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ハンス・エーリヒ・プフィッツナー ヴァイオリンソナタ ホ短調 作品27
http://www.asyura2.com/21/reki6/msg/834.html
投稿者 中川隆 日時 2021 年 10 月 07 日 06:51:15: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: ハンス・エーリヒ・プフィッツナー(Hans Erich Pfitzner 1869年5月5日 – 1949年5月22日) 投稿者 中川隆 日時 2021 年 10 月 06 日 23:54:59)

ハンス・エーリヒ・プフィッツナー ヴァイオリンソナタ ホ短調 作品27


Hans Pfitzner: Violin Sonata in E minor, Op. 27 (1918)



Performers: Benjamin Schmid (violin) Claudius Tanski (piano)


00:00 I. Movement: Bewegt, mit Empfindung – Allegro espressivo
11:48 II. Movement: Sehr breit und ausdrucksvoll – Adagio, quasi fantasia
20:48 III. Movement: Äußerst schwungvoll und feurig



Pfitzner: Complete Piano Works & Violin Sonata in E Minor, Op. 27





℗ 2002 CPO
Artist: Ulf Wallin
Artist: Roland Pöntinen



Pfitzner: Complete Piano Works & Violin Sonata in E Minor, Op. 27 - YouTube
https://www.youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_l2Of0VUvoM0c0CMQb6v-0KNo3ouz504qw
 

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コメント
1. 中川隆[-16089] koaQ7Jey 2021年10月07日 06:53:18 : eAnA8vXCag : a3JobkR2NS41a00=[9] 報告
プフィッツナーの室内楽作品

Pfitzner: Chamber Music [from US] [Import]

  もう一人、室内楽を比較的多く書いたドイツ後期ロマン派の作曲家を挙げるとすれば、ハンス・プフィッツナーということになるでしょうか。

彼の代表作はなんといってもオペラ『パレストリーナ』であり(あと大作としては、カンタータ『ドイツ精神について』というのもありますね)、それに次いで重要な作品としては(前にも触れた)数々の歌曲があげられるでしょう。

そして室内楽は、彼にとって歌曲と並んで質量共に重要なジャンルだった、という評価ができるように思われます*1。

レーガーはちょっと、という人でも、どこまでも「ロマン主義」にこだわった筋金入りの保守派、プフィッツナーの作品は問題なく聴けるのではないでしょうか。

理論的であることを拒否したこの人の作品からは、ブラームスが時にみせる自省と懐疑の響きはあまり感じられず、ロマン的な純粋さを保とうとする姿勢には、むしろシューマンを思わせるものがあります。

  彼の室内楽で筆頭にあげたいのは、分かりやすさと無駄のない美しさという点で傑出しているヴァイオリンソナタ ホ短調(op.27)。

冒頭の美しい主題がコーダで情熱的に高まる第1楽章、内側に向かって広がっていく全くロマンティックな第2楽章、そして、プフィッツナーとしては珍しいほどに、きらめく光をまばゆく反映した輝かしい終楽章が続きます。

プフィッツナーは彼のとった政治的姿勢によって、いまなお敬遠されているのかもしれませんが、この作品の音楽の出来だけを純粋にみれば、少なくとも偉大な同時代者、R・シュトラウスのヴァイオリンソナタと同じくらいの評価は受けてもいいのではないかと思うのですが。

  このCDには、その他にピアノ三重奏曲(op.8)が収録されています。こちらは屈折した(ヘ長調で始まり、ヘ短調に終わる)規模の大きい作品で、「ユーゲントシュティール」の複雑な植物模様を思い起こさせるような感じ。ヴァイオリンソナタ以上の内向的な暗さがあって、万人に好まれる・・・・・・とはいいかねますが、なかなかの味がある作品ではあります(私は好きです)。

もう一つ、このディスクで興味深いのは、使用しているピアノが1925年製のブリュートナーと明記されている点で、なるほど普通のピアノとちょっと違う音色です。

*1:管弦楽を用いた作品では、3曲ある『交響曲』は(うち1曲は、弦楽四重奏曲からの編曲)今一つ魅力に乏しく、その一方、協奏曲(ヴァイオリンやチェロ、ピアノのための)は個性ある作品です。
http://d.hatena.ne.jp/Scarbo/20060616/p1

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