<■184行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可> Bartok String Quartets - Takacs Quartet - YouTube https://www.youtube.com/playlist?list=PL9teUCtYCMcSyusFKXGh626KR_AMKGQK6Takács Quartet Bartók The String Quartets ℗ 1984 HUNGAROTON RECORDS LTD. Released on: 1984-05-10 ▲△▽▼
Gábor Takács-Nagy - YouTube https://www.youtube.com/playlist?list=PLMJQrM0MUvsA-9iJKjoh42DVL9ITZUF1L
Gábor Takács-Nagy - Wikipedia https://en.wikipedia.org/wiki/G%C3%A1bor_Tak%C3%A1cs-Nagy Bartók / Takács Quartet – The Complete String Quartets https://www.discogs.com/release/2843050-Bart%C3%B3k-Tak%C3%A1cs-Quartet-The-Complete-String-Quartets
Label: Hungaroton – SLPD 12502-04 Format: 3 x Vinyl, LP, Stereo Box Set Country: Hungary Released:1984 Strings – Takács Quartet Violin [1] – Gábor Takács-Nagy Violin [2] – Károly Schranz Viola – Gábor Ormai Cello – András Fejér https://www.discogs.com/release/2843050-Bart%C3%B3k-Tak%C3%A1cs-Quartet-The-Complete-String-Quartets ▲△▽▼
2024年11月24日 バルトーク タカーチ弦楽四重奏団 バルトーク弦楽四重奏曲第5番 タカーチSQ/1983年のLP https://raimund.blog.jp/archives/89640465.html
タカーチ弦楽四重奏団 ガーボル・タカーチュ=ナジ(第1ヴァイオリン) カーロイ・シュランツ(第2ヴァイオリン) ガーボル・オルマイ(ヴィオラ) アンドラーシュ・フェイェール(チェロ) (1983年 ブダペスト,サシャロム改革派教会 録音 Hungaroton) 物価が上昇したと言われて久しいなか、小銭入れに10円玉がなかったので100円でペットボトルの麦茶を売っている自販機を見ると110円になっていました。それがひと月くらいで120円になっていて、値上げの裾野が着実に広がっているのをせこいところで実感しました。喫茶店のメニュー、モーニング・サービスは今いくらくらいかと思って休日の朝に寄ってみると、目玉焼きとトースト、コーヒー(サラダとか野菜は付かない、そらそうだろ)で480円と安いままでした。目玉焼きじゃなくゆでたまごのコースもありましたが、注文してから焼き加減、半熟とか固まるまで焼く、裏返して焼くサニーサイドアップ?とか色々あるのにどんなのが出て来るかと思って待っていると、半熟より強く火が通り、裏返しにしないタイプの焼き方(普通なやつか)が出てきました。トーストは五枚切くらいの厚みでしたが、大阪ではもっと分厚いのが出てきます。それはともかく、値段の点では少し前なら500円で野菜も申し訳程度に付いて来たような覚えがあり、トマトが異様に高騰したという話はここにも影響していました。
これはタカーチ弦楽四重奏団が設立当時のメンバーで活動していた頃、北米デビュー直後の頃の録音です。当時はハンガリー国営のフンガロトンへ色々レコーディングをしていて、主要なレパートリーは1990年代に一度はCD化されたようですが、現在は入手困難になっています。その後DECCAレーベルへレコーディングするようになり、バルトークも再録音していてそちらの方が有名です。旧録音の方は日本国内盤仕様があったかどうか未確認ですが、ネット上でかなり評判が良かったようです。偶然中古LPがあったので購入しました。デジタル録音の年代なのでCDの方が良いのじゃないかというところですが、CDの方は中古でもほとんど見かけないのでLPでもあるだけラッキーです。 再生してみると評判通りに素晴らしくて、同じくらいの年代のジュリアードSQやアルバン・ベルクSQの録音よりも切れ味の鋭さも感じられて、ド迫力で迫ってきます。なにか1960年代のハンガリー四重奏団のものを研ぎなおしたような印象です。これはレコードで聴いたから音質共々違いが強調されたかもしれませんが、バルトークの弦楽四重奏曲の作風について言及される美術会のフォーヴィズムを借用して野獣的なという性格と、シェーンベルクの無調に影響された面の両方が現れているようで圧倒的です(第6番はまだ聴いていないけれど)。 タカーチ弦楽四重奏団は1990年代に設立時の第1ヴァイオリンが交替し、ヴィオラ奏者が急逝してメンバーが変わってからバルトークの弦楽四重奏曲も再録音(DECCA)していて、そちらの方は国際的に好評でした。再録音の方は当然CDでしか聴いていませんが、演奏の印象はかなり違っていて、荒々しいちから、ほとばしるような勢いというのかそういう面が後退したように聴こえます。宮城谷昌光という作家がクラシック音楽について書いた単行本、「クラシック 私だけの名曲1001曲/新潮社」は曲目、演奏者の選択共に独特で、演奏についてもかなり厳しい評が付けられていますが、バルトークの弦楽四重奏曲ではタカート四重奏団の再録音がしばしば登場します。旧録音が出てこないのは選外(ダメ)ということかもしれませんが、単に演奏・録音年代の違いだけでなくメンバーが半分交替したことを考えると興味深いものがあります。 https://raimund.blog.jp/archives/89640465.html ▲△▽▼
2010年05月06日 バルトーク タカーチ弦楽四重奏団 バルトーク・ピッツィカート 弦楽四重奏曲第4番/タカーチQ https://raimund.blog.jp/archives/8566400.html
・ バルトーク 弦楽四重奏曲第4番Sz91 タカーチ弦楽四重奏団(1996年録音DECC) (Violin.1):Dusinberre, Edward ), (Violin.2):Schranz, Karoly, (Viola):Tapping, Roger, (Cello):Fejer, Andras バルトーク作曲の6曲の弦楽四重奏曲は、ベートーベンの16曲に匹敵する等という評価がいつ固まったのか知りませんが、そうかもしれないと思わされる説得力?があるのは確かです。第4番は、1928年作曲で前作の第3番をもっと先鋭化したような濃密な作品です。弦楽器の弦を指ではじく奏法ピッツィカートを強くして、弦が楽器の指板に当たってバチンと音が出るようにする「バルトーク・ピッツィカート」を使う等の音響面の特徴も目立ちます。
小学生の頃か、あるいは幼稚園くらいの頃、自宅にあったレコードブックスの何冊かにヨハンシュトラウスの作品集がありました。文章はとばして写真や絵ばかり見て、いつの頃からかレコードもかけるようになりました。ラデッキー行進曲、ウィーンの森の物語、美しき青きドナウ、皇帝円舞曲、春の声、こうもり序曲と並び、「ピッツィカートポルカ」という曲が収録されていました。日本のオーケストラの演奏で、特にこうもり序曲とそのピッツィカートポルカが好きでした。子供の頃はあまり晴れやかな思いではなく、小学校入学前に父親にシャベルの柄でどつかれて流血になり太陽にほえろのGパンデカの心境を味わったことがあり、兄は庭の木に縛り付けられたりもしました。原因は何か忘れましたが、とにかく一時が万事で誰にも喧嘩腰な父でして、さながら噴煙がたなびく火山島に暮らすような感覚でした。そんな中で、字もあまり覚える前に、ウィーンの舞踏会の絵やドナウ河畔の公園、宮殿等の写真の載ったレコードブックとポルカやワルツを見聴きするにつけ、同じ人間として生まれても所変わればこんな世界もあるのかと、しみじみ感心して、だんだん愛好するようになりました。日常生活がどうであれ、音楽が鳴り出すと時間や空間を越えて(たような気になるだけで現実は変わっていない)旅行をすることができ、その間は幸せな気分になれました。 ウィンナワルツの世界がクラシック音楽を聴き始めるきっかけの一つになりましたが、今では一枚もヨハン・シュトラウス等ワルツのCDは手元にありません(こうもり全曲盤のみ)。いつでも手に入るからくらいの感覚ですが、生意気にも軽く見ているふしが無くはありません。ブルックナーがブラームスの行きつけのレストランで会食した折に、嫌みの応酬になり、ブラームスに対して「あなたの作品よりヨハン・シュトラウスのワルツの方がよっぽど良い」等と言ったという逸話を読んだことがありました。真偽はさておき、これ等も、ワルツやポルカを舞踏のための実用音楽であって芸術音楽より下である、という感覚があるからではないかと思います。 芸術性は云々は分かりませんが、おなじようにピッツィカート奏法を多用してもシュトラウスとバルトークとでは全然印象が異なります。時代も異なりますが、バルトークの第4番のカルテットでは会議は踊らないかもしれませんが、諸事が好転するような気分にはなりません。それでも曲が始まると何とも言えない不安感、不安定感を醸し出しながら、渦巻に引き込まれるような切迫感を感じながら終わりまで聴いてしまいます。やめられないものの一つです。ベートベンの後期の弦楽四重奏曲の12番、14番、16番はメロス四重奏団の解散前の来日で聴けましたが、バルトークは録音でしか聴いたことがなく、是非生で聴いてみたい曲です。 演奏するタカーチ弦楽四重奏団は、1975年にハンガリーのリスト音楽院の学生によって結成された団体で、その後メンバーが交代して、現在ではアメリカに拠点を移して活動しています。この録音は前ビオラ担当で設立時メンバーであるOrmai,Gábor(1954−1995年)の追悼も兼ねています。今回のCDはタカーチ弦楽四重奏団にとっては、2回目のバルトークで、前回は結成後8、9年くらいに録音されています。その時はOrmaiがメンバーでした。 https://raimund.blog.jp/archives/8566400.html ▲△▽▼ バルトーク、ミクロコスモス、でも弦楽四重奏曲 2010-02-17 https://ameblo.jp/kabakundasalo/entry-10424768050.html
ミクロコスモス弦楽四重奏、というのを見て、《ミクロコスモス》の弦楽四重奏版かと思った。 よく見たらミクロコスモス弦楽四重奏団。 メンバーは「おお」と思う。ガボール・タカーチ−ナジが第1ヴァイオリン、チェロがミクローシュ・ペレーニ。第2ヴァイオリンとヴィオラはどういう人か知らないが、みんなかなり高齢で太っている! 結成は1999年だとのこと。バルトークの弦楽四重奏曲以外にどんなレパートリーを持っているのかも不明だけれども。 ペレーニはいまやチェロ界のカリスマであろう。とかいって、彼はカリスマなんて形容が似合わない、渋くて実のある音楽家だ。 タカーチ−ナジはタカーチ四重奏団の創立者で、その名前の由来ともなった人。1994年にタカーチ四重奏団を離れて、ヴァイオリニストとともに指揮者としても活躍している。1985年にブダペストのバルトーク博物館に行ったとき、新譜だといってタカーチ四重奏団のバルトーク全集を勧められたのをよく覚えている。当時、ブダペストにはほとんどCDは置いてなくて、唯一、ショーウィンドウで見かけたのが「ブダペストのバーンスタイン」。 タカーチ四重奏団のバルトークはその後、Denonで国内盤が出たのでCDを買ったけれど、あまり演奏が冴えなくて、売ってしまった。録音は1983年。
タカーチ四重奏団は1996年にメンバー半分がイギリス人になったところで、バルトークを再録。これは相当にアグレッシヴで私は好きだけれども、ハンガリー色はずいぶん薄れてしまったといえるのかもしれない。 さて、ミクロコスモス弦楽四重奏団だ。新バルトーク・シリーズの一環の新録音。初期から後期まで一貫したテンション、強奏のみに堕せず、民族性に逃げ込まず、ハンガリー発信のスタンダード盤足るべく高い気概で演奏されたのであろう。解説によると、バルトーク由来の口承を伝えようというものだという。例えばスピッカートはあまり好まなかったとか。現代の技法ではデタッシェで弾いてしまうようなテヌート様の音型も弓を弦から離さず弾くとかいったことが書かれている。 力ずくで押していかないのに、うねるような迫力が生まれてくる。 https://ameblo.jp/kabakundasalo/entry-10424768050.html
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