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アメリカ政府の対ロシア攻撃に巻き込まれ、EUが苦境に陥っている(櫻井ジャーナル)
http://www.asyura2.com/21/kokusai30/msg/220.html
投稿者 赤かぶ 日時 2021 年 2 月 08 日 12:22:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

アメリカ政府の対ロシア攻撃に巻き込まれ、EUが苦境に陥っている
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202102080000/
2021.02.08 櫻井ジャーナル


 EUのジョセップ・ボレル外務安全保障政策上級代表(外相)がモスクワを訪問、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相と会談した。ボレルはアレクセイ・ナワリヌイを釈放するように求めたが、ラブロフに軽くあしらわれてしまった。

 ナワリヌイは2013年7月に横領で執行猶予付きの有罪判決を受け、翌年にも別の件で有罪になっている。これも執行猶予付きだった。この条件を破って出国し、今年1月17日に帰国、逮捕、収監されたのである。逮捕されるために帰国したということだろう。

 今年2月2日に懲役3年半が言い渡されたが、自宅に軟禁されていた期間が除かれるので、実質は2年半になる。執行猶予が取り消された理由は、ナワリヌイが昨年8月に許可を得ずに出国したことにある。その直前に彼は側近6名を伴ってシベリアを訪問していた。

 シベリアのトムスクからモスクワへ航空機で移動中に倒れて昏睡状態になり、シベリアの都市オムスクへ緊急着陸、そこの病院で治療を受けて回復したのだが、ナワリヌイの側近は彼をすぐドイツへ移動させ、そこから「神経ガス」キャンペーンが始まった。

 毒を盛られたと最初に主張したのはドイツ軍の研究機関。「ノビチョク(初心者)」なる神経ガスが使われたとも言われているが、その毒性は別の神経ガスVXの10倍だと宣伝されている。VXガスの致死量は体重70キログラムの男性で10ミリグラムなので、ノビチョクは1ミリグラムということになる。大変な毒薬のように思えるが、なぜか人を殺すことができない。

 この名称が登場したのは2018年3月のこと。GRU(ロシア軍の情報機関)の元大佐で、1995年にイギリスの情報機関MI6に雇われ、99年に退役するまでイギリスのスパイとして働いていた人物。そうした事実が退役後に発覚、2004年12月にロシアで逮捕された。2006年に懲役13年が言い渡されたものの、10年7月にスパイ交換で釈放され、それからはソールズベリーで生活していた。ロシアにとってもイギリスにとっても「過去の人」だったはずだ。

 MI6の元スパイが2018年3月、イギリスのソールズベリーで娘のユリア・スクリパリとノビチョクで攻撃されたのだが、ふたりとも死んではいない。ナワリヌイも死んではいない。最初にナワリヌイを治療したオムスクの医師によると、昏睡状態になった原因は低血糖。彼は糖尿病を患っていることから、糖尿病性ショックとも呼ばれる重度の低血糖が原因だと見るのが常識的だ。

 ところで、ナワリヌイはアメリカにあるエール大学の奨学生となり、同大学で学んでいるが、その手配をしたのはマイケル・マクフォール。バラク・オバマが大統領だった2010年8月、ムスリム同胞団を使って中東から北アフリカにかけての地域でアメリカ支配層にとって目障りな体制を転覆させるためにPSD-11を承認したが、その計画を作成したチームのひとりがマクフォール。​​2012年1月には大使としてモスクワに赴任するが、その3日後にロシアの反プーチン派NGOの幹部が挨拶に出向いている。2月に予定されていたロシアの大統領選挙に対する工作を指揮することが任務だったと見られている。

 ナワリヌイのシベリア訪問に同行した6名の中にマリーナ・ペブチフという人物が含まれている。ロシアの警察による事情聴取要請をただひとり拒否、8月22日に出国した。彼女はイギリスの永住権を持っているが、1987年にロシアで生まれている。ロシアでの報道によると、ナワリヌイの活動に合流したのは2009年で、その当時、イギリスの国会議員のアシスタントをしていた。

 2010年にモスクワ・ロモノソフ大学を卒業、現在はイギリスやオーストラリアで書店チェーンを経営している。彼女は反ウラジミル・プーチンの富豪、ミハイル・ホドルコフスキーやイエブゲニー・チチバルキンと親しく、資金的な後ろ盾はしっかりしているのだろう。

 ナワリヌイはビル・ブロウダーという人物から資金援助を受けてきたと言われている。ブロウダーはシカゴで生まれたが、ボリス・エリツィン時代にヘルミテージ・キャピトルをロシアで設立している。

 その商売で大儲け、富豪のひとりになる。エリツィン時代のロシアでは、ロシアの腐敗勢力と手を組んだ西側の富豪がロシア国内で資産を略奪して国外へ運び出していた。そうしたことのブラウダーも加担していた可能性がある。

 ブラウダーは2013年7月に脱税で懲役9年の判決を受け、ロシア当局は2017年10月にブラウダーを国際手配。それにアメリカ議会は反発、インターポールはロシアの手配を拒否した。

 このブラウダーをスポンサーにしているナワリヌイ。ロシア国内ではその正体が知られ、人びとに支持されていない。西側で「反体制派の騎士」に祭り上げられているだけ。ナワリヌイを使った工作は西側に向けられているのだろう。その工作で最も大きなダメージを受けているのはEU。西側で「反ロシア」の雰囲気を作り上げ、対ロシア戦を本格化させる下地作りをしているつもりかもしれない。



 

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コメント
1. 赤かぶ[116967] kNSCqYLU 2021年2月08日 12:23:43 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[15744] 報告

2. ぢっとみる[1800] gsCCwYLGgt2C6Q 2021年2月08日 16:04:02 : LLC16YRhF6 : ZGEwWi9qMFkwMms=[1214] 報告
> イギリスのソールズベリーで娘のユリア・スクリパリとノビチョクで攻撃されたのだが、ふたりとも死んではいない。ナワリヌイも死んではいない。

ノビチョクより、
ファイザーの方が“効く”らしい。

3. 2021年2月08日 19:00:44 : OknyoRTvyQ : dmlpLmg5bTI2bkE=[620] 報告
反ロシア 体を張って 受け狙い
4. 2021年2月08日 21:14:03 : mkwRbD2Wak : NlFUSjlzZHhUWGM=[3] 報告
ユダヤ教では、ユダヤ人の母親から生まれた子どもは、ユダヤ人になる。

ブロウダーの父親フィーリックスは、その意味でユダヤ人ということになる。

父親フィーリックスは、ユダヤ人女性と結婚してるので、彼らの子どもであるビル・ブロウダーは、ユダヤ人になる。

マイケル・マクフォールに、ユダヤ人の血が流れているかどうかは、確認できないけれど、彼のプーチン・ロシアに対する憎悪は、並大抵のものでなく異常だ。

マクフォールの名前の起源は、スコットランドである。

そして、スコットランドにも、沢山の隠れユダヤ人がいたと考えられる。

ユダヤ人とは、人種ではなく、ユダヤ教を信奉する家系の構成員のことを言う。

人種的に、古代イスラエル人の子孫と見なされるのは、現在のシオニズム国家イスラエルの国民より、むしろ彼らに迫害を受けているアラブ・パレスチナ人たちである。

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