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コロナ禍も偶然の悲劇とは思えない…人類は一体どうなる? 中村敦夫 末世を生きる辻説法
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/285686
2021/02/26 日刊ゲンダイ
注射器に吸入される新型コロナウイルス感染症ワクチン(代表撮影)
前世紀後半から顕著になった環境破壊は、今世紀に入って急激な悪化を見せている。
空気、水、土壌汚染は言うまでもなく、CO2の増加による温暖化は300万年安定していた地球の気候に、過去150年間で極端な異常をもたらした。巨大なスケールで、森林火災や大洪水が各地で頻繁に発生するようになった。
人類がつくり上げてきた経済システムが、人間が健全に生活するための自然システムを粉砕し、衣食住さえ不可能な窮地へ追い込んでいる。
この状況を放置するなら、食料不足や水問題が発生し、脱出の知恵がなければ、テロの多発から核戦争にまで発展しかねない。この種の警告はすでに70年代初めに発せられたが、経済界も政界も半世紀の間、無視し続けた。
ところが、最近になり、急に世界がバタバタと慌て始めた。地質学者や気象学者たちの指摘が、現実のものであることに気がついたようだ。しかも、悲劇は遠い未来の話ではない。
米国は、トランプ時代に離脱したパリ協定に戻ったし、各国もCO2の大幅削減を宣言し始めた。世界の名だたる企業も、脱化石燃料を経営哲学の中心に置き、ライフスタイルの大胆な方向転換を主張するようになった。
この急激な変化は、世界がとんでもない科学的事実を認めざるを得なくなったからだ。
それは「このままだと地球はあと10年しかもたない」という冷厳なエビデンスだ。
現在の状況を放置すると、2030年ごろに自然再生の歯車が停止し、地球は自然崩壊の方向へ逆回転を始める。そうなったら、どんな技術を駆使しようと、アクセルを踏んだ環境悪化は止まらない。つまり、人類史20万年の歴史を閉じるまで、秒読みの段階に入るのである。
果たして残り10年間で何ができるのか? 人類という種が、賢いのか愚かなのかが試される。
コロナ禍も、偶然の悲劇とは思えない。何でも小手先で解決できると甘く見ていたリーダーたちは、コロナは人類が「危機の時代」に入ったことの予兆だと知るべきである。五輪とか、目先の小さな経済などを、ゴチャまぜに論じること自体が、トンチンカンな話なのだ。
さて、今回をもちまして、予定の1年掲載を終了します。自由に書かせて下さった日刊ゲンダイ編集部、そしてお付き合いいただいた読者の皆さまに、深い謝意を表する次第です。
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