http://www.asyura2.com/21/kokusai30/msg/195.html
Tweet |
2.9トランプ弾劾裁判開始 弁護団全員離脱も「余裕」なワケ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/284628
2021/02/02 日刊ゲンダイ
悠々自適のトランプ前米大統領(C)ロイター
トランプ米前大統領の弁護団が消滅だ。トランプは1月6日の議事堂乱入事件の責任を追及され、2度目の弾劾訴追を受けた。退任した大統領としては初となる弾劾裁判の本格審理が2月9日から上院で始まる。
ここにきて、指揮を執る予定だったブッチ・バウワー氏ら総勢5人の弁護団全員が離脱を表明。“そして誰もいなくなった”状態のトランプは今、弁護団の再結成を準備している。なぜ、こうなったのか。
「争点の違いのせいです」とは国際政治経済学者の浜田和幸氏だ。
「バウワー氏らはトランプ氏が大統領職を辞しているため、退任後の弾劾裁判の正当性を争おうとした。一方、トランプ氏は大統領選で大規模な不正があったという主張をするよう要請した。双方の方向性が一致しないため、5人全員が降りたのです」
浜田氏によると、ここに至った背景にはトランプが政治力を盛り返している現実があるという。暴動直後は“身内”の共和党議員からも批判の声が上がったが、この数週間で事態は一変した。
身内に脅しをかけ
大統領選でトランプは7400万もの票を獲得。Tシャツや帽子などグッズも売れ、人気は衰え知らず。来年の中間選挙を控え、批判していた面々を含む上院50人の共和党議員が保身に走ったのだ。
「トランプ氏は大勢の支持者を背景に、上院の共和党議員に『俺の弾劾に賛成したら、中間選挙で協力しないぞ』『おまえに投票しないよう呼びかけてやる』と脅しをかけているのです。その結果、この3週間でトランプ批判派の議員が再び寝返り、弾劾の決議に必要な3分の2の賛成はかなり難しい。また、バイデン大統領もヘタにトランプ氏を追い詰め、彼の支持者がまた暴動を起こすことを恐れている。だから、深追いする気はない。実際、先週土曜、ロスのドジャースタジアムで予定されていたワクチン接種は、極右勢力の妨害で中止に追い込まれました。弾劾される可能性がゼロに近いため、トランプ氏はフロリダでゴルフを楽しんでいられるのです」(浜田和幸氏)
日本と同じように、米国でも権力者は逃げ切るわけだ。
最新投稿・コメント全文リスト コメント投稿はメルマガで即時配信 スレ建て依頼スレ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。