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「世界中が注目!米FRB議長の講演」(ここに注目!)/櫻井玲子・nhk
2021年08月25日 (水)
櫻井 玲子 解説委員
https://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/300/453477.html
アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会のトップ、パウエル議長が日本時間の(8月)27日夜に行なう講演に、世界中の関心が集まっています。
櫻井解説委員です。
Q こちらのイラスト、FRBのパウエル議長が分岐点に差し掛かっているのを、大勢の人が見守っている様子ですね。
A はい。コロナの影響で景気が落ち込まないように、FRBが大量の資金を市場に流し込む量的緩和策。これをもうしばらく、そのまま続けるのか。それとも近いうちに規模の縮小を始めるのか。その手がかりを得たい、とみんな必死だからです。
アメリカでは、政府やFRBの政策の効果、それにワクチンの普及もあって、景気が上向き、物価も上昇してきました。ところが住宅価格の指数はこの1年で17%、中古車の値段も45%上がってしまい、FRBの政策がむしろ、人々を苦しめているのでは?と批判の声も、あがるようになったんです。
このため、先月末のFRBの会合では、参加者の大半が、年内に、量的緩和の縮小を始めるべきだと考えていたことがわかっています。
Q となると、近いうちに、「縮小」の道へすすもうとしているんですね?
A 市場関係者の多くはそのようにみていて、「いつ」それが始まるか、を探ろうとしています。ですが、ここにきて、デルタ株による感染拡大で、景気の先行きが再び怪しくなり、量的緩和の縮小を急いですすめるべきか、難しい判断になりそうです。足元では消費者心理を示す指数も、10年ぶりの低さにまで急落しています。アメリカ経済の動きは、日本をはじめとする輸出国はもちろん、世界経済全体に影響を及ぼすだけに、議長が今回どこまで踏み込んだ発言をするか、が焦点です。
Q そして、パウエル議長を見つめる人の中に、バイデン大統領もいますね?
A 議長の任期満了が来年2月に迫り、大統領がパウエル氏の再任を決めるか、にも関心が集まっています。
コロナへの対応を冷静に仕切ったと、一定の評価を得ているパウエル議長ですが、講演の内容とその反響次第で、人事にも、影響が出るかもしれません。
パウエル議長はこの難局をどう乗りきるのか。そのハンドルさばきに注目です。
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