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ロシアでのカラー革命の舞台稽古
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2021年2月 1日 マスコミに載らない海外記事
2021年1月27日
The Saker
South Front
悪名高いロシア反政府派指導者ナワリヌイ拘留を口実に、様々な都市で反政府抗議行動が全国的に起きた。
迫力に欠ける動員と大言壮語と暴力を広める不器用な取り組みが連中の特徴だ。抗議行動は、即座に、ワシントン支配体制に支持された。注目すべきことに、モスクワのアメリカ大使館は、非公認大集会の詳細な時間と場所を発表した。一部の西欧指導者は、暴力のエスカレーションを直接呼びかけた。
アメリカのジョー・バイデン大統領就任から、ほんの数日後に起きた状況丸ごと、計画された演技のようだ。ロシアは恐ろしいという物語は、既に長い間、アメリカ民主党や主流メディアが推進してきた。新政権の対モスクワ政策は、更にタカ派になると思われる。アレクセイ・ナワリヌイ拘留はロシアに対する更なる攻撃的行動の正当化に利用されるだろう。それは、アメリカの価値観と民主主義に対する、予測不可能で、和解できない外国の敵というイメージを培養するワシントンの狙いと完全に一致する。
彼がロシアに戻った際、アレクセイ・ナワリヌイも彼のスポンサーもチームメイトも支持者も、彼が逮捕されるのを完全に知っていたのは非常に明白だ。もし彼が少し前に帰国していれば、これは完全に避けられたはずだ。そうすれば彼はロシアで汚職と贈収賄のかどでの執行猶予条件を満たしていたはずだ。だが、それでは抗議する理由がないのだ。
ナワリヌイは自殺するつもりは毛頭ないと言って、偉大なネオリベの善への犠牲者として利用される、あらゆるシナリオの可能性を避ける劇的演説さえ発表した。
ネオリベを担うロシアの中核として、モスクワとサンクトペテルスブルグは最大の抗議行動を主催した。他の地域の抗議はずっと小規模だった。だが、やる気満々の、たゆまない中核があることを示して、極端な気温の中で抗議する人々さえいた。
だが都市の全人口に対し抗議参加者は見劣りし、見栄えのしない参加者数だった。
参加者数報告として、官憲は、わずか4,000人と推計し、一部は、少なくとも40,000人がモスクワに集まったと主張し様々だ。他の連中は、それら数値の中間だと言う。
サンクトペテルスブルグでは約5,000人が参加したとコメルサントは報じた。
大規模抗議があった他の都市には、エカテリンブルグ、ノボシビルスク、ウラジオストクとニジニー・ノブゴロドがある。
BBCロシア支社は、抗議が全国的に122の町と都市で起きたと報じた。
一般住民の中では、ほとんど摩擦がなかったように思われる。抗議参加者のかなりの部分は、おそらくお雇いだ。中心は、様々な失業した怠け者、流行に敏感な若い連中、リベラル派や様々な少数民族だった。大規模なソーシャル・メディア・キャンペーンの影響を受けやすい青年や未成年者が多く見られた。
警察暴力を主張する多くのビデオが公表された。全てのビデオが、人が警官に突進し、警官を襲撃しようと試み、お返しに拘留される同じ状況を映していた。
だが警官側にも抗議者側にも死傷者はなかった。青年や未成年者を巻き込んで犠牲者を出す試みは明らかだったが失敗した。
フェイク・ニュースも、この反政府キャンペーンの不可欠な部分になった。彼らは主にと官憲による殺害とされるものや、信じ難い逮捕者数に集中している。これらのメッセージは、中国人が経営するTikTokを含め、主流ソーシャル・メディアに積極的に支持された。ワシントンは、独立国家の地位が破綻したロシアを見たがっているが、北京も、クレムリンに対して、共同プロジェクトにおける自身の立場を強化するため、状況につけこむのを嫌がっているわけではない。結果的に、物語は「政治的迫害」として構成される。
「魔女狩りだ」と最も大声で言っているのは、その政権が、支配体制のネオリベの狙いを支持しないことに対し、国民の半分にあたるトランプ支持者を「国内テロリスト」「ファシスト」と呼んでいるアメリカ合州国だ。
抗議行動が成功しなかったが、これはただの舞台稽古だった。それはロシアの安定性に悪影響を及ぼし、国家の地位を危険な状況に陥れる大規模キャンペーンへの道を開くために使われているのだ。
次の議会選挙と11人の知事選挙を含むロシア総選挙期間である2021年9月、不安定化の試みの強化が予定されているように思われる。リベラルな野党は既にスポンサーの野心を実現するため、子供さえ犠牲にする準備ができているのを証明した。ロシア政府が予防策をとらなければ、この連中はロシアの地政学的敵から大規模支援を容易に見つけるだろう。次回の計画的反政府抗議行動は、産業大惨事やサイバー攻撃やテロ攻撃とさえ「偶然に一致」しかねない。
記事原文のurl:https://thesaker.is/dress-rehearsal-of-color-revolution-in-russia/
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