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フランスの作曲家
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投稿者 中川隆 日時 2021 年 12 月 06 日 16:09:02: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: クラシック音楽の名曲 - youtube動画 投稿者 中川隆 日時 2021 年 11 月 09 日 00:55:43)

フランスの作曲家  

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1. 中川隆[-14711] koaQ7Jey 2021年12月08日 08:33:20 : SJtHPiXsUc : Sm45S0QzRkFPMFE=[30] 報告
フランス(1889年まで) - クラシック音楽 一口感想メモ
https://classic.wiki.fc2.com/wiki/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%281889%E5%B9%B4%E3%81%BE%E3%81%A7%29

フランス。ベルギー、スイスもここに含む。

ギヨーム・ド・マショー(Guillaume de Machaut, 1300年頃 - 1377)
ノートルダム・ミサの作曲者として有名。

ノートルダム・ミサ曲
3.0点
史上初めての通作ミサ。この時代の音楽の初心者である自分が聞いても、14世紀という大変古い音楽にしては素直にいい曲と思えた。

ギヨーム・デュファイ(Guillaume Dufay 1400年頃 - 1474)
中世からルネサンスへの転換を図った音楽史上における非常に偉大な作曲家。曲はシンプルで聞きやすく分かりやすく、初めて聴いてすぐに気に入ったほどである。

ヨハネス・オケゲム(Johannes Ockeghem, 1410年頃 - 1497)
デュファイの次世代の超大物。デュファイの音楽を発展させたかのような新しさを響きから感じる。デュファイ同様に分かりやすくてすぐに気に入った。

ジョスカン・デ・プレ(Josquin Des Prez 1440年? - 1521)
当時のあらゆる音楽の技法を総合した音楽を創作した当時の音楽の父の存在であり、西洋音楽史上の最大の天才の一人。曲はオケゲムと比較して随分と複雑である。もっと後の時代の作品のように感じる。

「ミゼレレ・メイ・デウス」 "Miserere mei Deus"
4.0点
あまりに悲しくも美しい音楽に心を奪われて、最後まで聞きほれてしまった。ジョスカンの天才ぶりを痛感。

ミサ「フェラーラ公エルコレ」Missa Hercules dux Ferrariae
3.5点
パンジェリンガのような晩年の曲と比較するとシンプルで人間的な響きと感じられて分かりやすい。

ミサ「パンジェリンガ」Missa Pange lingua
3.5点
最晩年の高い完成度で代表作とされているミサ曲。超然としていて複雑で感情的な共感は難しいものの、理屈抜きで究極的にバランスが取れていて美しいと感じる。

オルランド・ディ・ラッソ(Orlando di Lasso:イタリア語形)、1532 - 1594)(オルランドゥス・ラッススとも)
宗教曲や通俗曲を何曲か聴いてみた。曲によってはビクトリアのような輝かしさを秘めた美しさがあったが、ノーマルで典型的なルネサンス的な曲も多かった。

ジャン=バティスト・リュリ(Jean-Baptiste [de] Lully, 1632 - 1687)
リュリの音楽を知った時は驚いた。華やかさと発想力の強さ、もう一度聴きたいと思わせる魅力。ルイ14世の治世で権勢を振るっただけのことはあると思った。

美術 (Les Arts) (1663年)
特に代表作というわけではなさそうだが聴いてみたバレ。オーケストラ:歌唱が2:1くらいだろうか。オケは躍動感を感じる付点リズムが非常に目立つが、歌唱のときでは必ずしもそうではなく、非常に繊細な音楽になる。ストーリーが分からなくても音楽だけで楽しめるのはシンプルなようで内容が充実しているのだろう。とはいえ長いので一気に聴いたら後半になるとさすがに飽きてきた。

マルク=アントワーヌ・シャルパンティエ(Marc-Antoine Charpentier, 1643 - 1704)
すごく好き。発想力とセンスと音感の良さがすごい。現代になって重要性が再認識されたそうだ。自分は17世紀を代表する大作曲家の一人と思っている。

降誕祭前夜のミサ曲(真夜中のミサ曲)Messe de Minuit pour Noël (H. 9, c. 1690)
4点
とてもいい曲。どの曲も美しくて華があり辛気臭さが少ない。

テ・デウム ニ長調Te Deum (H. 146, c. 1690)
4点
なんという華やかさだろう。本当に明るく楽しくウキウキした気分になる。

マラン・マレー(マレ、Marin Marais、1656 - 1728)
アンドレ・カンプラ(André Campra, 1660 - 1744)
ジャン・ジル(Jean Gilles, 1668 - 1705)
レクイエムが有名。バロック時代のレクイエムとして文句なしに素晴らしい。

レクイエム
4.5点
この曲は素晴らしい。非常に秀逸なレクイエムである。葬祭的な感情、個人を悼み、安らかな眠りを願い、過去を思い返し、全てが終わった事の清算をし、人の世の儚さを思い巡らせる音楽。激烈な悲しみは表に出てこないが、死者を弔う音楽としての現実を見事に音楽化していて、非常に感動的である。バロックのさっぱりした音楽の良さが生きている。

フランソワ・クープラン(François Couperin, 1668 - 1733)
鍵盤楽器の作曲家として有名。

ジャン=フィリップ・ラモー(Jean-Philippe Rameau, 1683 - 1764)
エティエンヌ・メユール(Etienne Henri Méhul / Etienne Nicolas Méhul, 1763 - 1817)
フランソワ=ジョセフ・ゴセック(François-Joseph Gossec,1734 - 1829)
ガボット
4.0点
CMなどでよく使われており誰でも聞いたことがある曲。軽快で楽しい。

アンドレ・ジョルジュ・オンスロウ (Andre George Louis Onslow 1784 - 1853)
ルイーズ・ファランク(Louise Farrenc, 1804 - 1875)
シャルル・グノー(Charles François Gounod,1818 - 1893)
交響曲
交響曲第1番 ニ長調(1854)
2点
オペラ作曲家らしいはつらつとした快活さが印象的。しかし、あまりに古典的すぎるし、かといってハイドンのような霊感に満ちている感はなく、聴いていて心地よいのだが物足りない。

交響曲第2番 変ホ長調(1856)
3.5点
1番の2年後の作品で、音楽的には似ているのだが、モーツァルトのようなシンプルな中にロマン的な情緒を篭める技術を体得したのか、はるかに深みがありいい音楽になっている。

小交響曲 変ホ長調(1888)

シャルル・ヴァランタン・アルカン (Charles Valentin Alkan ,1813 - 1888)
ショパンやリストやシューマンといったピアノ音楽の大天才と同時代のフランス代表のピアノ音楽作曲家。肥大化した超難曲を沢山書いていて、技工派ピアニストに好かれている。総合的にはショパン達には一歩劣るものの、スケールの大きさや雰囲気の構築力や独特のピアノの器を限界まで引き出すような作品を作った、十分大きな価値のある作曲家。

Op.27b エチュード「鉄道」
3.5点
ガンガン突き進む高速の金属的な無機的なフレーズのたたみかけは、よく表題を表している。超絶技巧の圧倒は聴き映えがする。手が疲れそう。後半には大きなうねりもみせるのも楽しい。アイデアが楽しい曲。

Op.33 グランドソナタ
3.5点
かなり大規模なピアノソナタ。まずは大規模さそれ自体を楽しめる曲としては、ばっちりだと思う。技工的な部分だけでなく、広大さを基調とした幅広い曲調で音楽を構成されている。多くを詰め込んだ、芸術性の高い本格的な曲を書こうとしたであろう本人の高い志を感じる。それはある程度成功していて、例えばシューマンのソナタならライバルとも言えそうなほどである。トップレベルとは言わないまでも、ロマン派の大規模ピアノ曲の重要作品の一つとは言えそうだ。巨匠的な響きに到達している。後の短調のための練習曲と比較すると、作曲技術にまだ若さやこなれていない印象はすこしあるが、芸術的な真摯さでは上回っている気がする。ちなみに、いきなりスケルツォで始まるのが驚く。

Op.35 全ての長調による12の練習曲

Op.39 全ての短調による12の練習曲
第1番 イ短調 あたかも風のように(Comme le vent)プレスティッシマメンテ
3.3点
超絶技巧のたたみかける感じ。ショパンの作品10−4のような焦燥感も演出する。かなり密度が濃く、多くのアイデアが詰め込まれた密度の濃い曲。敷き詰められたものすごい音の多さにびっくりする。

第2番 ニ短調 モロッソのリズムで(En rythme molossique)リゾルート

第3番 ト短調 悪魔のスケルツォ(Scherzo-diabolico)プレスティッシモ
3.8点
この曲は巨匠的な発想の良さを感じる。部分同士の対比が非常に効果的で、陳腐さが無い。リストのスケルツォとマーチを思い起こすゴリゴリとして少し悪魔的で情熱的なスケルツォも、分厚い重音の長調の部分も良い曲。

第4番 ハ短調 ピアノ独奏による交響曲(Symphonie pour piano seul)第1楽章 アレグロ・モデラート
第5番 ヘ短調 ピアノ独奏による交響曲 第2楽章 アンダンティーノ
第6番 変ロ短調 ピアノ独奏による交響曲 第3楽章 メヌエットのテンポで
第7番 変ホ短調 ピアノ独奏による交響曲 第4楽章 プレスト
3.3点
ピアノ独奏による交響曲4楽章をまとめて感想を書く。オケ曲の編曲にありがちな非ピア二スティックな音楽ではなく、ばっちりピアノ曲である。しかし、メロディーやパッセージには管弦楽曲のような印象を多くの場面で持つ。だから、交響曲という命名にはあまり違和感はない。シューマンの交響曲のような、19世紀半ばらしい音楽である。なかなかの力作であり、交響曲という発想ならではの強弱や陰陽の幅が大きくて、展開の豊富な音楽を楽しめるし、感心する。しかし、メロディーなどの純粋な楽曲としての魅力の点では、印象に強く残るほどではないとも思う。

第8番 嬰ト短調 ピアノ独奏による協奏曲(Concerto pour piano seul)第1楽章 アレグロ・アッサイ
3.5点
リストのソナタ同様の30分ぶっ通し1本勝負の曲。これがなかなか素晴らしい。テーマは分かりやすくて良く、テーマを活用した技巧的な様々な雰囲気の移り変わりや興奮と鎮静の展開が楽しいので、長い曲を全然飽きずに聴き通す事ができる。むしろあっという間の30分という感じ。
リストのソナタの全てを注ぎ込んだような迫力には及ばないにしても、エンターテイメント作品として出来が良くて素晴らしいし、芸術性も決して低く無い。ピアノ曲マニアは要チェック。

第9番 嬰ハ短調 ピアノ独奏による協奏曲 第2楽章 アダージョ
3.0点
瞑想的で夜想曲に近い部分や、暗い行進曲的雰囲気などを組み合わせている。わりと良いメロディーを使って、大人っぽい雰囲気を出している。また、曲の規模の大きさを有効活用して構成的に書かれており、聞き応えのある音楽を作り上げており、なかなか良い。

第10番 嬰ヘ短調 ピアノ独奏による協奏曲 第3楽章 蛮族風のアレグレット
3.0点
典型的な19世紀の協奏曲の終楽章という感じの、技巧を派手に見せつけるが内容が軽い音楽。華麗ではあり、3つの楽章の中でもっとも協奏曲らしい曲だ。テクニックを楽しむ曲であり、面白い曲という感じではない。

第11番 ロ短調 序曲(Ouverture)マエストーゾ―レンテメンテ―アレグロ

第12番 ホ短調 イソップの饗宴(Le festin d'Ésope)アレグレット
3.8点
変奏曲としてかなり優れている部類だろう。短いが優れたテーマを使って非常に豊かな展開を見せており、その展開の幅広さや高低差は屈指のものがある。超絶技巧も効果的に必要な場面で使われて聴き手の期待を満たしている。変奏の繋げ方も良い。芸術性は十分に高い。

アンリ・ヴュータン(Henri François Joseph Vieuxtemps, 1820 - 1881)
ヴァイオリン協奏曲第4番ニ短調 op.31 (1850年頃)

ヴァイオリン協奏曲第5番イ短調「ル・グレトリ」 op.37 (1858年)

エドゥアール・ラロ(Victor Antoine Édouard Lalo, 1823 - 1892)
管弦楽作品
交響曲 ト短調

協奏的作品(独奏と管弦楽のための作品)
ヴァイオリン協奏曲第1番 ヘ長調 作品20

『スペイン交響曲』 ニ短調 作品21(ヴァイオリン協奏曲第2番)
3.5点
独奏ヴァイオリンがずっと大活躍であり、協奏曲の一種であまり交響曲に近くないと思うが、技巧的要素を強調していないしカデンツァも無い所が普通の協奏曲と違う。しなやかで情感豊かなヴァイオリンの歌わせ方と随所に現れるスペインの民族的な旋律が魅力的。長い曲でないが5楽章もあり、1つの楽章が短くて聴きやすい。最終楽章が楽しい。

『ロシア協奏曲』 ト短調 作品29(ヴァイオリン協奏曲)

『ノルウェー幻想曲』 イ長調(ヴァイオリン協奏曲)

チェロ協奏曲 ニ短調

ピアノ協奏曲 ヘ短調

ジョルジュ・ビゼー(Georges Bizet, 1838 - 1875)
管弦楽曲
交響曲ハ長調(1855年)


ヴァンサン・ダンディ(Paul Marie Théodore Vincent d'Indy, 1851 – 1931)
フランスの山人の歌による交響曲(1886)
4.5点
この曲は個人的にかなり好きだ。親しみやすく、優雅では華やかで、フランスらしい詩情や洗練された上品さを高度に備えている。ピアノは協奏曲に近い程に大活躍するが、オーケストラと対地されておらず、一緒に盛り上げるパーツとして活用されている。至福の時を過ごせる曲であり、フランスの19世紀の管弦楽としてかなりの傑作であると思う。

ハンス・フーバー(Hans Huber、1852 - 1921)
エルネスト・ショーソン(ショソン、Ernest Chausson, 1855 - 1899)
交響曲 変ロ長調 (作品20)

詩曲 (作品25) ヴァイオリンと管弦楽

ピアノ三重奏曲
3.5点
初期の作品。情緒的な濃厚さがなんとも言えない精妙な奥ゆかしい味付けで響いている。奥ゆかしさは、裏を返せばはっきりしないもどかしさも感じるものだ。20世紀の洒脱なフランス音楽や、19世紀ドイツの構築的な世界も違う、19世紀フランスの濃厚さを室内楽で体現した名作。

ジョゼフ=ギィ・ロパルツ(Joseph-Guy Ropartz, 1864 - 1955)
交響曲
交響曲第1番イ短調(1894)

交響曲第2番ヘ短調(1900)

交響曲第3番(1905)

交響曲第4番(1910)

交響曲第5番(1944-45)

アルベリク・マニャール(Lucien Denis Gabriel Albéric Magnard, 1865 - 1914)
精妙な和声を駆使したよい雰囲気がありながら、古典的な規模の作品を書いている。

交響曲第1番 Op.4

交響曲第2番  Op.6

交響曲第3番 Op.11

交響曲第4番 Op.21

ヴァイオリン・ソナタ  Op.13

弦楽四重奏曲 Op.16

ピアノと弦楽のための三重奏曲 Op.18

チェロ・ソナタ Op.20

エリック・サティ(Erik Alfred Leslie Satie、1866 - 1925)
いま聴いても新鮮な独自世界を築いた人。浮遊感とか浮世離れした神秘性など、21世紀っぽい感性を持っていると思う。

3つのジムノペディ - 1888年

グノシエンヌ(6曲) - 1890年

ヴェクサシオン(嫌がらせ) - 1893-1895年

ジュ・トゥ・ヴー

シャルル・ケクラン (Charles-Louis-Eugène Koechlin、1867 - 1950)
アルベール・ルーセル(Albert Charles Paul Marie Roussel, 1869 - 1937)
音の密度が高くて評価されている作曲家だが、個人的には刺々しくて理屈っぽいような音楽が肌に合わない。聴きたくないと生理的に思ってしまう作曲家。

管弦楽曲
交響曲第1番ニ短調 Op.7「森の詩」(Le poème de la foret)(1904年 - 1906年)

交響曲第2番変ロ長調 Op.23(1919年 - 1921年)

交響曲第3番ト短調 Op.42(1929年 - 1930年)

交響曲第4番イ長調 Op.53(1934年)

管弦楽組曲ヘ長調(Suite en fa) Op.33(1926年)

シンフォニエッタ(Sinfonietta pour orchestre à cordes) Op.52(1934年)

ピアノ協奏曲ト長調 Op.36(1927年)

チェロと管弦楽のためのコンチェルティーノ(Concertino) Op.57(1936年)


室内楽曲
フルート、弦楽三重奏、ハープのためのセレナード(Sérénade) Op.30(1925年)

弦楽四重奏曲 ニ長調 Op.45(1931 - 1932年)

弦楽三重奏曲(Trio à cordes) Op.58(1937年)

フルート、ヴィオラとチェロのための三重奏曲(Trio) Op.40(1929年)

ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 Op.28(1924年)


フローラン・シュミット(Florent Schmitt, 1870 - 1958)
管弦楽曲
管弦楽曲《夜曲集 Soirs》

管弦楽曲《オリアーヌと愛の王子 Oriane et le Prince d'Amour》

管弦楽曲《イン・メモリアム In Memoriam》

ヴァイオリンと管弦楽のための《アベッセ Habeyssée》

ピアノと管弦楽のための《協奏交響曲 Symphonie concertante》

ジャニアナ交響曲 Symphonie 'Janiana'

交響曲 第2番 Symphonie No.2

交響詩《夢 Rêves》


吹奏楽曲
《酒神祭(ディオニソスの祭り) Les Dionysiaques》

器楽曲
ピアノ五重奏曲 ロ短調 Quintette pour piano et quatuor à cordes


シャルル・トゥルヌミール(Charles Tournemire, 1870 - 1939)
交響曲
交響曲第1番「ロマンティック」

交響曲第2番

交響曲第3番

交響曲第4番

交響曲第5番

交響曲第6番

交響曲第7番「命の踊り」

交響曲第8番


ルイ・ヴィクトル・ジュール・ヴィエルヌ(Louis Victor Jules Vierne, 1870 – 1937)
6つのオルガン交響曲

(名高い「ウェストミンスターの鐘」を含む)《24の幻想的小品集(24 Pièces de fantaisie)》(作品51〜55)

交響曲イ短調

ヴァイオリン・ソナタ

チェロ・ソナタ

ピアノ五重奏曲

弦楽四重奏曲


ギヨーム・ルクー(Guillaume Lekeu, 1870 - 1894)
非常に早世してしまった作曲家。室内楽はかなり評価が高い。もったいなかった。

ヴァイオリンソナタ

弦楽四重奏曲

ピアノ三重奏曲

チェロソナタ


https://classic.wiki.fc2.com/wiki/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%281889%E5%B9%B4%E3%81%BE%E3%81%A7%29

2. 中川隆[-14710] koaQ7Jey 2021年12月08日 08:35:00 : SJtHPiXsUc : Sm45S0QzRkFPMFE=[31] 報告
フランス(1890年以降) - クラシック音楽 一口感想メモ
https://classic.wiki.fc2.com/wiki/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%281890%E5%B9%B4%E4%BB%A5%E9%99%8D%29


リリ・ブーランジェ(Marie-Juliette Olga Lili Boulanger, 1893 - 1918)
20世紀の作曲家で、ここまで心に強く訴えるもののある作曲家を私は知らない。私の知る限り女性作曲家の中でももっとも優れているし、それどころか20世紀になってから活躍した作曲家の中でももっとも優れた作曲家の一人だと思う。

カンタータ<ファウストとエレーヌ>Faust et Hélène(1913年)
3.5点
前半はオーケストレーションが簡素すぎるきらいはあるものの、ゆったりとした美しい叙情に身をひたす楽しみがある。ワーグナーのようであり広大で空気感のある甘美な音楽である。後半はプッチーニのように情熱的でロマンティックを突き詰めた甘美さの音楽になる。このようにオペラ的な劇的さを30分に詰め込んだ作品であり、どちらもエンターテイメント的な楽しみを感じさせる。長く生きればフランスを代表するオペラ作曲家になれただろうと思わせる。

交響詩<哀しみの夜にD'un soir triste>(1917年〜18年)
2.8点
間奏的な曲。大きく盛り上がらず、重厚で重たい夜の雰囲気だけをずっと奏でて終わる。先を期待させるも、大きな変化や天才的な閃きを見せずに終わる。雰囲気は好きだがこれだけで10分は長い。

ヴァイオリン(またはフルート)とピアノのための<春の朝にD'un matin de printemps>(1917年〜18年)
3.0点
ドビュッシーの作品のようだ。印象派的な音の使い方の美しさが魅力の小品。4分とは思えないほど、みっちりと展開が詰まっている。巨匠的とまでは若書き感の残る作品だが、その新鮮で溌剌としたところが魅力である。

(ヴァイオリンと)ピアノのための<夜想曲 ヘ長調><行列 ホ長調>
3.5点
伴奏のピアノもヴァイオリンの旋律も非常に美しい。特別なことをしていないようであるが、小品として強く引き込まれる。色彩感と夜の雰囲気と楽器を豊かに歌わせる展開力が優れているからだろう。何度も聴きたくなってしまう。

ピアノ曲<暗い庭から>

詩篇 第24番(1916年)

詩篇 第130番(1910年〜17年)
4.0点
ブルックナーのように重厚で力強く、熱い信心の心を圧倒的な質量の音の重さでもって表現している。展開力、世界観の 圧倒性には感服するしかない。女性か男性かという次元でなく、20代前半とは到底信じられない恐るべき深さをもった楽曲である。不安げな冒頭、後半の感情の盛り上がり、はるか深い闇の中からうごめくように這い出てくる魂たち。人類の悲しみの歴史と業をも背負ったかのようだ。この次元に若くして到達したのは病弱な身体に宿った精神ゆえとしか説明がつかない。

古い仏陀の祈り
3.3点
同じ動機を繰り返すため、途中からしつこく感じてしまった。とはいえ古い仏陀の祈りという題名の表象する音世界を非常に絶妙に表現できていて、驚くべき表現力と思う。神秘的だが、東洋的な柔らかさと世界をオーラのように包み込むような感じと、何千年も昔の世界から時空を超えて伝わってくる感じがよい。

ピエ・イエズ(1918年)
3.8点
天才作曲家の24歳にして病床で口述筆記された絶筆という前提知識を持って聴くと、あまりにも天国的に美しくて、心臓が止まりそうになる。冒頭の歌が始まった瞬間に時が止まったかのようになり、この音楽の世界に入り込む。なんという美しい音楽だろうか。半音階的な伴奏の進行や絶妙な転調を繰り返して、祈りながら天の彼方へと飛び去って行く魂のような音楽を聴かせてくれる。

ジェルメーヌ・タイユフェール(Germaine Tailleferre、1892 - 1983)
ピアノ協奏曲
3.3点
ミヨー的な推進力として活力と風向明媚という表現を連想させる明るさが楽しめる佳作。内容豊富なのかよく分からないが、とにかく音が生み出すパワーで押し切るから、何も考えずに楽しいのは間違いない。そしてミヨーとかとは少し音の感覚が違うが故の新鮮さがある。何度も楽しめる深さはなさそうだが、聴いてみる価値はある曲。

弦楽四重奏曲(1917-19)

ハープ・ソナタ(1953)
3.3点
フランス的で深刻さのない軽さがあり、オシャレさと浮遊感がある音楽がハープとマッチして、一つの楽しめる音楽を作っている。凄みはないが、神秘的なハープの音の世界が一つの小宇宙となっている。個性と音楽形態がマッチして成功している曲。コンパクトで聴きやすい。

クラリネットのためのソナタ(1957)

ヴァイオリンソナタ1番
3.0点
わたしには、全体を覆っている陰鬱さとねちっこい感傷性が鼻について楽しめなかった。まだ作曲家として音が十分にこなれておらず、ドビュッシーを悪くしたような感じであるのも物足りない。とはいえ、それなりの音世界の規模と広がり深みをもった力作としての楽しみはあるかもしれない。こじんまりと小さく収まり良くまとめられた作品ではなく、野心的な作品である。

ヴァイオリンソナタ2番
3.0点
時に平凡な場面を混ぜながら即興的に進む。深刻さはないが感傷も混ざったりするし、様々な変化を気楽に聴ける。フランス6人組の中でも自分の音楽が凝り固まっておらず新鮮さを失っていない音を聴ける良さがある。


ジョルジュ・オーリック(Georges Auric, 1899 - 1983)
ルイ・デュレ(Louis Durey、1888 - 1979)
アンドレ・ジョリヴェ(André Jolivet, 1905 - 1974)
交響曲
交響曲第1番 (1953年)
3.0点
冒頭はおおっと楽しみを楽しみを感じさせる。しかし、休む間のない刺激の連続に疲れて集中力が途切れて来る。交響曲らしい構成の魅力がなくて、単に長くて多楽章の管弦楽曲というだけになっている。ジョリヴェの個性的な音楽の魅力はここでも楽しめるが、作品としてベストな次元に到達しているとは思えない。個々の場面には、なかなかのゾクゾク感を感じるため、勿体無いと思う。

交響曲第2番 (1959年)

交響曲第3番 (1964年)
2.5点
単なる無茶苦茶で無調的なカオスの音楽であるようにしか聴こえない。ジョリヴェらしい音楽ではあるとは思ったが、あまり魅力を感じず楽しめなかった。

協奏曲
ピアノ協奏曲 (1950年)
3.5点
野性味あふれるはちゃめちゃな作風が、ピアノ協奏曲によくマッチしている。自由奔放な音楽の変遷は、あまり組織的な構成感がないのだが、かといって無茶苦茶でもないような妙な納得感がある。そして予想もつかない展開に次は何が起こる?という予想の出来なさにワクワクしながら曲の最後まで聞き通せるのがよい。

ハープと室内オーケストラのための協奏曲 (1952年)

チェロ協奏曲第1番 (1962年)

チェロ協奏曲第2番 (1966年)

フルートと弦楽合奏のための協奏曲(フルート協奏曲第1番) (1949年)

フルートと打楽器のための協奏組曲(フルート協奏曲第2番) (1965年)

オンド・マルトノ協奏曲 (1947年)
3.8点
自分はものすごく面白い曲だと思う。とにかく奇想天外なソロの動きが繰り出す今まで聞いたことのない音の世界が楽しくてたまらない。野蛮さを孕む破茶滅茶なジョリヴェの音楽との相性はバッチリ。ここまで意外性に満ち溢れた曲は少ないだろう。ソロの圧倒的な表情の豊かさと魅力は、単音にもかかわらず、ほぼすべてのピアノ協奏曲のソロが負けているかもしれない。とにかく面白い曲。中間部分のフリージャズのように音を隙間なく埋めてカオスにゴリゴリと勢いで繰り出されるスリリングな音の洪水の圧倒感が最高である。その場面の印象が強いが他は静かな場面が多い。静かな場面もオンデ・マルトノの独特の表現を印象的に活用して斬新な雰囲気を演出して聞き手を没入させる。難しいことを考えなくとも、とにかく耳が離せない面白さのまま最後まで新しい音楽を聴かせてくれる。作曲者のセンスとよくマッチしている楽器だからこそ、ここまで成功したし、現れる楽想がピッタリとオーケストラと独奏の協奏ならではの創造世界としてはまっているのだろう。一聴を強くお勧めしたい。

ファゴット協奏曲
2.5点
のだめに登場した曲とのこと。コンパクトで聴きやすいが、巨匠らしさがほぼ感じられない。ありがちなフランスの管楽器協奏曲であり、いくつかのパーツをなんとなく並べて1曲を構成した以上の表現者としての意思を感じなかった。ファゴットの音と音色と表現力を楽しむには悪くはない曲であり、深刻さのない聴きやすさがある。

トランペット協奏曲第2番
3.5点
純粋なクラシック音楽にカテゴライズしてよいか微妙な音楽だと思う。ジャズや映画音楽や民族音楽やバンドミュージックなど、様々なものが混合されている斬新な音楽である。そして非常にセンスが良くておしゃれで面白い。パーカッションやサクソフォーンが独奏パートのように大活躍して、それらの絡み合いが盛り上がりを作っていく。ピアノの使い方も面白い。トランペットはその分、普通の協奏曲ほど圧倒的な主役ではなくなっているが、そのこと自体も新鮮である。

打楽器のための協奏曲
3.0点
昔から気になっていた、のだめの真澄ちゃんが演奏していた曲。 思ったほど技巧的に凄みを感じるものではなかった。しかし、管弦楽と打楽器が対等になり、場面によっては管弦楽を伴奏にする感じは、快感のようなスリリングさを味わえる。なかなかカッコ良い。各楽章ごとに独奏楽器が違うのも楽しめる点。3楽章がドラムの独奏で1番好きだが、これをポピュラーのスーパードラマーに数倍難しくして演奏してほしいと思ったりした。

アンリ・コンスタン・ガブリエル・ピエルネ(Henri Constant Gabriel Pierné, 1863 - 1937)
ウジェーヌ・ジョゼフ・ボザ(Eugène Joseph Bozza, 1905 - 1991)
ポール・ル・フレムまたはポール・ルフレム(仏: Paul Le Flem、1881 - 1984)
ジャック・イベール(Jacques François Antoine Ibert,1890 - 1962)
交響組曲『寄港地』(Escales)(1922)
3.5点
南国的な開放感や活気が楽しい。旅行気分になって聴ける楽しい娯楽作品。

海の交響曲(Symphonie marine)(1931)

交響組曲『パリ』(Paris, Suite symphonique)(1931)

フルート協奏曲(1934)

アルト・サクソフォーンと11の楽器のための室内小協奏曲(1935)

木管五重奏のための3つの小品(1930)

弦楽四重奏曲(1942)

ヴァイオリン、チェロとハープのための三重奏曲(1944)


ピエール=オクターヴ・フェルー(Pierre-Octave Ferroud, 1900 - 1936)
イ調の交響曲 Symphonie en la (1930)

アンリ・トマジ(Henri Tomasi、1901 - 1971)
アンリ・ソーゲ(Henri Sauguet, 1901 - 1989)
交響曲
山の交響曲

交響曲第1番

寓話交響曲「四季」(交響曲第2番)

交響曲第3番「I.N.R」

交響曲第4番「第3世代」


ジャン・フランセ(Jean René Désiré Françaix , 1912 - 1997)
プーランクと被るのだが、愉しい曲専門という感じである。19世紀ロマン派にはあまり居ない、むしろモーツァルトのディベルティメントに近い世界。

弦楽三重奏曲 (1933年)

木管四重奏曲 (1933年)

フルート、ハープ、弦楽器のための四重奏曲 (1934年)

サクソフォン四重奏のための「小四重奏曲」 "Petit quatour" (1935年)

ピアノ協奏曲 (1936年)

木管五重奏曲 (1948年)

無伴奏フルートのための組曲 (1962年)

弦楽合奏のための「6つの前奏曲 Six preludes 」(1963年)

2台ピアノのための協奏曲 (1965年)

フルート協奏曲 (1967年)

クラリネット協奏曲 (1968年)

3群のオーケストラのための「カッサシオン Cassazione 」(1975年)

クラリネット五重奏曲 (1977年)

ギターのためのセレナータ (1978)

フルートとクラリネット、管弦楽のための二重協奏曲 (1991年)

アコーディオン協奏曲 (1993年)

オーボエ、ファゴット、ピアノのための三重奏曲 (1994年)

モーリス・オアナ(Maurice Ohana、1913 - 1992)
オリヴィエ・メシアン(Olivier-Eugène-Prosper-Charles Messiaen、1908 - 1992)
現代の最重要作曲家の一人。独自の音世界を築いて、大きな実績を残した。でも自分は生理的すぎる彼の音感覚を身体がなかなか受け付けない。

管弦楽曲
トゥーランガリラ交響曲(1949)
2.0点
おそろしくキモい曲。生理的な感覚が生々しく露にされすぎている。ちっともいい曲とは思えなかった。

室内楽曲
世の終わりのための四重奏曲(1941)
3.5点

ピアノ曲
幼子イエスに注ぐ20の眼差し(1944)
3点

鳥のカタログ(1956-58)(全13曲)
2.5点

アンリ・デュティユー(Henri Dutilleux, 1916 - 2013)
夢の樹
3.3点
かなり現代音楽的でありながらも、流麗で華麗で聴きやすい協奏曲。夢の樹というタイトルが恐ろしく適切であり、まさに夢の世界にある世界一巨大な樹木を連想させる。ヴァイオリンはギコギコと現代音楽らしいキツい音を出しつつも聴いていて不快感がなく楽しんで派手な活躍を聴ける。これはお勧めできる。

メタボール
2.8点
現代的な音の作りで音の変容を楽しむ音楽と思われる。聴きやすく流麗な雰囲気は悪くないが、長さのわりに内容の多さを感じられず、代表作らしい凄みを感じなかった。これならば夢の樹の方がはるかにお勧めできる。


https://classic.wiki.fc2.com/wiki/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%281890%E5%B9%B4%E4%BB%A5%E9%99%8D%29

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