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2月7日(日曜)に、NHK大河ドラマ「麒麟が来る」が最終回を迎えた。ドラマは、史実通り明智光秀の3日(7日)天下を描いて放映が終わった。
一方、前米国大統領のトランプは、1月20日に4年天下を終わった。
ここで無理を承知で強引に両者を並べてみたい。
ドラマの初回に印象的なシーンがある。
駒:「・・・その人は麒麟を連れて来るんだって」
光秀:「旅をして、良く分りました 何処にも麒麟はいない。・・・何かを変えなければ、誰かが。 ・・・美濃にも京にも 麒麟は来ない!」
筆者は、光秀は要するに足利幕府による(若しくは同様のテーストの)秩序再興を目指しており、信長の天下布武の理想と実力を認めつつも、最後はその強引さと残虐さに着いて行けなかったというように理解している。
さて、一方のトランプだが、軍産複合体、CIAとFBIを中心とした官僚組織、国際金融資本、左翼的指向勢力、主要メディア、巨大インターネット企業、中国との内通勢力との拡大複合体に対して無謀な戦いを挑み、志半ばで1期4年で敗れ去った。
筆者は、かつて9.11同時多発テロの数年後、まだイラク戦争が燻っている中、NY、ワシントンDCを旅した。
ホワイトハウス、キャピトルヒル、ワシントン記念塔、スミソニアン博物館等一連の施設を巡った後、アーリントン墓地を経てリンカーン記念堂に着き、次のような雑体漢詩風の歌を詠んだ。
「大義」
聖堂の対岸 小高き丘
整然と並ぶ 白石の墓標
願わくば王道たれ 祖国の政(まつりごと)
古来壮士 大義に死す
リンカーン坐像を眺め、当事泥沼に陥ったイラク戦争とアフガン戦争について思いを巡らしていると、直前に訪れたアーリントンの戦没兵士の霊が墓の中から出て訴えかけるような感覚に襲われ、自然発生的に言わば降りてきた。
戦争に行く以上、死ぬ事もあるだろう。また、傷痍軍人として障碍者となる事もあるだろう。それは軍人として覚悟の上だ。しかし、その戦に国家としての大義が無くてはならない。
その後何年か経って、イラク戦争の筆頭の開戦理由とされていたイラクによる大量破壊兵器の保有は、開戦当時から噂されていた通り無かった事が確認された。ここに軍産複合体と国際金融資本の思惑は無かったのか。
ドラマ「麒麟が来る」は、山崎の戦い後の光秀の生存について多少の含みを持たせて終わった。後に南光坊天海になったとの伝説は在れど、少なくとも歴史の表舞台からは姿を消した。一方のトランプは、復活を目指しまだまだ生臭い。
取り止めの無い文章となった。
天下りが約束された軍上層部と、中級以下の将校、下士官、兵士の志は根本的に違う。
英霊に恥じぬ大義は在るか、もしトランプの復権の可能性があるとすれば、畢竟その一点に係ると思われる。
佐藤総研 http://blog.livedoor.jp/ksato123/
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