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G20議長 ロシアへ/安間英夫・nhk
2022年06月30日 (木)
安間 英夫 解説委員
https://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/300/470491.html
G7=主要7か国やNATO=北大西洋条約機構の首脳会議でロシアへの対応が焦点となる中、30日、G20=主要20か国の議長国を務めるインドネシアのジョコ大統領がロシアを訪問してプーチン大統領と会談します。
安間解説委員です。
Q1)ジョコ大統領がG20の議長国として活発に飛び回るイラストですね。
A1)
ジョコ大統領は、6月26日から28日までドイツで行われたG7首脳会議に続いて、29日はウクライナを訪問し、30日ロシアに向かいます。
G20首脳会議はことし11月インドネシアのバリ島で行われる予定ですが、ウクライナではゼレンスキー大統領を招待することを直接伝えました。
そしてプーチン大統領との会談でもG20への出席について意見を交わす見通しです。
Q2)ジョコ大統領にはどのような考えがあるのでしょうか。
A2)
ロシアとウクライナの停戦に向けた動きや食糧危機の緩和に一役買いたいという思惑があります。
インドネシアは、今回のロシアによるウクライナへの軍事侵攻には反対する一方、制裁には参加していません。
G20の議長国としてロシアを排除するわけにはいかず、欧米との間で調整役を果たしたいという思惑もうかがえます。
Q3)プーチン大統領はG20に出席するのでしょうか。
A3)
ロシア大統領府は今週、プーチン大統領が現地入りして出席する意向を明らかにしました。
欧米と日本で作るG7と違って、G20はロシアに制裁を科していない中国やインド、ブラジルなどもメンバーです。
プーチン大統領は、G20は一致してロシアに対して厳しい姿勢を打ち出せないと見越していると考えられます。
Q4)欧米諸国は反発を強めそうですね。
A4)
アメリカなどはボイコットも示唆しながらプーチン大統領をG20から排除するよう求め、厳しい姿勢を崩していません。
G20は世界金融危機の対応など国際経済で重要な役割を果たしてきました。
分裂すれば、存在意義が問われることになりかねません。
ジョコ大統領のロシア訪問は、そのことを念頭に見ていく必要があります。
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