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(回答先: アレクサーンドル・グラズノフ(Aleksandr Konstantinovich Glazunov, 1865 - 1936) 投稿者 中川隆 日時 2021 年 10 月 08 日 08:56:29)
アレクサーンドル・グラズノフ 交響曲 第5番 変ロ長調 作品55
Glazunov - Symphony No 5 in B flat major, Op 55 - Mravinsky
00:00 Moderato maestoso - Allegro
12:01 Scherzo. Moderato
17:21 Andante
27:15 Allegro maestoso
Leningrad Philharmonic Orchestra
Evgeny Mravinsky, conductor
Live recording. Tokyo, June 1979
Glazunov Symphony No. 5 (1968rec/mono/Live)
1. Moderato maestoso - Allegro
2. Scherzo
3. Andante
4. Allegro maestoso
Leningrad Philharmonic Orchestra
Yevgeny Mravinsky, Conductor
28.IX.1968
▲△▽▼
アレクサンドル・グラズノフの《交響曲第5番 変ロ長調》作品55は、1895年4月から10月にかけて作曲された。この作品で再び伝統的な4楽章構成に戻っているものの、主題の推移は回避されている(ちなみにグラズノフが4楽章制から離れたのは、交響曲第4番だけである)演奏時間は約36分。
この作品は、セルゲイ・タネーエフに献呈された。1896年11月17日、サンクトペテルブルクの貴族会館における第2回ロシア音楽演奏会にて初演を迎え、作曲者本人が指揮を執った。ライプツィヒの新聞は、この作品を「非常に深みがあり」「才気煥発である」と評し、スケルツォ楽章が聴衆に好評であったと報じた。
楽曲構成
以下のように古典的な4楽章構成をとる。
Moderato maestoso - Allegro
Scherzo. Moderato
Andante
Allegro maestoso
「英雄」との別名を持つように、全般的に明朗な性格と鮮やかな生命力が漲っており、グラズノフ自身、この作品を「沈黙の響き」「詩の建築」と評した。ブラームス風の重厚で勇壮な第1楽章、メンデルスゾーン風の軽妙洒脱な第2楽章、シューマン風に内向的で感傷的な第3楽章というように、ドイツ・ロマン派音楽に作品のモデルを見て取ることができる。賑々しい終楽章では、民俗音楽に特徴的な旋律やリズムが素材に使われており、にわかに民族調をかもし出している。
楽器編成
フルート3、ピッコロ1(3rd フルート持ち替え)、オーボエ2、クラリネット3、バスクラリネット1(3rd クラリネット持ち替え)、ファゴット2
ホルン4、トランペット3、トロンボーン3、チューバ1
ティンパニ、シンバル、トライアングル、バスドラム、グロッケンシュピール
ハープ
弦五部
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