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マヌエル・デ・ファリャ(Manuel de Falla y Matheu, 1876 - 1946)
http://www.asyura2.com/21/reki6/msg/729.html
投稿者 中川隆 日時 2021 年 10 月 02 日 19:42:55: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: ジャン・フランチェスコ・マリピエロ 交響曲 第7番「カンツォーネ風」 投稿者 中川隆 日時 2021 年 10 月 02 日 10:29:23)

マヌエル・デ・ファリャ(Manuel de Falla y Matheu, 1876 - 1946)

管弦楽曲が有名。しかし秀逸なピアノ曲もあり、バランスと総合性があるという点でスペイン近代の最高峰の作曲家である。

管弦楽曲
『三角帽子』 第1組曲 G.58、第2組曲 G.59

『恋は魔術師』組曲 G.69(7曲?)

4つの讃歌 G.86

協奏曲
交響的印象『スペインの庭の夜』 G.49
3.3点
ほぼピアノ協奏曲である。スペインらしい熱気をはらんだ空気が感じられる名作。


ピアノ曲
夜想曲/Nocturno [1899-1900年]

マズルカ/Mazurka [1900年]

アンダルシアのセレナータ/Serenata andaluza [1899-1900年]

歌/Canción [1900年]

ヴァルス・カプリッチョ/Vals-capricho [1899-1900年]

バレエ音楽《三角帽子》より 3つの踊り

小人の行列/Cortejo de gnomos [1901年]

セレナータ/Serenata

演奏会用アレグロ/Allegro de concierto [1903年]

4つのスペイン小品/4 Piezas espanolas [1907-08年]

ベティカ幻想曲(アンダルシア幻想曲)/Fantasia bética [1919年]
4.0点
スペイン音楽史上で最高峰のピアノ曲。他のファリャの作品はそうでもないのだが、この曲は非常にピアニスティックであり、ショパンのスケルツォやリストの大作などと同格の出来である。近代的なピアノな華やかさ、スペインの風情に彩られた表情の豊かさ、緊密でスケールの大きさを併せ持ち、大変レベルの高いピアノ曲である。

クロード・ドビュッシーの墓碑銘のための讃歌/Homenaje, pour le tonbeau de Claude Debussy [1920年]

ヴォルガの舟歌/Canto de los Remeros del Volga

ポール・デュカースの墓碑銘のための賛歌/Homenaje, pour le tombeau de Paul Dukas [1935年]

火祭りの踊り/Danza ritual del fuego [1914-1916年]


https://classic.wiki.fc2.com/wiki/%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%82%A4%E3%83%B3


マヌエル・デ・ファリャ・イ・マテウ(Manuel de Falla y Matheu, 1876年11月23日 カディス - 1946年11月14日 アルゼンチン・コルドバ)は、スペインの作曲家。晩年にフランコ政権を避けてアルゼンチンに亡命した。


生涯
1890年代からマドリードでピアノを学ぶかたわら、近代スペイン音楽復興の立役者フェリーペ・ペドレルに作曲を師事。現在ペドレルは音楽学者として、トマス・ルイス・デ・ビクトリアの作品全集の校訂・刊行で名を残しているにすぎないが、ファリャにスペイン民族音楽への興味を植え付けたのが、ほかならぬペドレルだったといわれる。ファリャはとりわけ、アンダルシアのフラメンコ(のカンテ・ホンド)に興味を寄せ、多くの作品においてその影響を示している。初期作品には多くのサルスエラがあるが、中でも最も重要な作品は1幕形式のオペラ『はかなき人生』(1905年作曲、1913年初演)である。

1907年から1914年までパリに滞在。いち早くファリャの才能を認めたデュカスはオペラ・コミック座で『はかなき人生』を上演させ[1]、ファリャをスペイン出身の作曲家アルベニスに紹介した。アルベニスからリカルド・ビニェス、ラヴェルへと人脈が広がり[1]、芸術家のサークル「アパッシュ」に参加[2]、これとは別にドビュッシーとも親交を結んだ[3]。

パリ滞在中にピアノと管弦楽のための『スペインの庭の夜』の作曲に着手するが、第一次世界大戦勃発に伴い1914年9月に帰国。マドリードに戻ってからは、『スペインの庭の夜』を完成(1915年)させたのに続き、バレエ音楽『恋は魔術師』(1915年作曲、単独でも演奏される〈火祭りの踊り〉で有名)、バレエ・リュス(ロシア・バレエ団)のために作曲された『三角帽子』(1917年作曲)など、最も有名なファリャ作品が生み出された。これらの作品では、民族主義と印象主義の両方がバランスよく混在している。

1921年から1939年にグラナダに移住して隠遁生活を送りつつ[1]、室内オペラ『ペドロ親方の人形芝居』(1923年)や『クラヴサン協奏曲』(1926年)を作曲した。これらの作品はストラヴィンスキーの新古典主義音楽の影響が認められ、スペイン民俗音楽の影響はやや稀薄になっている。

1936年にスペイン内戦が始まり、グラナダにいた親友フェデリコ・ガルシーア・ロルカが銃殺されたことを機に祖国を離れることを決意[1]、1939年にアルゼンチンに亡命した。フランコ政権からはたびたび帰国要請があったが、彼は終生拒否し続けた。

ジャシン・バルダゲーの民族叙事詩に基づいてグラナダ時代に構想された大規模なカンタータ『アトランティーダ』(La Atlántida)は、アルゼンチンに移住してからも作曲が続けられた。しかしながら作曲者の最期においてもこれは未完成のままであり、死後に門人エルネスト・ハルフテルにより、実用版完成に向けて補筆され、発表された。

1946年にコルドバで亡くなって同地に埋葬されたが、翌1947年にフランコによって遺体はスペインへ戻され、国葬の上でカディス大聖堂(スペイン語版)の地下礼拝堂へ埋葬された。

没後の1970年よりスペインで発行された100ペセタ紙幣に肖像が使用されていた。

作品

舞台作品

オペラ
ビリャメディアーナの伯爵 G.1(人形オペラ、消失?)
はかなき人生 G.35
はかなき人生 G.39(フランス語版)
ペドロ親方の人形芝居 G.65

サルスエラ
イネスの恋 G.26
ジュアナとペドラ(紛失)
マルタの十字架(紛失)
戦下の虜囚(複写譜のみ)

劇付随音楽
東方の3博士の神秘劇 G.64
受難
夜明け(紛失)
オセロ(紛失)

恋は盲目(紛失)
バジルを洗う少女と興味津々の王子
カンターロの乙女

バレエ音楽
三角帽子 G.53
恋は魔術師 G.44(第1稿)
恋は魔術師 G.68(第2稿)

その他
世界大劇場 G.73
パントマイム『お代官と粉屋の女房』 G.50(『三角帽子』に改作)
カンタータ『アトランティーダ』 G.102(未完)
フラメンコの情景
愛の施し

管弦楽曲
『三角帽子』 第1組曲 G.58、第2組曲 G.59
『恋は魔術師』組曲 G.69(7曲?)
4つの讃歌 G.86

協奏曲
交響的印象『スペインの庭の夜』 G.49
クラヴサン協奏曲 G.71

室内楽曲
メロディア G.4
ロマンス G.6
アンダルシアのセレナータ G.12
弦楽四重奏断章 G.30

ピアノ曲
マズルカ ハ短調 G.11
歌 G.14
セレナータ G.22
火祭りの踊り G.
ベティカ幻想曲(アンダルシア幻想曲)

合唱曲
讃歌 G.36

歌曲
プレリュード G.16
ロンダのパン G.47
7つのスペイン民謡

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%8C%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%87%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%AA%E3%83%A3  

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コメント
1. 2021年11月23日 16:15:05 : vTGGl7c7BQ : ejlYM1V6MENWNlE=[13] 報告
Date: 11月 23rd, 2021
三角帽子
http://audiosharing.com/blog/?p=36031


今日(11月23日)は、マヌエル・デ・ファリャの誕生日だ、ということを、
ソーシャルメディアで知った。

ファリャといえば「三角帽子」がよく知られているし、
アンセルメ/スイス・ロマンド管弦楽団の録音が、
いまも演奏・録音ともに高く評価されている。

リマスター盤もいくつかあるようだし、
オリジナルのアナログディスクはかなり高価なようである。

私がはじめて聴いた「三角帽子」は、デュトワ盤だった。
アンセルメと同じデッカ録音で、話題になっていた。

そのあとしばらくしてアンセルメ盤を聴いた。
そしてフリューベック・デ・ブルゴス盤を聴いた。

スペインに行ったことはない。
なんとなくのイメージを、スペインに持っているわけなのだが、
そんな私の耳には、フリューベック・デ・ブルゴス盤が、
ファリャはスペインの作曲家だ、ということをはっきりと感じさせてくれた。

フリューベック・デ・ブルゴス盤を聴いてからこれまでのあいだに、
少なくないスペイン出身の演奏家を聴いてきた。
そうやって培われた耳で、つい最近「三角帽子」聴いていた。

TIDALがあるからだ。
アンセルメもデュトワも、改めて聴いた。
フリューベック・デ・ブルゴスこそ、もっと高く評価されていい。

フリューベック・デ・ブルゴスのあとでは、アンセルメの演奏が色褪る。
スペインの作曲家であるファリャの色が褪せている、と感じてしまう。

http://audiosharing.com/blog/?p=36031

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