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(回答先: 激安だけど いい音のオーディオ機器 投稿者 中川隆 日時 2021 年 7 月 31 日 10:02:39)
中華 DAコンバーター GUSTARD A22 _ 12万円
ブランド: Fanmusic
DACレビュー Gustard A22
2021年5月10日 sasaki
https://otokoubouz.info/dac_review-gastard_a22/
Gustard について
同社のホームぺージによるとGUSTARDの正式社名は、Shenzhen GE Shi de (or Geshide) Electronics Co., Ltd. です。
GUSTARDは商標です。
本社は中国の深圳市にあり、R&Dをコアとして、デザイン、生産、組み立て、とテスティングを統合しています。
R&D(研究開発)を主としていると明記しているのは、中国のオーディオ系のメーカーとしては異色です。
事業分野は、HiFiオーディオとその関連製品の研究開発と生産、販売とのことです。
製品は、HiFiデコーダー、ヘッドホンアンプ、デジタルネットワークプレイヤー、USBデジタルインターフェース、低位相ノイズクロックと記載されています。
Gustardの読み方
日本への販売代理店と思われるShenzhenaudioのホームページによると、日本語のページに英語読みのガスタードとフランス語の読みのグスタールの2つの読みのサイトがあり、よくわかりません。
ちなみに、gustarというスペイン語の単語があります。”好きにさせる”という意味の動詞です。
A22の概要
同社の製品の”A”という型番は、旭化成エレクトロニクス(AKM)のチップを用いたDACということのようです。
本機は、DACチップに、AKMのAK4499を左右独立で計2個使用しており、完全バランス出力構成なのが、最大の特徴といえます。
A22は、入出力用の数種類のI/O(含Blue Tooth)にDAC機能とプリアンプ機能、それと電源が内蔵されているのみで、ヘッドホンアンプや、ネットワーク機能などはありません。
それでいて、サイズが、幅330*奥行260*高さ65MMで、重量が7.5kgとDACとしては、大きく重い仕様となっています。特に、DAC機能のみでこの重量はかなり重いほうではないかと思われます。
A22の特徴
製品としての主な仕様と特徴は以下となります。
価格: $1,238.99(shenzhenaudio)
1. AKMの「AK4499」を左右に各々配置(計2個)、かつ完全に独立して接地することで、相互干渉のない最高のパフォーマンスを得ている。
2. CPLDプログラマブルロジックチップ、独自のロジック機能を持つデジタル集積回路、クロックマネージメント、2ndPLLデジタルシェイピング、DOP復調、PCM/DSDデポップスイッチなどの独自技術を採用。
3. 8チャンネルのハイブリッドディスクリートIV変換回路と独立した加算回路により、AK4499の大電流要求に対応。
4. デジタルシミュレーションには、50Wのオーディオ専用トロイダルトランスを採用し、完全に独立した電源を供給し、相互に干渉しないようにしている。
5. ネイティブ・フルバランス・アーキテクチャーにより、無変換で完全な4ウェイ出力を実現。
6. アナログLPF回路には自社開発のディスクリートラインを採用し、各段のパラメーターを緻密に調整することで、最良の動作状態を実現。
7. 0dB~90dBの計90段階の高音質デジタルボリューム調整に対応、リモコンで簡単にボリューム調整が可能。
8. フルインターフェイスでDSDハードソリューションに対応。
IISはDDS64、DSD128、DSD256、DSD512のハードソリューションをサポート。
SPDIF、AES/EBUはDSD64、DSD128のハードソリューション(DOPモード)に対応。
オプティカルはDSD64に対応(DOPモード)。
USBはDDS64、DSD128、DSD256、DSD512のハードソリューションに対応。
9. 豊富なデジタルフィルタリング
PCMには、Short Delay Sharp Roll-off/Short Delay Slow Roll-off/Sharp Roll-off/Slow Roll-off/Super Slow Roll-off/Low Dispersion Short Delay Filterの6種類のデジタルフィルタがある。
DSDには、L-BWとH-BWの2種類がある
10. USBは、XMOS社のUSB AUDIO専用チップ「XMOS 208」を採用し、PCM768 DSD512に対応
11. 画面の明るさは調整可能で、10秒間の操作後に自動的に記憶され、前回の設定を維持するように設定されるなどヒューマンインターフェースを考慮した操作制御を実現。
12. 本体サイズ:幅330*奥行260*高さ65MM(突起物を除く)
13. パッケージサイズ:長さ420*幅360*高さ175MM
14. 梱包重量:7.5KG
15. 国際電圧:AC100V-240V(手動調整)。
16. 周波数特性20Hz〜20kHz +/-0.08dB
17. ライン出力RCA出力レベル シングルエンド 3.0 Vrms @0dBFS、バランス 6.0 Vrms @0dBFS ・XLRインターフェースの定義。XLRインターフェース定義:米国標準(1グランド、2ホット、3コールド)
A22の外観と機能のレビュー
外観のレビュー
まず、第一印象は、大きい、というイメージです。かつ、重い。7.5kgです。
この大きさと重量は、最近の小さく、軽いDACを見慣れている経験からは、やや異様な感じすらします。
逆に、なんだこれは? という興味もでます。
前面パネル
前面には、左側に電源スイッチ、右側に回転ノブ(ボリューム機能など)があり、センター右寄りに表示パネルがあります。比較的大きいので、見やすいという印象です。
底面側
底面側を示します。4つの頑丈な足がついています。
接続端子について
フロントパネル
フロント側に端子はありません。
リアパネル
入出力端子を左から順番に示します
1. RCA 非バランス プリアウト出力(左右)
2. XLR バランス プリアウト出力(左右)
3. 上 USB入力(PC用)
4. 下 IIS入力
5. 上(赤キャップ) Blue Tooth アンテナ接続端子
6. 下(赤キャップ) COAXIAL入力端子
7. AES/EBU入力端子
8. Optical入力端子
内部構造のレビュー
内部全体
最初に、内部の全体の様子を示します。
右側の電源部と左側のメイン基板の2つのゾーンとなっています。
メイン基板には、DACまわりとプリアンプ、それとBT(BlueTooth)なども、独立のモジュールボードではなく、すべてモジュールもメイン基板へのオンボードになっています。唯一USB関連が、独立のモジュールとして、手前、直角方向に配置されています。基本的に、アナログ信号系の配線は、みあたらないようです。
電源まわり
右側の電源回りを拡大します。
電源まわりとメイン基板とは、シールド板で区切られています。ノイズ対策に有効と思われます。
また、約8cmΦの大きなトロイダルトランスが2つあります。しっかりとパッキングされており、トランス回りの配線もきちんと整理されている印象です。
内部電源ケーブルの引き回し
電源側からメイン基板への電力配線は、ツイストペアに捩じられて接続されています。
周囲への余分な電磁誘導をキャンセルする効果があると期待できます。
メイン基板
電源以外のすべての機能が一枚の基板に整理されてレイアウトされています。
基盤全体の黒色は、ソルダーレジストの色と思われます。基材として高級なBTレジンを使っているという可能性はさすがに低いと想定されますが、定かではありません。
メイン基板は、さらに、左側の信号サイドと、右側の電源回り等に、回路的に隔てられています。
いずれも、すっきりとしたレイアウトの印象です。パーツはいわゆるオーディオ用が多用されています。
左側は、回路的には、左右が完全バランスで、下方向のプリアンプ部につながっているのが、分かります。
対称的な回路構成となっているのが見て取れます。
下側の中央やや右よりに、USBモジュールが直角方向に配置されています。
DACチップ回り
今や、超貴重品といえるAK-4499が、左右用に計2個採用されています。
BT関連等
数少ない配線の一つとして、BT用の配線がほぼ最短距離で、端子に接続されています。
DACの音の評価について
評価のシステム構成
以下に示す構成で、試聴を行いました。
構成としては、音源を、PCからのUSB出力とします。また、本機種はヘッドホンアンプが内蔵されていないため、プリアウトのXLR端子からの信号を外部のヘッドホンアンプに接続します。
PC
自作Windows10マシンで、やや古いi5ベースですが、今回の再生ファイルには十分と思われます。
PCアプリ
foobar2000で、CDベースのWAVファイルの再生を行います。44.1kHz/16bitです。
ヘッドホンアンプ
GastardのH16をヘッドホンアンプに用い、XLR接続で使用します。
ヘッドホン
ゼンハイザーのHD 660Sをバランス出力(4.4o、5極)で接続します。
A22の音の評価
各ジャンルの次の4曲について行いました。それぞれの試聴コメントを記載します。
各曲の詳細については、”高音質オーディオソース”シリーズのブログを参照ください。
最初に、Rock You Gentry / Hunter / Jennifer Warnesを試聴しました。まず、初めのベースが、かなり低い音域ですが、弾んでいます。続くジェニファーのボーカルは、さわやかです。全体に中域も案圧が充実しているためでしょうか、ともかく、濃密な感じで、さらに解像度が高い印象です。
次に、弦楽四重奏 第16番/ ベートーベン / Hagen Qualtett を試聴しました。チェロの音が、充実した響きを奏でます。一方、バイオリンの高域も伸びやかです。全体に、強弱のメリハリがあり、ダイナミックレンジが広い印象です。
次に、California Roll Ft. Stevie Wonder / Bush / Snoop Dogを試聴しました。
エレクトリックベースの超低域が、分離良く、響きます。一方、効果音の響きにメリハリがあり、とてもいい感じのリズム感を強調してくれます。
最後に、In The Wee Small Hours (Of the Morning) / Here's To Ben / Jacinthaを試聴しました。
Jacinthaのボーカルのエコーが心地よくゆったりと響きます。時にその声がエコーの中にも生々しく感じます。続くベースは、低域が響き、ピアノのハイトーンと絡み合います。サックスの力強い太い音も印象的でした。
まとめ
GastardのA22のレビューを行いました。同社は、日本では、まだ、知名度が低いと思われますが、いわゆる中華系で、R&D志向を方針に記載している会社です。
まず、サイズと、重量に驚かされます。大きくて、重い。
また、内部をみると、とても整理されてすっきりとしています。ノイズ対策に充分配慮しているのが伺えます。
これらの構成をみると、日本円にして、13万円程度の価格(だんだん値上げしてきています)というのが少し信じられない感じがします。
音は、まず、豊かでキレのよい低域が印象的です。また、中域も充実しており、高い音圧を感じます。高域については、伸びやかです。総じて、ダイナミックレンジの広い忠実度が高い再生音という印象です。
ともかく、どのジャンルでも音楽の世界に引きこんでくれます。
旭化成エレクトロニクスのDACは、AK4499に限らず、電源が大事ということをよく聞きますが、本機は、それに応え、本チップの能力を十分に引き出してくれているように感じられました。
https://otokoubouz.info/dac_review-gastard_a22/
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GUSTARD DAC-A22 DAC
ブランド: Fanmusic
12万円
https://shenzhenaudio.jp/products/pre-order-gustard-dac-a22-dac-dual-ak4499-xmos-solution-native-balanced-decoder
Gustardはオーディオ分野を10年近く研究しており、そのさまざまなオーディオDAC製品は世界中のユーザーに広く認知されています。
デジタルテクノロジーの急速な発展のこの時代に、Gustardは怠けることがありません、多くのメーカーのオーディオDACチップを体系的かつ詳細に研究しています。 AKM(旭化成)のチップを体系的に研究してきました。 現在、前世代のフラッグシップチップAK4497の慎重なデバッグに基づいて、デュアルAK4499を搭載したGustardの最初のオーディオDAC製品をリリースしました。 これはA22です!
A22のアナログLPF回路は、私たちが長年適用してきた完全なディスクリートクラスA回路をまだ使用しています。 このディスクリート回路は、長年の実用化の後、非常に成熟しています。
今回は、A22の全体的な品質を向上させるために、AK4499チップの他の周辺回路にも対象を絞った調整を行いました。 A22はユーザー機能とパフォーマンスの両方で非常に優れています。
Gustard A22は、2つのAK4499EQを使用してデュアルモノラルオーディオデジタルアナログ変換を行うオーディオDACです。
https://shenzhenaudio.jp/products/pre-order-gustard-dac-a22-dac-dual-ak4499-xmos-solution-native-balanced-decoder
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GUSTARD DAC-A22 DAC
ブランド: Fanmusic
12万円
https://www.amazon.co.jp/GUSTARD-DAC-A22-AK4499-%E3%82%BD%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3-%E3%81%AA%E3%81%97/dp/B0819Y5K46
赤味噌マン
5つ星のうち5.0 大人のDAC
2020年11月8日に日本でレビュー済み
D90からの買い替え。
D90が解像度、2次元の音、ややもすれば聞き疲れするが
A22は解像度もありながら、奥行き高さも表現します。
両者一番の違いは、A22が中域が一粒一粒音がハッキリ、低音も芯がある太さです。
無音の時の静寂さも違います、D90はザラツキがある無音、A22は漆黒の無音。
AK4499がシングルかデュアルの違いもありますが、
オペアンプとA級ディスクリートアンプの違いもあるかと。
カメラでいうとD90はオリンパスのマイクロフォーサーズプロレンズで
カリカリの解像度が印象的。
A22は解像度もボケもなんでもござれのニコンフルサイズ=画素数の面積差。
一言でいうと、重さ・大きさの違いからくる、音の余裕の差。
A22を聴いた後、D90には戻れません。
よく下流=ヘッドホンで色付けするからDACは無色のD90でいいよと聞きますが、
アナログに例えると、無色なNEC A10やマークレビンソンばかりではなく
アキュフェーズ、ヤマハ、デンオン(デノン)等各社の色があるように最高級の下、
下流だけではなんともしがたい世界もあるのです。
CPはD90&A90はベストですが、スペース的、金銭的余裕とDDCに興味があれば
A22をお勧めします。
海外サイトより液晶からの設定詳細を紹介。
1. PCMフィルター:6つの異なる位置。これらはAK4499DACチップのハードウェアレベルで実装され、20 kHzを超えてFRをわずかに変更します。主観的に言えば、それらの間にはごくわずかな違いがあるか、まったく違いがありません。制御された環境では、どちらがどちらかはわかりませんが、過渡応答が遅いことに非常に反対しているため、説明に「速い」または「鋭い」が含まれているものを常に選択しています。あなたが最も好きなものを選択して下さい。
2. DSDフィルター:L-BWまたはH-BWの2つの位置があり、Lは低、Hは高を表します。DSDファイルのカットオフ周波数を変更します。よりクリスピーなサウンドが必要な場合はHを、よりスムーズなトップエンドが必要な場合はLを選択して下さい。
3. Jitter Atten:MODE1とMODE2の2つの位置があります。これは、ジッター(タイミングエラー)の減衰設定です。低品質のデジタルトランスポートで使用している場合は、MODE1のままにしておくと、MODE2はより多くのジッターを抑制しようとします。
4. DIR BW:2つの位置–NORMALとHIGH。この設定は、これらの高度なAccusiliconフェムト秒クロックで機能していると確信しています。一部のデジタル入力でドロップアウトが発生した場合は、NORMALのままにしてから、HIGHを選択してこれらの問題を解消して下さい。
5. USBモード:2つの位置-WINPCとMAC / PI。これにより、XMOSXU208チップセットの一部の設定が変更される可能性があります。WINPCはWindowsPCの互換性が向上することを意味し、MAC / PIはおそらくMACOSおよび主に何らかのLinuxを実行するRaspberryPiユーザーのドライバーレスモードです。
6. 位相反転:2つの位置–無効または有効。自明です。無効のままにしておきます。
7. 明るさ:8つの明るさの位置があり、どれもディスプレイを完全に暗くしていません。
私の通常時は、
通常はA90のレンジはMで、ボリウム12時の位置、A22のボリウム−1dbで使用。
システム A22 & topping A90
ヘッドホン MDR-Z1R & キンバリーケーブル、ATH-SR9 & OPケーブル
コード オヤイデ D+ XLR Class B 1m
https://www.amazon.co.jp/GUSTARD-DAC-A22-AK4499-%E3%82%BD%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3-%E3%81%AA%E3%81%97/dp/B0819Y5K46
清野 高広 検証済みバイヤー
GUSTARD DAC-A18も持っていますがやはり音が違います。
Kazuhiro K. 検証済みバイヤー
素晴らしいDACです。
最初に聴いた時は、あまりに軽い音でビックリした。
「Topping D90 MQAの方がずっと良い」と感じたが、僅か1時間程度のエージングで驚くほど重厚で分離感の良いサウンドになった。
今は、D90MQAを遥かに凌駕するサウンドを楽しんでいます。
D90MQAはMQA専用で使っていこうと思います。
https://shenzhenaudio.jp/products/pre-order-gustard-dac-a22-dac-dual-ak4499-xmos-solution-native-balanced-decoder
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中華DAC Gustard A22 レビュー
2020-11-03 1
https://ameblo.jp/ffxiv-blog/entry-12635028300.html
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【HiFiGOガイド】DACの王者:旭化成AK4499EQ - 現在までに知られているその搭載機種一覧
https://www.ear-phone-review.com/entry/HiFiGO/ak4499-dacs-all-known-flagships-to-date
DACの王者:旭化成AK4499EQ - 現在までに知られているその搭載機種一覧
Monoprice Monolith Liquid Platinum by Alex Cavalli - シングルAK4499EQ ($499.99)
Astell & Kern A&ultima SP2000 - デュアルAK4499EQ ($3499.00)
Astell&Kern a&futura SE200 - シングルAK4499EQ
SMSL M400 - シングルAK449EQ (estimated release in May, pricing not yet available)
Fiio M15 - デュアルAK4499EQ ($1399.99)
Topping D90 & D90 MQA Ver. - シングルAK4499EQ ($699.99 D90 & D90 MQA $799.99)
Gustard A22 - デュアルAK4499EQ ($989.99)
Gustard A18 - シングルAK4499EQ($559.00)
YinLvMei M400 - シングルAK4499EQ ($539.99)
YinLvMei W1 - デュアルAK4499EQ($1899.00)
Shanling M8 - デュアルAK4499EQ($1659.00)
Zishan DSDs - シングルAK4499EQ ($259.00) or デュアルAK4497 ($179.00)
昨年、旭化成の最新のフラッグシップDACであるAK4499EQが発売されて以来、いくつかのオーディオメーカーは懸命にそれに取り組み、新しいチップをフラッグシップ製品に実装しています。 新しいDACチップを特別なものにしているのは、現在市場に存在する中で最高のパフォーマンスを誇るデジタルアナログコンバータ(DAC)チップであり、市場に出回っているDACの中で最も低い高調波歪みとノイズを持っているという点です。
AK4499EQ
32bitのAK4499は、以前のフラッグシップAK4497や市場に出回っている他のすべてのDACチップよりもはるかに優れているという点で注目に値します。シングルAK449チップ1基あたりで、従来のフラグシップの2倍の数のチャネルとピンを備え、かつデュアルAK4497の構成をデフォルトのパフォーマンスで上回っています。AK4499はTHD + Nが124dBで、ESSのフラッグシップ製品である9038Proチップをデュアル構成した際の122dBと比較しても優秀で、市場に出ているどのチップよりも低い高調波歪みを持っています。それはおそらく、旭化成が2014年にAK4490をリリースして以降、最も重要なオーディオDACチップです。
そして今年、いくつかのHi-fiハードウェアメーカーが、以下の製品を含む新しい主力システムの研究開発を完了しました。
MonopriceのMonolith Liquid Platinum DAC by Alex Cavalliは、プレミアムフラッグシップクラスのデスクトップDACです。最大32bit/768kHzのサンプリングレートと最大22.4MhzのDSDをサポートします。シングルエンドとバランス・アナログXLR入力、USB、光、および同軸デジタル入力を備えています。Monopriceは、これをLiquid Platinumアンプと組み合わせて、究極のエンドゲームスタックとして使用することを推奨しています。現在在庫切れとして記載されていますが、間違いなくすぐに在庫が補充されるでしょう。
Astell&KernのSP2000は、このリストにおいて、群を抜いて最も高価な製品です。 A&Kは、実力のあるトップレベルのパフォーマンスプレーヤーで知られており、市場で最も優れたビルドクオリティを備えています。 これは、現在市場に出回っている中で、最も豪華で強力なポータブルAndroid DAPです。
世界的DAPメーカーであるFiiOの最新DAP M15は旭化成のフラッグシップDACチップであるAK4499EQをデュアル搭載しています。業界最高水準のこのDACチップを2基も搭載しているDAPは地球上に2つしか存在しません。そう、FiiO M15と……Astell&KernのフラッグシップDAP「a&ultima SP2000」です。 今回は店頭試聴でM15とSP2000 Copperモデルについてじっくりと音質と使い勝手を比較してきましたので、その感触をお伝えしたいと思います。
Astell&Kern a&futura SE200 - シングルAK4499EQ
一つの筐体に2種類のDAC&を搭載するという斬新なデザインが話題になっているAstell&Kern a&futura SE200にもAK4499は搭載されています。この機種はDACチップにシングルAK4499とデュアルESS ES9068ASをコンパチブルで搭載し、切り替えが可能という興味深い構成になっています。
Astell&Kernからa&futuraシリーズの新たな機種が登場しました。その名も「a&futura SE200」。A&futuraシリーズは「圧倒的な性能で新たな音楽体験を可能にするプレミアムHi-Fiクオリティ」を提供するという謳い文句を持ち、a&normaやa&ultimaのような伝統的なAstell&Kernのデジタルオーディオプレーヤーの枠をぶち壊す哲学を持ったラインナップとされています。正直SE100は言うほど常識破りでなかった感じがありましたが、第二世代のSE200は見事に型を破ったa&futuraのコンセプトを遺憾なく感じられる機種として登場するようです。
SMSL M400 - シングルAK449EQ (estimated release in May, pricing not yet available)
SMSLは、Twitterで新しいフラッグシップDAC M400に関する情報を徐々にリークしています。最近、彼らは新しいDACの外観イメージをリークしました。MQAのデコードをサポートし、前面にはあるコントロールノブのように見えるものがあるようです。近いうちになされるであろう製品の登場を楽しみにお待ちしております。
S.M.S.LがMid-fiレベルのデスクトップDACであるSMSL M200をリリースしてから約1週間が経ちましたが、さらに最新のフラグシップモデルDACであるSMSL M400をリリースされました。M400は、高い評価を得ているブランドのデスクトップDAC「M」シリーズのフラグシップモデルです。SMSL M400は、XMOSの強力なUSBレシーバーチップを備えた高性能AK4499 DACチップセットを使用したフラグシップレベルのDACチップセットを備えています。これは完全なMQAサポートをサポートし、最高の音質出力をユーザーに提供します。M400は最大32bit/768kHzのPCMと最大DSD512のDSDのデコードをサポートします。
Fiio M15 - デュアルAK4499EQ ($1399.99)
FiiOはフラッグシッププレーヤーであるM15を発売したばかりです。この製品はわずかなコストでA&K SP2000に対抗するように設計されています。デュアルAK4499チップを搭載し、Samsung Exynos 7872 SOCを実装しており、プレミアムコンポーネントが組み合わされており、他のAndroid DAPよりもはるかに高い処理能力を備えています。それはSP2000ほど美しくはないかもしれませんが、確かにかっこいいプレイヤーです。 M15はこのリストの中で個人的に気に入っている製品です。
中国を拠点とするデジタルオーディオプレーヤーブランド FiiOは2019年12月28日にフラッグシップであるFiiO M15を発表し、2019年を大盛況の中で終えました。FiiO M15はFiiOのラインナップの中でフラッグシップと言われていますが、その音質が世界中で高く評価されていた以前のフラッグシップモデル、FiiO M11 Proのおよそ2倍の価格設定となっています。 このDAPは2020年1月6日に世界に向けてリリースされましたが、このたびパッケージ内容と第一印象を確認するためのサンプルを手に入れることができました。 まあ、先を急がず、まずはFiiO M15の技術仕様をご紹介します。
Topping D90
Toppingは、ヒット製品を次々にリリースした後、最新フラッグシップモデルであるバランスの取れたデスクトップDAC D90をリリースし、以前のフラッグシップであるTopping D70を置き換えました。このリストにある他のすべてのデバイスと同様に、可聴歪みのない非常に豊かなサウンドを生成できます。搭載されているのは4基のOPA 1612アンプによって、2基のXLR出力による出力電力は0dBpsで4Vrms、バランス接続ではないRCA出力時は0dBpsで2Vrmsになり、ほとんどすべてのヘッドホンやスピーカーシステムを駆動するのに十分な電力を備えています。Topping D90には、標準バージョンとMQAデコードに対応したバージョンの2つのバリエーションがあります。
Toppingブランドのファンなら、ポータブルDAC/アンプのNXシリーズと据え置き型DAC/アンプのDXシリーズの成功をよく知っているでしょう。 彼らは最新のデスクトップレベルのDAC/PreAMPを昨年末に2019年12月にTopping D90の形でリリースしました。現在、D90は新しく生まれ変わって登場し、MQA機能がユーザーに提供されています。 Topping D90の通常版の価格は699ドルですが、MQA対応のD90の価格は799ドルです。 こちらのストアページから注文できます。
Gustard A22 - デュアルAK4499EQ ($989.99)
GustardのA22は、デュアルAK4499 DACチップを搭載し、1000ドル弱の価格で驚異的なパフォーマンスを提供します。現時点では、A22のバージョンは1つしかありませんが、MQAに対応したバージョンが開発中であることが予想されています。A22は、他の回路から絶縁された電源を備えたディスクリートクラスA回路を使用しています。デュアル構成で実行している間は、このリストにあるどのシステムよりも歪みの可能性が最も低く、電力要件も最も高くなります。 また、このリストで唯一、各チャネルに対して独立したDACを走らせることができるデスクトップクラスDACです。
Gustard A18 - シングルAK4499EQ($559.00)
Gustardは最新の新しいDAC A-18を発表し、ラインナップを拡充しました。GustardのDACラインナップを補完するように設計されたこのA-18は、これまで同様優れたパフォーマンスを提供すると同時に、低価格を実現することを目的としています。
【HiFiGOアナウンス】Gustardが新作DAC A-18を発表しました - audio-sound @ hatena
日本のDACチップメーカーの旭化成(AKM)が、AK4497に取って代わる最高性能のAK4499チップを発表したのは、それほど前のことではありません。オーディオメーカーがこの新しいチップを最先端のDACに実装し始めるのに時間がかかりませんでした。 GustardはAK4499チップを1つではなく2つ使用して、A-22をリリースしました。Toppingもこのチップをデュアル搭載してD90 DACをリリースしました。D90は通常版のほかにMQAフォーマットをサポートしているバージョンがあります。一方、程なくしてSMSLもフラグシップのM400 DACをリリースして対抗しました。 このたび、Gustardは最新の新しいDAC A-18を発表し、ラインナップを拡充しました。GustardのDACラインナップを補完するように設計されたこのA-18は、これまで同様優れたパフォーマンスを提供すると同時に、低価格を実現することを目的としています。
YinLvMei M400 - シングルAK4499EQ ($539.99)
Yin-Lu-Meiと発音しているYLMは、特にM400に代表される、Hifi市場で非常に強力で革新的な製品を生み出しています。 ポータブルDAC AMPコンボに関しては、M400はそのクラスでリードしています。デザインは明らかにA&K SP2000のデザインに似ていますが、スタンドアロンプレーヤーではありません。YLMは提供する電力出力に関する正確で詳細な情報を公開していませんが、多くの人がxDuuo XD-05 Plusよりもさらに多くの電力を提供することをすでに証明しています、特に4基のOPA1612による増幅は、それが市場で最も強力なポータブルスタックであることを意味します。ただし、バッテリー容量はかなり小さく(4000mAh)、5時間の駆動時間しか提供しません。その代わり、USB Type-Cで15Wの高速充電が可能な唯一のDAC AMPです。
【HiFiGOレビュー】XDuoo XD-05 Plus vs. XD-05:8つのアップグレード - audio-sound @ hatena
xDuooによると、XD-05の販売台数はこれまでに12500を超えているそうです。 XD-05に関しては、消費者と販売業者からのさまざまな提案と質問がありました。 「XD-05はもうちょっとパワフルにならないものでしょうか?」 「XD-05は○○○Ωのヘッドホンを駆動できますか?」 「XD-05はスマホにワイヤレスで接続できますか?」 xDuooは、これらの質問や要求が基本的に駆動電力の改善と適応性に集中していることを察し、ただちにXD-05の改善に着手しました。その結果として、xDuooは新しいxDuoo XD-05 Plus DAC/アンプを希望小売価格259.99US$で発売しました。
YinLvMei W1 - デュアルAK4499EQ($1899.00)
YinLvMei W1は、Windows 10オペレーティングシステムを搭載した世界初の高解像度デジタルオーディオプレーヤーであり、AKMテクノロジーの2つのAK4499 DACチップを搭載したフラッグシップのデュアルDACセットアップが装備されています。これにより、32bit/384kHzまでのPCM、およびDSD256までのDSDをネイティブでデコードをサポートしています。強力なフラグシップチップセットとは別の、YinLvMei W1のもうひとつの魅力はWindows 10オペレーティングシステムです。このDAPは、Windows 10オペレーティングシステムを搭載した世界初の高解像度デジタルオーディオプレーヤーです。Intel Atomプロセッサーにより、W1はプロフェッショナルなメディア再生ソフトウェアを実行でき、ASIOオーディオチャネルを使用して最高の音質体験を実現します。デバイスは無数のWindows 10アプリケーションをサポートします。
【HiFiGOニュース】YinLvMeiが世界初のWindows 10搭載オーディオプレーヤーYinLvMei W1をリリースしました
今日、Windows 10オペレーティングシステムを搭載した最新のフラッグシップハイレゾデジタルオーディオプレーヤーが発表されました。そうなんです、Windows 10搭載のデジタルオーディオプレーヤーであるYinLvMei W1を紹介します。これは、Windows 10オペレーティングシステムを搭載した世界初の高解像度デジタルオーディオプレーヤーであり、フラッグシップレベルのDAC/AMPチップセットを搭載しています。プレーヤーの価格は$1899と高額ですが、スペックシートを見れば、この価格は悪くないと思えるはずです。
Shanling M8 - デュアルAK4499EQ($1659.00)
Shanling M6とShanling M6 Proの大成功の後、Shanlingは最新のリファレンスレベルデジタルオーディオプレーヤーであるSHANLING M8を発表しました。 M6 / M6 Proは、ブランドからかなり前にリリースされたミッドレベルの製品でしたが、今度はアップグレードされたプレーヤーが発表される時です。Shanling M8は、業界をリードするチップセットとより多くの最新機能を搭載した、フラッグシップグレードのポータブル高解像度オーディオプレーヤーです。ShanlingはM8の価格を$1659と発表しました。Shanling M8のリリースは今年後半に11月に予定されています。
【HiFiGOニュース】ShanlingのフラッグシップAndroidハイレゾプレーヤー Shanling M8 がワールドワイドリリースされました
フラッグシップデジタルオーディオプレーヤー Shanling M8を待ち続ける時期は終わりました。Shanlingは、そのフラッグシップオーディオプレーヤーを国際市場に投入します。 Shanling M8は、高性能オーディオチップを搭載したフラッグシップグレードのポータブルハイレゾオーディオプレーヤーで、ユーザーに究極のサウンド体験を提供します。Shanlingの有名なHi-res Android デジタルオーディオプレーヤー M6/M6 Proの後継として登場します。Shanlingは、交換可能なヘッドホンソケットを備えたM8で革新をもたらしました。ええ、聞き間違いではありません。Shanlingはユーザーが異なるエンドオプションで異なるソケットを切り替えることができる交換可能なヘッドホンソケットを備えています。 Shanling M8の価格は$1659です。詳細については、こちらをご覧ください。
Zishan DSDs - シングルAK4499EQ ($259.00) or デュアルAK4497 ($179.00)
個人的には、Zishan DSDsがこのリストの同業者の中でどのような立ち位置にあるかを確認することに本当に興味があります。これは、現在市場で最も財布に優しいAK4499デバイスであり、小売価格は259ドルです。Zishanは、驚異的なコストパフォーマンスを実現していることで知られており、非常にシンプルなデザインになっています。このDAPは、簡単にカスタマイズできるように設計されており、さまざまなオペアンプとDACの組み合わせを可能にします。
Zishan DSDsのような低価格のデバイスからGustard A22のような高級レベルのDACまでありますが、ベンチマークを設定し、Hifi業界に新たな革新を生み出すことにより、AK4499EQを利用してより高性能なデバイスが登場することを心待ちにしています。
https://www.ear-phone-review.com/entry/HiFiGO/ak4499-dacs-all-known-flagships-to-date
- 中国 Topping 社の超格安・超高音質 DAC 中川隆 2021/8/01 06:12:35
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