http://www.asyura2.com/21/kokusai31/msg/342.html
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12月末、バイデンはプーチンとリモート会談し、ウクライナ危機について話し合った。
プーチンは、NATOがウクライナを加盟させ中距離ミサイルを配備する事を国防上も威信上も何としても防ぎたい。そのためにウクライナ国境に兵力○○万を展開している。
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ロシアにはもう世界覇権を握れる力はないし、欧州はドイツを筆頭にエネルギー供給をロシアの天然ガスに頼っているにも関わらず、NATOがロシアを最大敵視するのは奇妙な事である。
しかし米民主党を中心に米ソ冷戦思考が抜けず、また米ソ冷戦の構図で喰っている軍産学複合体が未だに残っているためである。
取り分け冷戦頭が残っているバイデンは、その象徴である。
漸く、西側にとってまた世界にとっての最大の脅威はロシアではなく中国であるという冷厳たる事実が浸透しつつあるが、まだ麻薬が抜けきれておらず屡々フラッシュバックしてしまっている。
<参考>
「インド・ロシア太平洋戦略」 対中国覇権枠組の拡大必要性
https://agora-web.jp/archives/2050656.html
さて、中国の習近平が2月の北京オリンピック後に台湾侵攻を行う事が懸念されており、ロシアと連携し、台湾・ウクライナ同時進行となる可能性も言われている。
習近平が毛沢東、ケ小平と肩を並べ歴史に名を残すためには、台湾侵攻、中国統一を成し遂げ国内求心力を高める事はほぼ必須条件であり、この危険な賭けに出る事は十分に考えられる。
そしてその時期は、北京オリンピック終了後、絶対的権力基盤を固める事が掛かる〇月の共産党大会、そして11月の米中間選挙で事なかれ主義で本質的に親中のバイデン政権が議会多数を失うまでの間が1つのチャンスだろう。
あるいは、プーチンにウクライナ侵攻を挙行させ西側の戦力と関心をロシアに引き付けつつ、台湾やアジア諸国、尖閣、沖縄への静かなる侵攻を倍加させ国際情勢を見極め次なるチャンスを狙うのかも知れない。
何れにしても、中露の不信同盟に楔を入れロシアを「インド太平洋戦略」に組み込まなければ習近平の世界覇権の野望を成就され世界はウイグル化するだろう。
日本は腰抜けバイデンの精一杯の打ち手である外交的ボイコットにも押っ取り刀で玉虫色ボイコットでお茶を濁している状況だ。
だが、NANOとロシアを仲介できる大国は日本以外にはない。
たとえ成就しなくとも、事後にも西側にパイプを持ちたいプーチンと、ロシアとの経済関係、エネルギー供給を念頭に米国のロシア敵視に半身の構えの欧州諸国に恩を売れるだろう。
習近平の戦略を絶対的に邪魔しない林外相等は論外で、岸田首相もよく見れば吉田松陰みたいな骨格をしているものの、クラゲの様に左右を漂い権力維持を図っている中では少なくとも表立って動けない。
であれば、岸防衛相、あるいはプーチンと話が可能な森音首相、安倍元首相、場合によってはその全員でロシアと接触させダメ元でNATO-ロシア間仲介を行ってはどうか。
習近平の世界覇権の野望を成就させぬよう、国際的大義を伴う長期的国益のため日本は打てる手は全て打つべきである。
佐藤総研 http://blog.livedoor.jp/ksato123/
- (最終稿)Re: 日本はロシア-NATO間を仲介し、ウクライナ台湾同時侵攻を防げ 佐藤鴻全 2022/1/06 01:15:40
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