http://www.asyura2.com/21/iryo8/msg/485.html
Tweet |
米国のオピオイド乱用は、日本ではあまり報道されないので、知らない人も多いかも知れないが、
新型コロナワクチン禍を考える上でも重要な問題である。
オピオイド(opioid)とは、ケシの実からから得られる天然由来の有機化合物と、
そこから生成される化合物の総称で、モルヒネ、オキシコドン、フェンタニルなどが含まれる。
とくに問題になっているのはオキシコドン(商品名オキシコンチン)で、製薬メーカーが
依存性がほとんどないと宣伝し、医師をリベートで巻き込み、簡単に処方できるようにした。
そして、腰痛などに悩む患者にどんどん処方した。
患者は、何ヵ月も服用を続けるうちに、すっかり依存性ができてしまう。
そのうち医者から処方を止められるが、すでに中毒状態になっており、禁断症状が苦しくて耐えられず、
麻薬密売人のところへ通うようになる。
麻薬とは無縁だった人が、気づくと中毒患者になっているのだ。
そして、さらに効き目の強いフェンタニルなどに手を出す人もいる。
過剰摂取で命を落とす人も少なくない。
昨年、フィラデルフィア・ケンジントン通りの麻薬密売人、中毒者を隠し取りした衝撃的な動画が
話題になった[1][2]。
異様な姿勢で道端にたたずむボロボロの中毒者を見て、
「こうはなりたくない。こんな風になったら人間終わりだ」
と誰しも思うだろう。
おそらく、この動画に映っている彼らの何割かも、そう思っていたはずだ。
それが、医者の処方する薬を飲んだだけで、気づくと中毒者の群れの中にいる。
これほど恐ろしいこともないだろう。
オピオイド問題に関しては、全米で2000件以上の訴訟が起こされ、
製薬会社に巨額賠償を課す和解案や判決が次々と出ている[3][4][5]。
オピオイド問題の主犯格、米製薬大手パーデュー・ファーマは破産に追い込まれた[6]。
政府、製薬会社、医療機関が癒着し、患者をくいものにして金をボロ儲けするという構図は、
新型コロナワクチンも全く同じである。
このように製薬会社がやりたい放題の米国で、新型コロナワクチンも開発、(緊急)承認
されたことを、片時も忘れるべきではないだろう。
(関連情報)
[1] 「Streets of Philadelphia, Kensington Avenue, What’s going on Monday, July 26 2021.」
(同上 10分54秒 2021/7/29)
https://www.youtube.com/watch?v=YB6gwOBClwE
[2] 「Philadelphia Kensington area, Getting Worse, Tuesday, May 18 2021.」
(kimgary YouTube動画 22分58秒 2021/5/19)
https://www.youtube.com/watch?v=pFup1oUy9r8
[3] 「米オピオイド訴訟、680億円支払いで和解 医薬関連会社と先住民」 (AFP 2022/2/2)
https://www.afpbb.com/articles/-/3388154
[4] 「米オピオイド訴訟、2.9兆円で和解案 企業と自治体」 (日経新聞 2021/7/22)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN21F610R20C21A7000000/
[5] 「米オピオイド訴訟で大手4社が2.6億ドルで和解、審理取りやめ」 (ロイター 2019/10/21)
https://jp.reuters.com/article/opioid-idJPKBN1X01Q6
[6] 「米富豪サックラー家の製薬会社パーデュー解散へ、オピオイド危機で」 (AFP 2021/9/2)
https://www.afpbb.com/articles/-/3364477
最新投稿・コメント全文リスト コメント投稿はメルマガで即時配信 スレ建て依頼スレ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。