以下の如く見解を述べている。
米国EPAは、グリホサートに関しては最初の登録時(1974年)以降15年ごとに提出されたGLP試験データを現代毒性学・毒性病理学を含む最新の科学的知見に照らし合わせ見直すとともに、上記のIARCの報告を考慮して実施された再評価結果(※3)を2017年に公表し、加えて2019年4月30日付の報告(※4)の中で「現時点ではグリホサートに発がん性は認められず、ラベル表示された方法に従い適正に使用する限り、ヒト及び環境に対し悪影響を及ぼすことはない」という見解を述べている。また、非ホジキンリンパ腫の発生を含む広範囲にわたる疫学的調査結果から、グリホサート暴露とヒトにおける発がんとの相関性はいずれの臓器・組織においても明らかではないとの認識を示している。EPAは他国の規制当局と同様に常に科学を基盤に農薬の安全性評価を実施しており、安全性をより完全なものにするため、不明な点があれば最新の科学的知見・手法に基づき明らかにしてゆく姿勢を今後も貫く所存であることを強調している。
欧州食品安全機関EFSA(European Food Safety Authority)の再評価(※5、6)では、提出された数多くのGLP長期発がん性試験結果及び関連文献からグリホサートには発がん性は認められず、ヒトに対しても発がん性は示さないものと判断され、EUにおける危険有害物質の分類法であるCLP規則(Regulation of classification, labelling and packaging of substances and mixtures)に従ってグリホサートを分類・表示する必要性はないと結論付けた。一方、IARCは前述の如くグリホサートをGroup 2Aに分類した根拠として、一部の長期発がん性試験の高用量群において腎尿細管腫瘍(雄マウス)、血管肉腫(雄マウス)、肝細胞腺腫(雄ラット)あるいは甲状腺C−細胞腺腫(雌ラット)の発生に増加傾向が見られたことを挙げているが、これらの変化には統計学的に有意差はなく、用量相関性に乏しく、腫瘍の発生部位・種類に一貫性がなく、発生も片性のみで頻度的に自然発生腫瘍の背景データ範囲内にあり、前腫瘍性病変も見られないことから、EFSAではグリホサート投与との因果関係はないものと解釈された。遺伝毒性に関しては、GLPに準拠して実施されたin vitro試験及び多数の公表論文において結果は陰性であったことから、EFSAではグリホサートには遺伝毒性はないと判断された。IARCが採択した一部の論文では、in vitro試験において染色体異常やDNA損傷が見られたと報告されているが、in vivo試験ではそのような異常を示唆する所見は観察されていない。また、酸化ストレスの増加に関してもメカニズムが不明瞭で確証が得られていない。なお、ヒトにおけるバイオモニタリング調査結果(※7)から、製剤を含むグリホサート暴露と酸化ストレスによるDNA損傷との因果関係はないものと報告されている。EFSAでは、IARCの指摘事項を考慮した上で、総合的に評価した結果において、グリホサートには遺伝毒性はないものと解釈された。なお、IARCが指摘したグリホサート製剤と非ホジキンリンパ腫との疫学的因果関係については、調査データが極めて限定的であり、結論付けるのに十分な証拠が得られていないという見解をEFSAは述べている。

日本の食品安全委員会(Food Safety Commission of Japan)では、IARCの報告を考慮した上で、提出されたすべての安全性試験データを再評価し、グリホサートの安全性に関する見解を以下のように述べている(※8)。グリホサート原体の各種毒性試験結果から、グリホサート投与の影響は、主に体重(増加抑制)、消化管(下痢、盲腸重量増加、腸管拡張・粘膜肥厚等)及び肝臓(肝細胞肥大、ALP上昇等)にみられたが、遺伝毒性、発がん性、発生毒性、生殖毒性、神経毒性を示唆する所見は認められなかった。動物を用いたすべての毒性試験における最小無毒性量は100mg/kg/dayであったことから、安全係数100で除し、一日許容摂取量(Acceptable Daily Intake:ADI)を1mg/kg/dayと設定した。
その他、ドイツ(German Federal Institute for Risk Assessment)、カナダ(Health Canada Pest Management Regulatory Agency)、オーストラリア(Australian Pesticide and Veterinary Medicines Authority)、ニュージーランド(New Zealand Environmental Protection Agency)の規制当局ならびに欧州化学機関(ECHA)及び国際残留農薬専門家会議(FAO/WHO−JMPR)においても、「グリホサートの発がん性あるいは遺伝毒性の可能性は低い」という見解で一致している。

以上のように、各国の規制当局の見解は、「グリホサートには発がん性や遺伝毒性は認められず、ラベル表示された適用方法で使用する限りは安全である」という意見で一致している。農薬の登録に必要な試験の種類は各国の規制当局のテストガイドライン(EPA、OECD、MAFF等)によって定められており、使用者安全、消費者安全及び環境保全を担保することを目的に、表1及び2に示す如く原体及び製剤を含めさまざまな安全性試験が要求されており、医薬を含む化学物質の中では最も厳しい多彩な試験項目と検査内容が課せられている。また、そのテストガイドラインも今までに蓄積された膨大な試験データならびに関連情報と現代毒性学を含む幅広い科学的知見に基づいて作成されたものであり、加えてガイドラインに従う試験はGLP制度に準拠して実施されることから、試験結果の信頼性は極めて高い。すなわち、GLP試験は、試験計画書の作成から最終報告書の作成まで一連のプロセスを試験実施機関における信頼性保証部門(Quality Assurance Unit:QAU)によってチェックされ、試験から得られた生データが報告書に正確に反映されていることを確認した上で、報告書が最終化される。一方、IARCの発がん性評価は、対象とする作用因子(物理的、化学的、環境的因子等)のハザードに関する性質を定性的に評価し、その結果に基づき対象物質をグループ別に分類するものである。つまり、リスク評価に用いる安全性試験結果の定量的評価とは異なり、一般に公表されている学術論文等(一般にGLP試験のように信頼性保証部門による査察・審査は行なわれていないケースが多い)の中から陽性結果の報告を抽出し、それに基づき「疑わしきは罰する」というスタンスで評価されることから、陽性方向に傾く過評価Over-estimationに陥りやすく、偽陽性False-positiveを生み出す可能性は否定できない。また、IARCの指摘する疫学的調査によるグリホサートと非ホジキンリンパ腫との相関性についても、対象者が実際に暴露されたか否かとその被暴量がどの程度なのかが明らかにされていないので、因果関係を明らかにするにはかなり無理がある。疫学的調査は、ヒト集団について疾病の原因あるいは化学物質の有害影響を判断するために行なう調査研究で、ヒトへの影響を直接評価できる方法として有用性は高い。ただし、動物実験とは異なり、対象集団の大きさ、調査時期・期間、個人の生活習慣・環境、遺伝形質など評価に影響を与えるさまざまな交絡要因が存在するため、信頼性の高い調査結果を得るためには可能な限り正確な情報収集と統計解析を含め慎重な解析が必要である。すなわち、調査結果が対象集団及び関連情報の抽出法・範囲ならびに統計解析手法等によって左右されるため、可能な限り大きな集団から多くの正しい情報を収集することが重要であり、特に化学物質の場合には被験者のバイオモニタリング等(血液検査や尿検査など)により正確な暴露状況を定性的あるいは定量的に把握することが必須と思われる。これらの点を考慮して疫学の専門家集団が最近実施した疫学的調査結果(※9)では、グリホサート暴露と非ホジキンリンパ腫との間に因果関係はみられなかったと報告されている。IARCのように危険性を事前に察知して警鐘を鳴らすことはリスク軽減の観点からは意味があると思われるが、その根拠が不十分で確かでない場合には、いたずらに不安を煽り、社会を混乱に陥れる結果となり、人類が必要としているものを失う可能性も否定できない。食の安全に関してゼロリスクを求める姿勢は間違ってはいないが、余りこだわりすぎると何も食べられなくなり、生きる術を失ってしまう。現在世界人口は75億人で、2050年には100億を超えると予測されている。この巨大な人口を支えるためには農業増産による食料確保が必要であり、その農業生産には農薬は必須である。上記のグリホサートの安全性に関する規制当局の結論は、膨大なGLP試験結果に基づき現代毒性学・毒性病理学を含む最新の科学的知見に照らし合わせて導き出されたものであり、信頼性や客観性も高く、正しい判断と考えられる。したがって、グリホサートは、ラベルに表示された方法(適用作物残留基準値及び環境基準値がADIよりも小さくなるように散布量・時期・方法が指示されている)で使用される限り、ヒト及び環境に対し安全であると断言される。筆者としては、本稿が実際に使用される農業作業者及び一般消費者にとってグリホサートの安全性に関する正しい理解の一助になれば本望である。



[スレ主【赤かぶ】による初期非表示理由]:その他(アラシや工作員コメントはスレ主が処理可能)アラシ。場違いコメント。

22. 2021年3月29日 16:10:57 : FeBmwTYCBk : a0FneWt5eUViNFE=[155] 報告
疑陽性率97%のCt値40のPCR検査に何か科学的根拠ありますか?科学的根拠というならば、なぜ抗体検査や抗原検査が為されないのか?誰もCovit2019のDNAを同定していないからでしょう?新コロ否定を非科学的というなら新コロウィルス同定の論文挙げてください。一度、厚生労働省が掲載していたようですが、今は虚偽と分かり取り下げているようです。

植草さんが嵌められたのは信じていますが、いつからあっち側に転向したのですが?そうでないなら科学的、論理的に物事を議論してください。はやくこっち側に戻ってきてくれるのをお待ちしています。

23. 2021年3月29日 16:16:50 : FeBmwTYCBk : a0FneWt5eUViNFE=[156] 報告
感染者が増えたのは、毒珍接種開始からですよね。アストラゼネカの奴はウィルスそのものが入っているようですが、ファイザーのはDNAを書き換えるんでしたよね。Ct値の上げ下げで増加させて、不安に駆られた大衆が毒珍くれと行列を為すように仕組んでいるとしか考えられませんよね。最も今のPCR検査には何の規定もなく、てんでにPCR検査ですといっているだけですから、鉛筆なめなめの数値ではないという保証は全くないですよね、もっと、科学的に、論理的に詰めて要んなければなりません。とくに学者としては。
24. 命を大切に思う者[4369] lr2C8JHlkNiCyY52gqSO0g 2021年3月29日 17:24:51 : bkAOVORMBs : VnRhL3pRaG02dHM=[24] 報告
コロナ検査に、健康保険の適用が禁止されてることを、もっと広めてほしい。この禁止が検査数の増えない原因。 
25. 2021年3月29日 18:41:48 : lijbUHDH06 : QklMMlFVUnFONUk=[1] 報告
スマホ回線にて失礼。>22 でまた
>なぜ抗体検査や抗原検査が為されない
なんてあからさまな嘘が書かれてる。下のリンク先にあるように、日本のお上は過去において明らかにPCR検査よりも抗原検査の方を優遇していたのだ

>厚生労働省公式サイト
>ホーム > フォトレポート > 令和2年 > 空港の検疫業務の視察
>2020年10月3日(土)
>東京都/千葉県
>東京検疫所東京空港検疫所支所/成田空港検疫所
>唾液を使った検疫所での抗原定量検査(※)について説明を受ける田村厚生労働大臣と山本厚生労働副大臣
https://www.mhlw.go.jp/stf/photo/2020/10/ph1003-01.html

なお、抗体検査について調べたら以下の様な記事が引っかかったな
>NEWS◎厚労省が5都府県1.5万人を対象とした抗体検査結果を公表
>12月実施の抗体検査、東京で陽性率0.91%
>2021/02/05 安藤 亮=日経メディカル
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/report/t344/202102/569001.html

HIMAZINみたいなのがFeBmwTYCBk:a0FneWt5eUViNFE= のようなデマ屋のよい隠れ蓑になっている現状を見れば、非表示にしたくなるのもわからなくはない

26. 前河[5719] kU@JzQ 2021年3月30日 03:01:10 : MtFHyc3CNA : L01pQW5mYzVub0U=[16] 報告
>原因は菅義偉氏の反知性主義にある。解除に際して国会質疑で
「本当に大丈夫か」との質問に菅首相は「大丈夫だと思う」と答えたが、科学的根拠を示さなかった。

何が大丈夫なのか?なぜ大丈夫なのか?大丈夫だという根拠がなく無責任。

まあ、手詰まりという現状から一端解除はやむを得ないが、次の手を提案したり策を講じるという政策を打ち出し国民を安心させる義務がある。

国民の健康被害に対してろくに対策を出さずに「大丈夫だと思う」発言は、責任放棄であり国のトップとしては失格。

コロナは恐ろしい。先手先手で、もっと戦略的にひとつの方向性を打ち出し感染拡大を押さえるべき。やはり、検査の拡大と施設による隔離を徹底させるべき。

多人数にまだ打てないし、そもそも絶対的に効くか安全かもわからないワクチンに頼りすぎるのは良くない。(ワクチン否定論者ではないが)

27. 2021年3月30日 13:44:02 : FeBmwTYCBk : a0FneWt5eUViNFE=[157] 報告
25さん

テレビで抗原検査陽性者が100人になりました、抗体検査陽性者が100人になりましたと、毎日がなり立てるようになったら、あなたのわかりますが、現実はどうですか?大臣相手にアリバイ作りしていたって、巷でみんなが受けれるようになっていなければ意味がないでしょう。もっとも水際ではPCR検査のようないい加減な検査ではザル状態になるので、陰でしっかりと防疫体制を敷いているというならば理解できます。となるとPCR検査を叫ぶのは医療の問題ではなく政治若しくは金目の問題ということで、ガリガリ亡者どもが満足するか(しないと思うけど)、退治してしまわないことには、新コロ騒ぎは収まらないですね。

28. 2021年3月30日 13:54:59 : FeBmwTYCBk : a0FneWt5eUViNFE=[158] 報告
26さん
新コロのどこが恐ろしいか、ご説明ください。新コロワクチンを打たないと非国民扱いされるほうがよっぽど恐ろしい。昨年度の死亡者は14000人ほど減っていて、明確に新コロで死んだ人は特定されていないでしょう。有名人の死は、そそくさと灰にしてしまって、その死の是非もだれも検査しない。バナナも陽性にしてしまうPCR検査を死人に行って新コロ死にして、医者は補助金もらっているのは、都市伝説よりも確かですよ。

もっとも、一番恐ろしいのは新コロワクチンを接種させられることで、新コロワクチンを接種するとPCR検査は要請になるらしく、新コロ毒珍接種で死んでも新コロで死んだことにされるようですよ。

私は新コロでも新コロ毒珍でも死なないとおもうが、PCR検査させる教や新コロワクチン接種させる教の人々から非国民とののしられながら石ぶつけられるかもしれないですね。それとも特高警察が復活して連れていかれるんですかねえ?

75年前のデジャブ

29. 2021年3月30日 14:04:50 : F5nbK08szs : cDhYNVRxenE4c1k=[6] 報告
感染したのに抗体が不在ということは有り得ない。

ワクチンは抗体を生成するためのものだ。

すなわちワクチン接種に抗体検査先行は当たり前。

抗体を持つ者はワクチンなど接種する必要はないばかりか、リスクだけがあってメリットは無い。

しかしワクチンは、抗体検査を行わず接種させるという。

これは、もはやワクチンなどという代物ではない。

30. 2021年3月30日 21:57:27 : lYG8s4HQnM : bVg1TlFqQ0RkV3c=[3] 報告
スマホ回線にて失礼。目先の目眩ましに汲々とする >27 のFeBmwTYCBk:a0FneWt5eUViNFE= に反応する前に確認すべき、PCR検査・抗原検査・抗体検査の得失についての説明

医療法人泉翔会 かとう鳳クリニック作成
「新型コロナウイルス検査のご案内 ~ PCR検査、抗原検査、抗体検査は、使い分けが必要です」
https://www.kato-ootori-clinic.com/pcr202101.pdf

 つーか、コレ見るとこの病院3つの検査いずれにも対応してるな。ということで、>>22
>科学的根拠というならば、なぜ抗体検査や抗原検査が為されないのか?誰もCovit2019のDNAを同定していないからでしょう?
も >27 の
>巷でみんなが受けれるようになっていなければ意味がない
も事実に即さないデタラメだったことが判明したわけだ。なので、>28 の
>PCR検査させる教や新コロワクチン接種させる教の人々から非国民とののしられながら石ぶつけられる
以前に、より根源的で悪質な「虚偽をばらまく廉」で石をぶつける必要がありそうだ。
 折角だから、FeBmwTYCBk:a0FneWt5eUViNFE= もRNAワクチンを打って頭の改造を試みてみたらどうだ?人間もより真っ当な生物を目指さなくては

31. 前河[5721] kU@JzQ 2021年3月31日 00:33:21 : MtFHyc3CNA : L01pQW5mYzVub0U=[18] 報告
>>28

何だか言っている事が訳わからんが、一応変な影響を受ける人がいると困るので(まあ、いないとは思うが念のため)、まとめとして改めて書いとこう。

>新コロのどこが恐ろしいか、ご説明ください。

今さらそんな事を言うとは論外だが、ご説明しよう。お礼は不要です。

この感染症の怖さは、感染しても症状がない人が行動し、気付かないうちに人に移すという点。

だから、感染経路の分からないケースが多くなる。しかし、院内感染を徹底的に調べた結果、無症状感染者からの感染経路がはっきりしたケースもある。

この調査では、無症状患者が院内で複数人に感染させ、クラスターが起きた詳細な事象がわかり記録された。

また、新型コロナが厄介なのは、回復しても多くの方が疲労や呼吸困難、脱毛症などの後遺症を抱え苦しんでいること。後遺症の種類と症状の深刻さ、後々まで引きずる事を考えるとやはり怖いと言える。

最近は無症状感染でも血管にダメージを与える後遺症が出るケースがあることがわかって来た。

また、インフルエンザのようにタミフルやリレンザといった特効薬もない。特効薬のない感染症で短期間で重篤に陥る可能性がある感染症が怖くないとは言えないだろう。

軽症の人が宿泊療養施設において症状が急変し亡くなるというケースもある。

「短期間で急変して重症になったり亡くなるのがコロナの怖さ」と、私が別病気でお世話になった病院の看護師長が言っていた。インフルとは違って怖いと。

あなた、現場の経験豊富な看護師が「恐ろしい」と発言しているものを否定してもしょうがないよ。それじゃ誰が何を言っても始めから怖くないと事実を受け入れず、根拠もないものをただひたすら信じているだけ。議論にはならない。

症状が出ない場合や症状が出ても咳や発熱などの軽症で済む場合も結構あるようだが、だから怖くないと言うのは見方が浅すぎる。短絡的。

コロナウイルスに感染しても気づかないケースが多いからこそ、逆に感染が急速に広がる場合があるという事だ。

また、高齢者や糖尿病などの持病があると重症化しやすい。高齢者、糖尿病というだけで重症化するなんて恐ろしい感染症と言える。

70歳以上の感染者では感染者のうち10%近い方が、数週間以内に亡くなっている。若者は平気でも高齢者の死亡率が高すぎる。

若者は平気でも高齢者に移してはいけない。この「接触しないような策を打たなければならない」という事実だけを見ても怖い感染症と言える。

糖尿病の合併症というのは、例えば腎臓をやられる場合でも、人工透析が必要になるまで悪化するのには長い期間が掛かるのに、コロナに感染すれば、あっという間に死亡する確率が高まるとは恐ろしい。

中国の報告では、20代30代であっても感染すると500人に1人くらいは亡くなっているという。

普段は鳴りを潜めて多くの人に感染し油断させ、相手に弱い所があれば一気に牙をむき重症化させたり、死亡させたりする。

非常にやっかいなウイルスであり、怖いウイルスと言える。

また、感染者が増加すると、病院機能が麻痺し、医療崩壊につながる。人工呼吸器が不足すれば、助かる命も助からなくなる。

救命治療にも影響が及び、心筋梗塞や交通事故など、ウイルスと関係のない患者さんの対応にも影響する。

感染拡大のスピードを遅くし、医療体制を整備する必要がある。

つまり、コロナの怖さとは、病気そのもののみならず、感染拡大を軽視すると、意外な所で本来なら亡くならないはずの人々が亡くなったり、病床が埋まる事で他の患者の治療に影響したり(癌患者の手術が延期になるなど)、と、社会全体に与えるダメージも大きいという怖さ。

これらの怖さを認めた上で、自分自身が被害妄想的に怖がる必要はないという事だよ。(楽老さんという方が「怖がるな」というのは恐らくこういう意味だと思う)

あくまで現実のコロナの怖さを認めた上での話として、ウイルスに関する悪い情報ばかりに目を向け過ぎない様に注意すべきというのはある。

>新コロワクチンを打たないと非国民扱いされるほうがよっぽど恐ろしい

意味不明。日本は自由主義の国で、ワクチンを打つも打たないも自由だし、打たないからと言って他人がとやかく言うべきではないし、実際に言う人などいないだろ。被害妄想じゃないか?


という訳で「コロナが陰謀だ」だの「風邪と同じだ」だのという意見は完全な間違いであり、「コロナ警戒すべし」は、疑いの余地がない。

ワクチンが有効かどうか?安全かどうか? は、また別問題だが。


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