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ガヴリイル・ポポーフ(Gavriil Nikolayevich Popov, 1904 – 1972)
http://www.asyura2.com/21/reki6/msg/711.html
投稿者 中川隆 日時 2021 年 10 月 02 日 06:28:39: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: アンリ・デュティユー ヴァイオリン協奏曲 『夢の樹』 投稿者 中川隆 日時 2021 年 9 月 30 日 08:59:33)

ガヴリイル・ポポーフ(Gavriil Nikolayevich Popov, 1904 – 1972)

交響曲

交響曲第1番 作品7 (1935)

交響曲第2番「祖国」 作品39 (1943)

交響曲第3番「英雄」(または「スペイン」) 作品45

交響曲第4番「わが祖国の栄光」 作品47 (1949)

交響曲第5番「田園」 作品77 (1956)
3.0点
音の響きは20世紀の前衛的な音のぶつかりは非常に少ないが、一方で古典趣味的な陳腐さもない。近代的な機能的な管弦楽の達者な使い方であり、チャイコフスキーのように音が躍動して素材の詰め込んで豪華に聴かせる。オーケストレーションの実力の確かさを感じさせる。スケールの大きい叙景的な場面展開の面白さがあり、充実感と内容的なボリューム感はかなりのもので驚いた。ただし、交響曲というよりバレエ音楽のようだ。また、素人に印象を残すような個性の濃厚さがないかもしれない。構成も複雑で聴きながら場面の解釈がうまく出来ない。後半の茫洋とした雰囲気を延々と引っ張る感じは好きだ。

交響曲第6番「祝祭」 作品99 (1969)
3.3点
5番より鋭角的であり、さまざまな音楽のるつぼが続いていく。交響曲というよりバレエ音楽のような場面展開と音の躍動感なのは同じであるが、より音の変化が激しいために、飽きずに展開を楽しめる。なんとも言えない不思議な音の動きが大半を占めており、前衛に近い音の世界になっている。グロテスクになりそうでならない、バランスが破壊されそうでされない、独特の音感覚である。5番と6番は好みだろうが、私はより隙間のない6番が気に入った。前衛的とされる1番にかなり近い曲。

交響曲第7番(未完)


https://classic.wiki.fc2.com/wiki/%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%281890%E5%B9%B4%E4%BB%A5%E9%99%8D%29

ガヴリイル・ニコラーエヴィチ・ポポーフ(Гаврии́л Никола́евич Попо́в / Gavriil Nikolayevich Popov, 1904年9月12日 ノヴォチェルカスク – 1972年2月17日 レーピノ(英語版))は、ソビエト連邦の作曲家。


略歴
1922年から1930年までレニングラード音楽院でニコラーエフ、シテインベルク、ウラディーミル・シチェルバチョフらに師事。ピアノ曲《表現》作品1がアルノルト・シェーンベルクに献呈されているように、ブゾーニや新ウィーン楽派の影響のもとに作曲家として活動に入る。大胆な才気においてショスタコーヴィチにも匹敵すると認められ、《室内交響曲(英語版) (またはフルート、トランペット、クラリネット、ファゴット、ヴァイオリン、チェロとコントラバスのための七重奏曲)ハ長調》や無調的な《交響曲第1番》は、進歩的な作品としてセンセーショナルな成功を収めた。

やがてショスタコーヴィチのように当局と衝突して、より伝統的な音楽語法で作曲するに至ったことは、驚くに当たらない。アルコール依存症に陥ったにもかかわらず、多数の管絃楽曲を作曲し、6つの交響曲を完成させた。作品の多くは、ソヴェト体制の制約のもとに作曲され、当局によって規定されたような、日常生活の描写や共産党の英雄への歓呼の声となっている。たとえば交響曲第2番は《祖国》、交響曲第4番は「祖国を称えて」と副題が添えられ、カンタータは「同志の讃歌」と題されている。ポポーフはまた映画音楽も手懸けた。

主要作品

歌劇
鋼鉄の騎手 (1937)
リア王 (1942)
アレクサンドル・ネフスキー (未完)

交響曲
交響曲第1番 作品7 (1935)
交響曲第2番「祖国」 作品39 (1943)
交響曲第3番「英雄」(または「スペイン」) 作品45
交響曲第4番「わが祖国の栄光」 作品47 (1949)
交響曲第5番「田園」 作品77 (1956)
交響曲第6番「祝祭」 作品99 (1969)
交響曲第7番(未完)

協奏曲
ヴァイオリンと弦楽のための協奏的詩曲 作品17 (1937)
ヴァイオリン協奏曲
ピアノ協奏曲 作品24
チェロと管弦楽のための交響的アリア 作品43 (1946)
チェロ協奏曲 作品71 (1953)
オルガン協奏曲 (1970)

管弦楽曲
交響的組曲第1番 (1933)
交響的嬉遊曲 作品23 (1938)
スペイン組曲 作品28
英雄的間奏曲 作品25
管弦楽のための序曲

室内楽曲
室内交響曲 作品2(英語版) (1927)
ヴァイオリンとピアノのためのコンチェルティーノ 作品4
ヴァイオリンとピアノのための歌 作品6A
八重奏曲 作品9
吹奏楽のためのセレナーデ 作品26
ヴァイオリンとピアノのためのメロディ 作品35
弦楽四重奏のための交響曲 作品61 (1951)
五重奏曲 (1958)

ピアノ曲
2つの小品 作品1 (1925)
ジャズ組曲 作品5
大組曲 作品6 (1927)
2つのマズルカ・カプリス 作品44
2つの子どもの曲 作品46 (1946)
2つの小品 (1947)
2つのお伽話 作品51 (1948)
3つの叙情詩 作品80 (1957)

合唱曲
赤軍運動
カンタータ「勝利へ」(1944)
児童合唱のための組曲「わが祖国」 作品50 (1948)
陽気なコサックの歌 作品52
交響曲第4番「わが祖国の栄光」 作品47 (1949)
Everything that is Beautiful in Life, 作品54
O You Fields, for Voice and Female Chorus, 作品56
カンタータ「レーニン詩曲」 作品58 (1950)
人民の平和
Tsimlyanskoye Sea, 作品64 (1951)
3つの合唱 作品66 (1952)
Honour to the Party, after Mashistov
The Communist, Someone Like You and Me, after Rustam
樺と松 作品92 (1960)
5つのコサックの合唱 作品93 (1961)
鷲の家族 作品94
春の日 作品95
プーシキンに基づく5つの合唱 作品101 (1970)

声楽曲
3つのヴォカリーズ 作品3
プーシキンの2つの叙情詩 作品22
レヴァショフの2つのロマンス 作品48 (1948)
モスクワ Op. 49

映画音楽
The New Motherland (1932)
Island of Doom (1933)
A Severe Young Man (1934)
Чапаев(Chapaev)<英語版> (1934)
Call to Arms (1936)
Бежин луг(Bezhin Meadow)<英語版> (1937)
The First Horse (1941)
Once at Night (1941)
She Defends the Motherland (1943)
Front (1943)
Великий перелом(The Turning Point)<英語版> (1945)
The Great Force (1951)
Zvanyy Uzhin (1953)
Partisan Children (1954)
Unfinished Story (1956)
Baltic Glory (1957)
Poem of the Sea (1959)
Повесть пламенных лет(Chronicle of Flaming Years)<英語版> (1961)
Казаки(The Cossacks)<英語版> (1961)
Dinner Time (1962)
The Tale of Tsar Saltan (1966)
Zacharovannaya desna (The Enchanted Desna)<英語版> (1968)


https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%83%B4%E3%83%AA%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%9D%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%95  

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