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(回答先: ウィリアム・シューマン 交響曲第3番 投稿者 中川隆 日時 2021 年 10 月 03 日 15:27:52)
杉山 長谷夫(すぎやま はせお、1889年 8月5日 - 1952年 8月25日)
杉山 長谷夫(すぎやま はせお、1889年(明治22年)8月5日 - 1952年(昭和27年)8月25日)は、日本の作曲家、ヴァイオリニスト、音楽教育者、指揮者。本名は杉山 直樹(すぎやま なおき)。別名として杉山 長谷雄、杉山 はせをという表記も見られる。
経歴
愛知県名古屋市出身。1913年(大正2年)東京音楽学校器楽科卒業。安藤幸、アウグスト・ユンケル、ハインリヒ・ヴェルクマイスター、アレクサンドル・モギレフスキーらにヴァイオリンや作曲を師事した。東京音楽学校を卒業後はヴァイオリン奏者として活躍し、高階哲夫、多基永、高勇吉、芝盂泰、多忠亮らと室内楽運動を展開。暁星中学校、俳優学校、陸軍戸山学校などで音楽を教えた[1]。教え子に近藤柏次郎がいる[2]。
作曲家としては本領であるヴァイオリン曲のほか、軍歌、歌曲、歌謡曲、童謡も手がけ、抒情画家・蕗谷虹児の作詞による、花嫁になる女性の哀感を情緒的に表現した童謡『花嫁人形』は少女たちに広く愛唱された[3]。
歌謡曲では自ら見出した詩人・勝田香月の詩、オペラ歌手・藤原義江の歌唱によって別れの寂しさを表現した『出船』がヒット。
多作であり、SPレコードの録音だけでも百数十曲の作品が確認できる。(杉山長谷夫名義[4]、杉山長谷雄名義[5]、杉山はせを名義[6]合計)。編曲作品も多い。作詞を担当したものもある『花火:杉山長谷夫作詞』[4]。
指揮者としても、録音、演奏会などに出演している。
声楽も嗜んだようで、慶應義塾ワグネル・ソサィエティー第23回定期演奏会(1916年(大正5年))において男声四部合唱(四重唱)を披露した記録がある。(メンバーは澤崎定之、山崎普立、大塚淳、杉山長谷夫)[7]
戦後は日本作曲家協会理事、日本音楽著作権協会理事などを歴任。酒を好み、貴公子然とした風格を持ち、軽妙洒脱でユーモアをたっぷり含んだ語り口と人柄で“殿下”の愛称で親しまれた。
主な作品
声楽曲
『花嫁人形』(1932年[1]) - 蕗谷虹児作詞。
『出船』(1928年[3]) - 勝田香月作詞。
『つづみ』
『大きな力』
『月と花』
『野の宝庫』
『キャラバンの鈴』
『ねんねのお里』
『もの思い』
『傷める紅薔薇』[3]
『忘れな草』[8]
『苗や苗』[9]
校歌等
早稲田大学応援歌(仰げよ荘厳)長田幹彦作詞[10]
小樽商科大学校歌 時雨音羽作詞[11]
鹿児島玉龍高等学校校歌 前田重行作詞[12]
静岡県立富士高等学校校歌 勝田香月作詞[13]
千葉市立小中台中学校校歌 高橋掬太郎作詞[14]
オーケストラ
『富士箱根の印象』[3]
指揮者としての活動
録音
『独唱:忘れな草』勝田香月(作詞)、杉山長谷夫(作曲)、杉山長谷夫(編曲)、三浦環、杉山長谷夫(指揮)、日本コロムビア交響樂團(コロムビア(戦前)、商品番号 : 35297、1932-06)[8]
『出船』勝田香月(作詞)、杉山長谷夫(作曲)、杉山長谷夫(編曲)、柴田秀子、杉山長谷夫(指揮)、日本コロムビア交響樂團(コロムビア(戦前)、商品番号 : 36841、1932-12)
『行進遊戯:仰げ御陵威』杉山長谷雄(作曲)、杉山長谷雄(編曲)、杉山長谷雄(指揮)、コロムビア管弦楽団 (コロムビア(戦前)、商品番号 : 33585、1938-09)[5]
演奏会
1937年(昭和12年)4月19日 東洋音樂學校春季演奏會 グルック『オリドのイフㇶジェニー』日比谷公会堂 指揮:杉山長谷夫[15]
1939年(昭和14年)11月15日 關屋敏子オペラコムパニー公演 ヴェルディ『椿姫』日比谷公会堂 指揮:杉山長谷雄[16]
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%89%E5%B1%B1%E9%95%B7%E8%B0%B7%E5%A4%AB
- 杉山 長谷夫『花嫁人形』 中川隆 2021/12/11 08:27:39
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