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(回答先: 清水崇 輪廻(東宝 2005年) - youtube動画 投稿者 中川隆 日時 2021 年 11 月 09 日 14:34:24)
中田秀夫 仄暗い水の底から(東宝 2002年) - youtube動画
https://www.youtube.com/watch?v=XFxqAUD3U7E
原作 鈴木光司『浮遊する水』
監督:中田秀夫
脚本:中村義洋・鈴木謙一
音楽:川井憲次
主題歌:青空(歌:スガシカオ)
配給:東宝
公開 2002年1月19日
『仄暗い水の底から』は、鈴木光司のホラー短編集、およびその映画化作品である。水と閉鎖空間をテーマとした7編の物語が収録され、そのうちの1編「浮遊する水」が映画化された。
浮遊する水
出版社で働く母・淑美と幼い娘・郁子は引っ越してきたマンションの屋上で赤い幼児用のバッグを見つけるが、それをきっかけに親子の周りで奇怪な現象が起こり始める。
本作品は鈴木の実体験を基にしている。
2002年に中田秀夫監督で映画化され、2003年のジェラルメ国際ファンタスティカ映画祭でグランプリを受賞した。原作は、短編集の1編「浮遊する水」。2005年にはハリウッド版のリメイク『ダーク・ウォーター』も制作された。
あらすじ
離婚調停中であり、娘・郁子の親権を夫・邦夫と争っている淑美は生活を立て直そうと、郁子と一緒に新しいマンションに引っ越す。しかし、そこは雨漏りが酷い、水道水が不味い、上階の子供の足音がよく響くなど不具合が多く、また彼女は何か不穏なものを感じていた。
ある日、淑美は屋上で赤い子供用バッグ(mimikoバッグ)を見つけ、それがきっかけで郁子と同じ幼稚園に通っていた少女・河合美津子が2年前から行方不明になっていることを知る。美津子は父と共に淑美たちの真上の部屋に住んでいて、行方不明になった時には似たバッグをかけていた。
バッグは落とし物としてマンション管理人に届け、捨てられたことを確認するが、後日また屋上で同じものが見つかった。郁子はバッグが気になるようで、また、見えない女の子と会話する奇行が見られるようになった。淑美は、美津子の霊が郁子を連れ去ろうとしているのではないかと恐慌に陥り、一度はマンションを出る決意する。
しかし、淑美が離婚調停を依頼していた弁護士の活躍により、事件はひとまずの決着を見た。実は、美津子と父が住んでいた上の部屋の鍵が閉まっておらず、更には、水道が出しっぱなしだった。水漏れは直り、その他の怪現象のいくつかにも説明が付いた。
ところが、ついに美津子の霊が姿を現した。淑美は自分が連れ去られることで、郁子が連れ去られることを阻止した。10年後、郁子は廃墟となったマンションを訪れ、そこに自身の身代わりに命を失った母・淑美の霊を見るのだった。
キャスト
松原淑美:黒木瞳・碇由貴子(幼児期)
浜田邦夫:小日向文世
松原(浜田)郁子:菅野莉央(幼児期)・水川あさみ
河合美津子:小口美澪
弁護士・岸田:小木茂光
不動産屋・太田:徳井優
管理人・神谷:谷津勲
淑美の保母:浅野麻衣子
弁護士:吾羽七朗
男の調停委員:野村信次
女の調停委員:志水季里子
河野:諏訪太朗
佳代:原知佐子
喜代美:黒石えりか
玲子:大塚ちひろ
犬を連れた老姉妹:花原照子・安田洋子
幼稚園園長:品川徹
保母:畑中映里佳
キャッチコピー
ずっとずっといっしょだよママ
原作:鈴木光司×監督:中田秀夫 リングのコンビが贈る魂を揺さぶるグランド・ホラー
映画版の変更点
原作が短編のため、結末を含め大幅に変更された。
原作では幻覚でしか現れなかった河合美津子の亡霊が登場する。また、美津子の行方不明のビラが出ている。
美津子のバッグがハローキティからmimikoバッグに変更。
原作では登場しない夫や弁護士、不動産屋が登場。
10年後の世界が描写され、親権が父親になって成長した郁子が登場。
マンションの河合家が水浸しの部屋として登場。また主人公親子の住む部屋が4階から3階に変更された。
- 中田秀夫『リング(東宝 1998年)』 中川隆 2022/2/23 07:44:54
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