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(回答先: ニコライ・カプースチン 8つの演奏会用エチュード Op.40 投稿者 中川隆 日時 2021 年 10 月 01 日 08:44:01)
グスターヴ・ホルスト(Gustav Holst, 1874 - 1934)
組曲『惑星』 (1914-17)
火星、戦争をもたらす者
4.5点
5拍子の叩きつけるようなワイルドなリズムや、メロディーも和声もすごくかっこいい。軍神マーズをまさに想起する。
金星、平和をもたらす者
3.5点
優しく美しい。いい曲だが、他の曲と比較しても金星というタイトルのかもし出すイメージがプラスに働いていると思う。
水星、翼のある使者
4.0点
複調の生み出す絶妙の響きと小気味よいリズムとフレーズはかなりセンスが良くて楽しい。
木星、快楽をもたらす者
5点
第一主題も叙情的で有名な中間部のメロディーも、まさに宇宙のように壮大であり、その異次元の巨大さに想いを馳せてしまう。
土星、老いをもたらす者
3.0点
ホルスト本人は一番気に入っていたらしいが、「惑星」に豪快で華やかなものを求める自分としては、長いわりに地味とどうしても思ってしまう。
天王星、魔術師
3.0点
魔術師が魔法を見せるような雰囲気が動機の繰り返しでうまく表現されていて、面白い。
海王星、神秘主義者
3.5点
静かで神秘的な、異世界で白くて冷たい霧に包まれたよう感覚になるような曲。
宗教曲
讃歌『イエス讃歌』
3.3点
惑星と音楽はそっくり。キラキラした宇宙的スケールと神秘的な叙情の融合を見せており、それが宗教曲として活用されて独特の雰囲気を作っている。惑星が好きな人が次に聞いても全く違和感なく、期待通りのものを得られるだろう。
https://classic.wiki.fc2.com/wiki/%E3%82%A4%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B9
グスターヴ・ホルスト(Gustav Holst / Gustavus Theodore von Holst, 1874年9月21日 - 1934年5月25日)は、イギリスの作曲家。最も知られた作品は、管弦楽のための組曲『惑星』であるが、全般的に合唱のための曲を多く遺している。イングランド各地の民謡や東洋的な題材を用いた作品、また、吹奏楽曲などでも知られる。
人物・来歴
イングランド、グロスターシャー州チェルトナムでスウェーデン・バルト系移民の家系に生まれ、10代のころからすでに作曲を試みていた。1893年、ロンドンの王立音楽院に入学してパリーやスタンフォードの下に音楽を学んだ[1]。王立音楽院ではトロンボーンも学び、卒業後はオーケストラ奏者として生計を立てていたこともある。この学生時代にヴォーン・ウィリアムズと知り合い、とくに故郷を同じくグロスターシャーとすることもあり、親交を深めた。
ホルストはウィリアム・モリスのハマースミス社会主義者協会に参加し[2]、1896年に協会の合唱団の指揮者に招かれた。1901年には合唱団のメンバーであったイソベル・ハリソンと結婚している[1]。1900年に作曲された『コッツウォルズ交響曲』の第2楽章はモリスに捧げる哀歌である[2]。
1895年ごろから[2]ホルストはインド文学に傾倒し、ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンでサンスクリットを学んだ。20世紀の最初の10年ほどの間に、交響詩『インドラ』、オペラ『シーター』および『サーヴィトリー』、カーリダーサ『メーガ・ドゥータ』にもとづく合唱曲『雲の使者』、およびリグ・ヴェーダの讃歌にもとづく多数の合唱曲や歌曲を発表している。中でも1913年に初演された大曲の『雲の使者』は自信作であったが成功せず、ホルストはひどく意気消沈している[3]。
ホルストは1898年に王立音楽院を去っていったんカール・ローザ・オペラのトロンボーン奏者および声楽教師の職を得るが[1]、その後は教職につき、1905年から没するまでロンドン近郊のハマースミスにあるセント・ポール女学校(英語版)の音楽教師の仕事の傍ら作曲活動を行った。
1905年に初演された『神秘的なトランペット吹き』にはワーグナーからの強い影響が見えるが、その後はより単純なイギリス民謡に引かれるようになっていった[4]。1910年代にはテューダー朝時代のマドリガルや、バード・パーセルなどの古いイギリスの音楽も好んだ[5]。
『雲の使者』や、アルジェリアの民族音楽に影響を受けて書かれた管弦楽組曲『ベニ・モラ』などの失敗でふさぎこんでいたホルストは、作曲家アーノルド・バックスの弟のクリフォード・バックスとスペインを旅行し、このときにクリフォード・バックスから占星術の知識を得た[6]。おそらくこのことがきっかけとなって、ホルストは組曲『惑星』を作曲した。ホルストの名声は1920年に初演されたこの曲によって一気に高まった。やはり1920年に初演された『イエス讃歌』も大成功であった[5]。ホルストはその後も多くの作品を発表したが、『惑星』以上に名声を博す作品を遺すことはなかった。
1934年、出血性胃潰瘍のためロンドンにて逝去。59歳没。エドワード・エルガーとフレデリック・ディーリアスも同じ年に没している。
エピソード等
小惑星 (3590) のホルストは、グスターヴ・ホルストにちなんで命名された。
家族
妻:イゾベル(Isobel)
子:イモージェン(Imogen、1907年 - 1984年) - 妻イゾベルとの間に生まれた娘のイモージェンもまた作曲家であり、指揮者、音楽学者としても知られる。
主な作品
ホルストはオペラや歌曲・ピアノ曲なども多数作っているが、主に管弦楽曲や吹奏楽曲、弦楽合奏曲が広く知られる。
組曲『惑星』 作品32(管弦楽曲) - 7楽章から成る大編成の管弦楽のために書かれた組曲で、最後の「海王星」では舞台裏に配置された女声合唱が使われる。占星術から着想を得て書かれた作品である。
サマセット狂詩曲(管弦楽曲) - 後にクレア・グランドマンによって吹奏楽用に編曲された。
セントポール組曲(弦楽合奏曲、オプションで木管楽器も追加)
吹奏楽のための第1組曲・第2組曲(吹奏楽曲) - 吹奏楽の分野における古典的な演奏会用作品の一つとして、極めて重要な位置を占める楽曲。
ムーアサイド組曲(ブラスバンド曲、弦楽合奏曲にも編曲) - 他の作編曲家によって管弦楽用、吹奏楽用にも編曲された。
『ハマースミス』(吹奏楽曲、のちに管弦楽曲)
- グスターヴ・ホルスト 大管弦楽のための組曲『惑星』作品32 中川隆 2021/10/04 07:17:34
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