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与党と官僚の正しい関係 官僚は与党の「下僕」ではない ここがおかしい 小林節が斬る!(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/21/senkyo279/msg/591.html
投稿者 赤かぶ 日時 2021 年 3 月 13 日 14:35:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 




与党と官僚の正しい関係 官僚は与党の「下僕」ではない ここがおかしい 小林節が斬る!
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/286274
2021/03/11 日刊ゲンダイ

 菅首相は、「大臣に従わない官僚は左遷する」旨を公言してはばからない。その根拠は、国民主権国家において選挙で選ばれた議員の多数派の民主的正統性である。

 つまり、民意に支持された政権与党こそが政策を決定すべきで、官僚はそれを忠実に補佐すべきだ……という考えで、単純明快である。

 しかし、これはいささか雑に過ぎる。

 選挙で選ばれた議員たちに民主的正統性があることは否定し難い。しかし、それはいわば人気投票の結果で、そこに人材の「質」の保証はない。政治は主権者国民大衆の幸福を増進する業であるが、そこにおいて政策の質が最も重要であることは言をまたない。

 そして、その政治の「質」を担保する仕組みが官僚制度である。官僚は、専門分野別に編成されて高度に訓練された人材集団で、彼らは、憲法以下の法令に精通しており、それぞれの担当分野に関する全ての先例と最新の学識を体系的に管理している。つまり、官僚機構はわが国における最高のthink tankである。

 政治家が、建前は「全国民の福利の向上」であっても、実際には自派の支持者のみ有利(つまりその他の人々には不利)な政策を提案することはめずらしくもない。

 だから、政策を形成する過程で、官僚は、憲法以下の現行法令との整合性、社会的環境の変化等の基本情報を提供して、政策の質の確保に寄与する役割を担っている。つまり、官僚は時に政治家の耳に痛い話もしなければならない役回りなのである。

 加えて、政策案が法律と予算に結実した後は、官僚はそれを法令に従って公平に執行する責任を負っている。それが、憲法が保障している法治国家であり法の下の平等である。

 にもかかわらず、安倍政権以来、与党の側が、与党の意向に苦言を呈す官僚を排して、与党に阿る官僚を露骨に重用したために、政権と官僚の有意義な関係が壊れてしまった。その結果がモリ・カケ・サクラ・東北新社疑獄である。



小林節 慶応大名誉教授
1949年生まれ。都立新宿高を経て慶大法学部卒。法学博士、弁護士。米ハーバード大法科大学院のロ客員研究員などを経て慶大教授。現在は名誉教授。「朝まで生テレビ!」などに出演。憲法、英米法の論客として知られる。14年の安保関連法制の国会審議の際、衆院憲法調査査会で「集団的自衛権の行使は違憲」と発言し、その後の国民的な反対運動の象徴的存在となる。「白熱講義! 日本国憲法改正」など著書多数。新著は竹田恒泰氏との共著「憲法の真髄」(ベスト新著)



 

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コメント
1. 赤かぶ[122276] kNSCqYLU 2021年3月13日 14:35:34 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[21053] 報告

2. 赤かぶ[122277] kNSCqYLU 2021年3月13日 14:36:40 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[21054] 報告

3. 赤かぶ[122278] kNSCqYLU 2021年3月13日 14:38:05 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[21055] 報告

4. 2021年3月13日 15:28:01 : AhxYYLVOLd : TURWLjBvUmZ3WjI=[275] 報告
アベ・スカは民主主義は多数決だと思っている。
そんな幼稚園児のような考えしかない国民がたくさんいることも問題だ。
民度の低い国民がこのような人を選ぶのです。
5. 赤かぶ[122284] kNSCqYLU 2021年3月13日 15:29:41 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[21061] 報告

6. 2021年3月13日 16:39:49 : uXk7rhu3S6 : VHVPbjE3RHhKN2c=[2] 報告
知っているはずだからこの人多分馬鹿じゃね。
人事と給与との両方握られたら自称育ちのいいという噂のエリート官僚はいちころだろう。
なぜか有用なそのものズバリという噂がある模範練習問題で訓練されて有名大学に勝手口経由で潜り込んでツテで役所の通用口から入れて頂いた能力実力性格や性癖一切不問縁故情実で高級官僚のポストにしがみ付いているんだから絶対に文句は言わないというより言えない。
もしこの俺様がこのポストを辞めたら俺に続く縁者は永久に官僚にはなれない。
そのプレッシャーと日々戦っているんだから一般国民のようなゴイムというか奴隷なんぞはどうでもいい、、、という世界。
日頃のイライラ解消のために金、女、薬や高級クラブで 古沈 古満 全開で酒池肉林ごっこに没頭するんだろうという噂だよ。
しかし下僕の官僚は以前人事や給与や許認可権などの大銭が自動的に入る絶大な権限があった。
小泉竹中でんでんにすががこれらの最終兵器を全部取り上げて手に入れた。
これには公明創価に立憲国民や維新や共産辺りが広く協力した。
ではどうするか。
もし政権が代われば組織のトップにいるような権力者を全部首にして取り換えるしか術はないだろうね。
この超高給取りがいなくても多分日々の実務は回るはずだから。
こんなんでどうじゃ、、、馬鹿たれがーーーw。
7. 2021年3月13日 19:38:03 : 8ZOfzsUjXw : SmpsVDRtem00WS4=[310] 報告
楯にする 己が利権を 肥やすため
8. 2021年3月14日 02:11:35 : IJjjrLkBu1 : TkVzTE5CdVJubC4=[1931] 報告
  総務省の接待問題で、高市元総務大臣は許認可決裁に関し、大臣が許認可に直接関わることは無い旨ホームページで主張したようだ。対して総務省側は新聞取材に「法的には大臣が決裁権者だが、大臣の名義を使って局長が決裁している」旨説明したという。
   となると総務省のみならず、各省で大臣が公印を局長級公務員に預け、それを以て法的には大臣であるべき決裁権を局長級が行使している実態があろう。近代社会に於いて尤も重要な権限行使と結果責任の所在について、決裁権限が或る時は大臣に、ある時は幹部公務員に往復していた事になる。
   企業組織体はもとより、兆円単位の公金を用いる国家政策に於いて、決裁権限が大臣と公僕の間で国権の最高機関たる議会の不関与の中で使い分けられていたことは問題だ。日本はハンコ文化だが、もし署名であれば、法的には閣僚にある決裁権限を局長級が行使、大臣の署名を局長が偽造していることになるのである。
   結局のところ閣僚が公僕を従わせているかどうかは怪しいところで、実は大臣に使われている体を装って公印を預かり大臣名義で権限行使している局長級の方が、一枚も二枚も上手であるということになろう。
   それにしても内閣が国民代表とは勘違いだ。しかも内閣に就任したら行政上の作為不作為による瑕疵誤謬を、国会による指摘で是正すべく公務の結果の管理監督任務を国民から委任された立場であるが、それはあくまでも公務の結果であり個々の役人の管理では無い。
   かつ国民代表とはあくまで議会に属する現議員で、総理と閣僚は元議員である。首相になれば行政の長を自称するように行政実務の結果の管理監督者が内閣であり、内閣に就任した時点で官製談合や接待汚職等、議員からの批判を受け行政上の瑕疵の是正に尽力する立場となったのである。行政の長を自称しつつ国民代表と認識する首相と閣僚のダブルスタンダードが、大臣として行政実務の瑕疵誤謬の精査検証義務を認識しない元凶となっている。行政の長を自称し公印を局長級に預けて決裁させるも行政訴訟になれば大臣が被告であり結果責任が課される。政官間の権限の往復は納税者だけが不利益を被る仕組みだ。威張った大臣に使われていると見せかけて大臣の名義で権限行使、法的な結果責任は大臣に戻す実に巧妙な政官の関係がそこにある。
   忖度は法的に確率した中では起こり得ないが日本のように為政者が自国の最高法規の遵守を国民に宣誓せず、高級料亭に自民財官が集っては根回しに明け暮れ議会は事後承諾機関とする、法治主義ならぬ人治主義だからこそ忖度が蔓延るのである。忖度を強いられたとして官僚が被害者のようだが、確かに自国の最高法規を拠るべき政策根拠とせず唯一の法的根拠は官の出す通達や内規という現状は、対内閣のみならず、行政部内でも忖度が跋扈する無法主義的状態であるとは言えるだろう。
   
   
9. 2021年3月14日 11:59:18 : IOSo7bL0ms : NUpzM2V1cVl5UEE=[2] 報告
官僚は与党の下僕ではないが、内閣の下僕でないと、内閣を選挙選出している国民の下僕にならない。

よって内閣の下僕である事は問題無い。

今、下僕であるはずの官僚の人事すら、内閣には一部しか存在していない。

その一部ですら、クビにできない状態で各セクションの執行部を任命できるという権威が、やっとこさ安倍晋三内閣の下、戦後80年も経ってようやく可能になったところである。

憲法は国民による公務員の任命・罷免を定めている。

現在の官僚人事は、憲法を真っ向から受け入れない憲法違反で、官僚人は官僚の指名によって決定するというマルクス方式だ。

10. 2021年3月14日 18:14:26 : IJjjrLkBu1 : TkVzTE5CdVJubC4=[1933] 報告
  首相は「総理」大臣というが如く、本来は全ての省庁の行政実務の管理監督責任者だが、総理大臣一人で全ての省庁の公務を把握できないゆえに各省に大臣を任命、その専門性を以て自省の公務状態を把握、問題が議会から提議されれば情報開示し国会報告する立場であり、その時点で内閣メンバーの役職は議員では無い。
   従って首相は国民代表を公言するも企業で言えば取締役であり、出自は一社員でも取締り役となれば役職的には社員に非ず、企業を支える資金提供者たる株主のために自社の業務内容を開示し株主総会で異議が出れば株主の要請に応えねばならない立場である。企業資金提供者たる株主は租税主義国でいえば納税者ということになろう。従って取締役が従業員の代弁者であってはならないのと同様、租税主義国に於いては内閣が官僚を始めとする行政機構の代弁者であってはならず中立を要求される。内閣とは、議員を介し公務上の作為不作為による瑕疵誤謬を指摘する納税者の異議を聴き取り、是正に向けて尽力する立場である。
   首相と閣僚は行政機構の全面擁護者であってはならないが、実際には内閣は官僚起案の行政立法案の閣議決定要員かつ党議拘束による可決要員である点で、内閣は行政機構の代弁者の立場であり、取締役の役割は果たせていない。
   内閣と官僚機構は行政立法案の可決仲間ゆえ執行上の問題に私怨無く真摯に対決する関係になっていない所で歪みが出ている。ゆえに先の大戦時の内閣と軍部同様、互いに同床異夢でありながら覇権を競いつつ、最後は両者が高級料亭で一献傾ける悪弊が、議会を尊重した内閣と官僚機構との協働による、納税者の不利益の是正に繋がらない要因であろう。
   首相と閣僚は、私も国民代表議員だと言いつつ、国会による議員側の指摘や異議には与せず行政機構の立場に立つ二重基準を行使しているのが実態だ。取締り役でありながら、私も一社員だと言い株主の提言に耳を傾けない企業のようなもので、腐敗が起きれば修正機能が働かないのである。
   

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