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2021年1月6日、トランプ大統領は大衆に結集することを呼びかけ、集会を開いた。大衆に向かって選挙が不正であることを演説した。トランプ大統領の顧問であるジュリアーニ弁護士らトランプ陣営も演説を行った。
集会後、大衆はデモ行進を行ったが、一部の群衆がアメリカの国会議事堂を取り囲み、議事堂に突入して、死亡事件が発生した。トランプ支持者とされる4人が死亡した(治安部隊に銃を撃たれた1名、発作などにより3人が死亡、警察官がデモ隊から攻撃を受け負傷後死亡、計5人が亡くなった)。
この時、議会では大統領選挙に不正があったのかどうか審議中であった。事件発生後、デモ隊及びトランプ大統領は、「民主主義の破壊行為」「反乱行為」を行ったと非難された。民主党からはトランプ大統領の弾劾が提出された。
酒井吉廣教授は、この事件の不審な点を明快に述べている(JBpressより)。
@ホワイトハウスのデモ隊を誰が議事堂に先導したのか。
A議事堂の周囲には警戒態勢が敷かれていなかった。通常、デモ隊が活動する時は議事堂の周囲にバリケードを作る。警察官は、なぜバリケードをのけたのか。
B議事堂のドアは、内からも外からも鍵でしか開けられない。デモ隊には開けられず、ドアも破壊されていない。誰が開けたのか。
C警官が武器を持たない女性を突如撃ったのはなぜか。
Dデモ隊の乱入事件を理由に、何人もの共和党議員が選挙への異議を唱えなくなった。
これに、筆者の見解を付け加える。
@→トランプ陣営は議事堂を占拠せよとは指示していない。議会では不正選挙の審議が行われており、バイデンが大統領に就任する前に国会で審議できる唯一の絶好の機会を失った。この審議の中身次第では、トランプが合法的に再選される可能性があった。国会の審議中でのデモ隊の突入は、トランプ陣営を著しく不利にすることは明白だ。百歩譲って、暴動がトランプ支持者によるものと仮定しても、本当のトランプ支持者ならば、議会の審議でバイデン当選が確定後に、このような決議への抗議活動を活性化しなければならない。トランプ陣営は事前に法廷闘争を主張しており、この戦略を台無しにする者は、自称トランプ支持者といえる。
A→警備員が、デモ隊が議会に近づけるようにフェンスを開けた映像が流出している。通常、国会会期中、大勢の警備隊が議事堂を警護している。また、危険な状況の時には州兵の援護を求めるが、今回は州兵を要請していない。トランプ大統領は戦略的に国会審議中のデモ隊の暴動を望んでいない。トランプ大統領が警察官にデモ隊に配慮するように指示したとは考えられない。警備が薄かった点は、この時の警備担当者の責任である(しかしながら、責任を問う声は皆無)。
B→流出した映像を見る限り、警備隊が、デモ隊が国会に侵入しようとするのを必死に防ごうとした様子はない。なぜ、デモ隊が議事堂の入り口扉まで容易に近づけたのか。暴動が起こるのなら、議事堂の敷地内から起こるはずであり、警備不十分であった点は否めない。警備隊がデモ隊を誘発したと捉えられても仕方がない。
C→過剰防衛であり、最初に威嚇射撃を行うなどの適切な処置を取っていない。デモ隊への警告やデモ隊に襲われてもいない内からいきなり銃撃するのは、それまでの寛容な態度とは180度異なる。銃撃を行った警官の責任を問う声はほとんど見られない。
D→デモ隊の乱入事件と選挙の不正問題は本質が異なり、不正選挙に異議を申し立てることができる唯一の公的機会を失ってしまった。また、一度審議を止めて、治安を取り戻してから会議を再開すべきであったのに、なぜ、審議を急いだのか。少なくとも、議員が激しく動揺してしまえば審議が十分にできず、この状況で審議を強行したのは判断ミスといわざるをえない。
これらの不審な点を追求しようとするのがマスコミの役割だが、そのような様子も気配もない。トランプ大統領の横暴を批判するばかりである。百歩譲って、トランプ大統領の行為を批判するのは自由で構わないが、それと選挙に不正があったかどうかは別問題である。国会での民主党の弁論は不十分であり、選挙が公正であったことを証明するのに不十分であった。審議が異例の長時間になり、これだけでもマスコミは選挙に不正があったのかどうか検証すべきことがらである。「民主主義としてあるまじき行為」は、暴動と選挙の不正、両方であり、両方の検証を欠いた主張は公正とはいえない。(後半に続く)
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