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聖火ランナースタート 今の日本は五輪開催にふさわしい? ラサール石井 東憤西笑
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/286952
2021/03/25 日刊ゲンダイ
昨2020年12月、大阪国際女子マラソンでの走る有森裕子さん(C)日刊ゲンダイ
25日には福島から聖火ランナーがいよいよスタートする。いや、本当にスタートするのか。
膨れ上がる予算、コロナ、猛暑、起こり得る地震や台風の災害、原発のコントロール、人権問題、さまざまな問題を積み残したままの五輪は本当に開催されるのか。
先日、名古屋の入管で一人のスリランカ女性が死亡した。彼女は日本の子供たちに英語を教えたいと夢を抱いて留学したが、母国からの送金が途絶え、頼りの同居男性からの暴力に耐えかね保護を訴えたが、逆に不法滞在で収容された。
徐々に体調不良になり食後に吐くと、「迷惑だから」と単独部屋に入れられ、保護団体が面会に行くたびに衰弱していった。1カ月で20キロ近く痩せ、面会にバケツを手にしていた。いつ吐くか分からないからだ。
ついに手を上げることすらできなくなり、保護団体は「このままでは死んでしまう」と入院と点滴を訴えたが、聞き入れられず、最後の面会の3日後に部屋で脈が止まっている状態で発見された。彼女に必要なのは収容ではなく保護だったのではないのか。
以前から入管の劣悪な環境は国連からも指摘されていた。期限の限度もなく3年以上収容されている者もいる。政府は入管法改正案を閣議決定したが、収容期間の上限設定もせず、収容の判断を裁判所に委ねる制度もない。ほかにも技能実習生として日本に来た外国人は、コンテナの住居にすし詰めのような劣悪な環境で働かされ、逃げ出してもコロナで帰国もできず、保護団体で暮らす人々がたくさんいる。
世界中のアスリートを笑顔で出迎え、平和の祭典とうたって大掛かりなイベントを強行する。その同じ国で外国の人がまるで「山椒大夫」のような扱いを受けている。
メダリストの有森裕子さんはNHKの番組で、「五輪開催の理由に選手やスポーツを思うのはやめて欲しい。社会ファーストだ。ちゃんとした社会があってその下にスポーツや文化がある。オリンピックはそのひとつに過ぎない」と言った。
まさにそうだ。
また福島では先月の地震で原発1号機の水位が下がり、毎時3トンの注水を4トンに増やしたと東電が発表した。これでアンダーコントロールと言えるのか。その福島から走り出す選手の掲げる聖火は、本当に愛と平和を称え燃えているのか。オリンピックを開催するのに、今の日本は本当にふさわしいのか。
本当にやるんですかオリンピック。笑顔で。
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- 原発板リンク:「コロナ禍、五輪どころではない」 福島で反対アピール(放射能禍も忘れるな!) 戦争とはこういう物 2021/3/25 19:05:10
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