九州電力玄海原発をめぐり、市民団体が国を相手取り原発の設置許可の取り消しを求めた裁判で、佐賀地裁は１２日、原告の訴えを退けました。

訴えを起こしているのは、「玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会」です。佐賀県や福岡県を中心におよそ３６０人が、国に玄海原発３・４号機の設置許可取り消しを求めていました。主な争点は、原発周辺で想定される最も大きな揺れいわゆる「基準地震動」の評価で、これまでに原告側は「基準地震動に関するデータのばらつきの考慮がされておらず過小評価している」などと主張。一方の国側は「揺れの予測は現在の科学技術水準に照らして合理的なもの」などと反論していました。九電を相手取って運転差し止めを求めた裁判の判決は、１２日午後３時から言い渡されます。
https://www.sagatv.co.jp/news/archives/2021031205295

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　佐賀県などの住民らでつくる「玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会」（石丸初美代表）が九州電力に対して、玄海原発３、４号機（東松浦郡玄海町）の運転差し止めを求めた訴訟の判決で佐賀地裁（達野ゆき裁判長）は１２日、原告側の請求を退けた。
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/644114